絶頂野郎の活動報告


勝手にGP #2(柳井第2戦)
絶頂:★★★☆☆
日時:2002.05.19
場所:柳井



シリーズ2戦目を迎える『勝手にGP』、次なる戦場は柳井である。
サーキットの歴史はカナリ古く、レース全盛初期の頃から存在するのではなかろうか?
レース1週間前にライセンスを取得し、初走行を試みる・・・

5/11 1週間前練習〜
ライセンスの手続きを済ませると早速走行準備に取り掛かる。
ココは8時〜11時までの3時間程しか走行枠がないのだ。午後はカート枠となっている。
広島からイックーや地元のイサオ選手も到着、経験者の走りを参考にしつつコース攻略を急がねば・・・

コースインして先ずは路面状況の確認・・・うお!
聞いてはいたが、予想を越える荒れっぷりか!?1コーナーはウネルように上り、2コーナーのアスファルトはカートに削られている。
最終のS字も各所が削られている。路面状況が気になりナカナカ走りに集中できない。
タイムはお粗末なモノで、経験者を参考にするレベルではないか!?
柳井初心者に混ざってモクモクと周回を重ね、慣れる事から始めよう・・・

エキスパートクラスの目安は38秒を切る事、そして上位となると37.5秒辺りか!?
38秒の後半〜9秒を行ったり来たりしながら各コーナーのポイントを探る・・・
ファイナルは標準的なセット、キャブセットも悪くはない。ブレーキとアクセルの加減をみながら徐々にタイムアップ。
38秒フラットまで詰めたが、そこから先はどうしたものか・・・煮詰まったまま練習枠は終わってしまう。

足回りか・・エンジンか・・・それとも人間か!?
しばし頭を抱えるが『ラーメン喰い行こう!!』とイサオ選手、レース仲間のNさんのお店へ繰り出した。
イックー・イサオ・男爵とカウンターに並び、走りについて熱いトークが弾ける。
ヘルメットを被ったまま登場した店主のNさんは出前帰りなのだろうか?しかし平然と調理もしている!?
これがNさんの調理スタイル?帽子に換わるヘルメット・・・確かに悪くはないと思うのだが・・・
焼き豚とスタミナ焼がビールの空き瓶を量産していく。
ふと顔を上げると満面の笑みのNさん、お!ヘルメットスタイルは男爵の思惑違いだったようだ。
とどまる事を知らぬかのように飲んだくれ肝心のラーメンを喰い忘れつつも、やる気だけはみなぎる男爵!?明日は8秒の壁を破るぞ〜!!

5/12 練習2日目〜
本日はサトル君や樋口選手もお目見えである。特に初走行の樋口選手が気になるトコロ・・・
しかし、今は人の事より自分の事で手一杯、今日のウチにドコまで詰められるか!?
走行時間を迎え、キャブセットやファイナルを変更しつつ黙々モード突入。
走行ラインも色々と試しながら・・・しかし、高回転でイマイチ吹けないエンジン。
キャブセットを変更しても一向に改善されない。騙し騙しの走行ながら8秒の走行が続く・・・
気合一発で奮起してみると7.99秒!?うーん確かに8秒切りだが、コレじゃ7秒台だなんて言えないわな〜(汗)
不甲斐ない高回転域の感触はピストンの使用限度を超えた為だと決め付ける事に。次回までに交換しておこう・・・
で、樋口選手はと言うと・・・やっぱ出てますねタイム!こりゃー格が違うわ!


5/18 前日練習〜
Fフォークとピストンの整備を済まして柳井入り。高回転の伸びきりが良くなっていることを期待。
ナラシの走行から徐々にペースを上げ様子を探る・・・タイムは8秒フラットまで詰めるが、やはり高回転でバラつく!?
んーこりゃプラグか?380円のスタンダートじゃダメ!?気温も高く熱価が合っていないのかも知れないが・・・
美祢用(クロスミッション)のエンジンに付いているデンソーイリジゥムと交換してみる。
と、ストレス無く吹けきるエンジン!ありゃー高いダケの事はあるね。最初からケチるんじゃなかったよ。トホー

プラグ交換が効きタイムは7秒後半で安定する。
もうひと頑張りしたいトコロだが、バンピーな1コーナーを押さえるのがキツクなってきた。
これ以上はリスクが高すぎ、ラインを外した時のリカバリーでロスする事も・・・
さてさて・・・少し考えてファイナルを1丁ロングに変更。1コーナーは1段落として4速で回ってみる。
ん〜良い感じ、トラクションを強くかける事で悪路の恐怖感も薄らいだ。タイムも若干詰める。なんとかサマになってきたぞ!!


勝手にGP 第2戦 柳井

明方まで雨が降っていたが、日が出る頃には雨雲も去っていったようだ。
開幕戦同様、水溜りの除去作業から始まる。
午前中に詰め込まれたスケジュールに追われるかと思いきや、フレッシュマンクラスは不成立のようだ。
エキスパートの1クラスのみとなって時間的にはのんびりムード。しばらくすればコースも乾くだろう。
んがエントリー台数は12台、うち勝手にGPライダーは9台。
去年は両クラス開催でそこそこ台数が居たと思うし、通常の練習走行でも見かけるのだが・・・レースに出場する人が少ないのが気がかり。

車検とブリーフィングを済ませ、練習走行に入る。
新品タイヤを用意しているにも関わらず、イックーに貰った中古タイヤでこのレースをやり過ごす事にする。
路面は完全に乾いているふうでもなく、確認しながら体とマシンを暖める程度。

ここ柳井のレース方式は各自1台づつの1周タイムアタック→予選レース→決勝レースである。
皆が見ている中でのタイムアタックは緊張しそうだよなー
発電機とタイヤウォーマーで準備万端の連中が自身満々に見える。
日が差し、コースコンディションが刻々と変化する微妙な時間帯、高橋選手からタイムアタックが開始された!!

次々とコースインして行き、好タイムが記録されていく・・・1周でベストに近いタイムが出せるだろうか!?
不安に包まれたまま男爵がコースイン、浮き足立った完熟走行から計測開始!!
リズムに乗れないまま1コーナーをクリアしアクセルを煽って集中を試みるもドタバタの2コーナー。
迷いを振り切るように進入した3コーナーでフロントからスリップダウン!!・・・・全てが空回りのタイムアタックが終わる。もちろん最下位。

予選レース
幸いマシンにダメージはなく、予選レースに支障はないが・・・イケテないよなー
ま、最後尾スタートな訳でこれ以上落ちる心配はなし。開き直ってスタートを待つ。
予選レースは15周、最後尾のグリッドに着いて一呼吸。日章旗が振り上げられスタート!!

前車の集団に潜り込んで1コーナーを目指すが、激しいポジション争いにやや気後れ。
目の前に居た樋口選手は他車と絡んで1コーナーアウトにはらんで行く。
1コーナーを抜けたトップ集団は2コーナー前でブレーキング競争!!っとバランスを崩したままの山根選手が転倒!他車も巻き込む!
混乱に乗じてポジションを上げ5番手付近まで上げたか!?前車と等間隔で予選レースが展開する。
んが、序盤に離脱した樋口選手や兼重選手に交わされ徐々に後退・・・背後には中上選手。
37秒台後半ながら精一杯逃げ15周を消化、7番グリッドを確保。

決勝レース
コースインして12台がグリッドに並ぶ・・・と、手を揚げるスターター!?おっと、選手紹介もウォームアップもナシにスタートだっけ??
容赦なく日章旗を振り上げるスターター!!ひぇ〜〜〜!!
バビーンとスタートし、例の如く1コーナーのポジション争いは必死!!
序盤の混乱で抜け出さないと後に響くが・・・この混乱に乗じてポジションを上げたのは予選レースて転倒し最後尾に落ちた山根選手!!
抜かれたかと思うと一気に前方へ!かぁ〜〜〜!!
目の前はサトル、イックー、中上とお馴染みの面々。面白そうにバトルを展開しているが・・・目の前なのに追い付けない!!
仲間ハズレにされたままレースは中盤。トップのイサオ選手は怒涛の逃げ、誰も追いすがれない程。2位は中村選手だ・・・んが!?
最終のS字でミスったか?単独で転倒し復帰するも樋口選手に追い付かれ、しばらく押さえるもエンジントラブルで停車。
と、今度は1コーナー立ち上がりで兼重選手が転倒。地元勢が自滅していく・・・
決勝レースは25周、あまりにも好調でトップを独走するイサオ選手、男爵の後ろから迫ってくる勢い。ありゃー周回遅れにされちゃうよ!!
逃げるように気合を振り絞ってチェッカー!!

決勝結果:7位

上位の自滅によってなんとか7位で踏み止まることが出来たと言った感じ・・・
タイムを詰めてくると、どうしても不満の出てくるフロントサス。妥協し、誤魔化し、開き直って諦めてはいたが・・・
この面々相手に中途半端では勝てない。この面々相手に全てをぶつけてみたい。うぐぐぐぐぐ燃えてきたぞ〜〜〜!!!
後半戦へ向けて何か策を練らねば!!!


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