絶頂野郎の活動報告


ナチュラシリーズ第4戦
絶頂:★★☆☆☆
日時:2001.09.02
場所:ナチュラ



山口県からクロネコ便が届く・・・中身はNSR-Miniのクランクケース(L)である。
Miniのオーバーホールで生まれた遺物で、ナチュライダーのプヨさんかの贈物だ。
もちろん使用限度を超えたと判断して交換されたパーツなのだが、絶頂号のクランクケースより程度が良いのは明白である。
良いものを貰いましたよ。RSと打刻されたエンジン番号だけでも馬力アップ!!

さて今回のナチュラ第4戦、このお宝を活用しないテはないのだが・・・誰がエンジンを組むか!?
熟練者に頼みたいトコロではあるが皆さん忙しそう。先日TZ250のクランク交換を自らやってみた経験もあるし・・・自分でやるか。
しかし時間がないぞ!?必要なパーツが揃った時はレース直前である。
趣味を優先するサラリーマン男爵は迷う事無く有給を取る事に・・・よい子は真似しちゃダメだよ!

レース前の金曜日、午後から有給を取ってタミヤでNSRのエンジンを下ろし始める。
しかし頼みのメカ(Hさん)が急用で今日はお休みだとか・・・困った。サービスマニュアルも無いのに。
片っ端から分解してってクランクのお出まし、散乱するボルト類パーツ類・・・果たして元に戻るのだろうか!?
クランクのサイドベアリングは工具が無いので取り外し不可、HOHへ行って店長にお願い。
高そうな工具で外してもらい工賃は笑顔で誤魔化すパターン、毎度ありがとうございます。テレビCM(広島ローカル)は正座して見なきゃ!!

取り外されたベアリングを見てみると・・・L側のベアリングは見事に回っているようだ、R側は内側が焼き付いている。
Miniのクランクケース(L)に新品のベアリングを打込む・・・って圧入のはずだがコロンと抵抗無く入る。
まぁしかたないか、コレだからプヨさんは交換したのだろう。ココは気にしない事にする。
R側はシッカリしてるようでベアリングを圧入・・・って言うかハンマーで叩きこむ!!(←いいのか?)
ミッションを入れ直して・・・ってバラけてうまくいかない。カセットミッションじゃないと面倒だね〜

各部シールパッキンは注文して手元にあるのだが、すっかり日も暮れてきたので見なかった事にする。
オイル漏れがあったらやり直しなのだが・・・
クランクを引っ張る工具(名称不明)を使いケースと合わせる。ケース両側とも力加減不明。
さて、ケースが合わさったらクランクのセンターを出すらしいのだが・・・既にシールパッキン入ってるしなぁ・・・
手でクランクを回してもスムーズに回ってるのか抵抗が掛かってるのか分からない。とりあえず適当に叩いておく。

ローターにクラッチを取りつければ・・・おお!ボルトが余る事無く組みあがったぞ!!
マシンにエンジン乗っけて終了!!!
どんなエンジンに仕上がったのか!?今より悪くなる事はないと自己暗示はバッチリ。タイムアップは確実だね!

9/1 レース前日
サトルと共にナチュラ入り。サトル号は電気系のトラブルも解消され弘楽園でも好調のようだ。
ナチュラの前戦では37秒中盤を記録している、今回からニューチャンバー投入で6秒突入となるか!?
カンゴの方は37秒後半、ニューエンジン?投入で・・・って言う前にマトモに走れるのか!?

ピットにマシンを下ろしているとお馴染のナチュライダーも到着・・が、見慣れぬスーツ姿の面々も到着?
本日はナチュラサミットか?2階の講習会場で会議でも開いているようだ・・議題はナチュラサーキットの活性化か!?
何やら議決されたようで拍手が響き渡る、ナチュラ活性化ならば賛同しなければ!ピット一同拍手で応える。(って言うか議題は不明)

午前中の走行枠から練習開始、絶頂号も無事エンジンが掛かって一安心である。
さて変化は?
お〜!コースを一周もしないうちに振動のなさに驚き!!
スムーズに回るエンジン、太いトルク!!これだよこれ!!俄然やる気が出てきたぞ〜!
はやる気持ちを押さえながらナラシ程度でコースを周回する。サトル君も練習を始めたようだ。
一旦ピットへ戻って各部チェック、オイル漏れも無く至って順調のようだ。気合を入れてコース復帰。
今度は身体をナラシながら周回、すぐさま38秒から37秒に入り身体の方もまずまず。
プヨさんが先導してくれて練習にも身が入る。

午後も練習続行、ナチュライダーは整備を始めている。サトル君との練習は続く・・・
午後はラインのチェックをしながらの走行、身体を起こしてリズミカルに周回する。
しかしコレが思ったよりイイのだ!タイムはベストを更新しつつ37秒中盤まで上がる、その後も中盤ペースでの走行が続く。
上半身を起こした事で肩の力が抜けたか?マシンが安定し、このペースでも危なげない。
上半身を起こして走るサマは『流している』ように見えるらしく、追いつけないサトル君は焦っているようだ。
上機嫌で練習を切上げマシンの整備に移る。サトル君は1人走行を続ける・・・

さて、整備と言ってもやる事はタイヤ交換とビールを飲む事くらい。
しょうがないなぁ、ビールから行くか(笑)
サトル君の練習風景を見ながらグビグビ・・・お!?突然キレが良くなったぞ?
先にビール飲んでるのバレたか?1周毎に0.1秒づつペースUPしながらの激走!!ベストを37.3秒まで上げて終了〜!
そんなにビール飲みたかったか!?

タイヤ交換をしているとチェーンに引っかかりがある事に気がつく。
チェーンが使用限度を超えてしまってるのだろうか?いや、ミッションの方から異音がするぞ!?(汗)
ニュートラルのハズだが、ゴゴゴ・・と引っかかりがある。そう言えばエンジン組付け時にミッションがバラけたな・・・
ギア間のワッシャ―の位置でも間違えたかも知れない。う〜むむむむ・・・困った。
しかし走行中は各ギアともスムーズに回ってるし、致命的なミスではないらしい。とりあえず今回は見なかった事に・・・

整備が一段落した頃にはナチュラ閉門の時間である。つい最近までの記録的な猛暑がウソのように肌寒い夕刻。
標高が400mを超えるナチュラでは日中でさえ25度に達していないかもしれない。随分と過ごしやすくなったもんだ。
さて、ナチュラでは3度目のレース前夜であるが、今宵も『ゆめ』→『温泉の森』とお決まりのコースである。
『ゆめ』とは湯田温泉のメイン道路に面し、数々の飲食店の中にあってナンとも味のあるスタイルで営業しており、
店内に立ちこめる煙と変色した壁紙が何も言わずとも焼肉店の王道である。
焼肉セット+ご飯+生ビール、食後のラーメン。至福の時を過ごして身も心も満腹!!2人で5千円とは安いね!
近くには有料の駐車場しかないが、清算時にサービス券がもらえるので実質無料である。さら地なのでハイルーフもOK。

汗と焼肉のニオイを身体に染み込ませたままでは、幾ら疲れているとは言え寝られないよね。
『ゆめ』から西へ2ブロックほど移動すると『温泉の森』。サウナからジャクジー、露天。垢すりやマッサージコースまである。
入浴料は千円、髭剃りは無料なので受付で貰っておこう。
外の空気が冷たく感じるこの季節の露天風呂は最高である。深夜0時まで営業しているのでシッカリと長湯をしよう。
さっぱりしたら2階へ移動、休憩室や工場直送のビアカウンターでくつろぐのもアリ。
畳の休憩室も混雑しておらず、大の字になって寝転がっても迷惑がられる事は無い。閉店まで堪能するしかないね!


9/2 ナチュラシリーズ第4戦

8時ゲートオープンと共に昨日と同じピットを確保、今日は午後からバイクの走行会があると言うが・・・朝集まったバイクの数が少ない。
それもそのはず、今回のエントリーはフレッシュマン6台、エキスパート5台だとか。ちょっと寂しいやね。
練習不足で地元ナチュライダーのエントリーが減っているようだ。んが!?まてよ、エキスパートにSwitch!こと島田選手の名が無いではないか?
本人を捕まえて事情聴取!!、ふむふむ・・・思うようにタイム出ず調子が悪いとかで今回もフレッシュマンへエントリー・・・か。残念。
しかし、調子が悪い割には表情が明るいのはナゼ!?裏があるな・・・と思ったら!!(Switch!さんへ、野望が達成されたら焼肉ゴチになります)

選手受付と公式車検とスケジュールは過密、ゲートオープンが8時と言う事もあり、前日に整備は終えてないと無理である。
早々と済ませてブリーフィング、参加台数が5台の為章典は2位までらしい。
少ないと言えど、絶頂を除いた3名はナチュラのトップライダーである・・・こりゃ厳しいわな。追走するには6秒台が必須だ。

9時からフレッシュマンクラスの公式練習が始まっている、上位のタイムは7秒後半・・・
気温や湿度のデータはないが、まだ午前中であり昨日よりは涼しげ。とりあえずMJはそのままで108番を使用。
エキスパートの公式練習が始まる。新品タイヤの皮むきも兼ねてジックリと周回。
昨日のリズムを思い出すように7秒中盤まで行った所でピットイン。予選は5分しかないので練習で調子を掴んでおかなくてはならない。

気合が空回りしたせいかも知れないがエンジンのツキがタルく感じられた。
予選はMJを1ランク絞って105番を使用。

EXP-予選
最初から全開で行く!すぐさま37秒に入るがなかなか詰められない。上位2台はあっという間に6秒台を記録している。
エンジンは回転こそ軽くなったがトルクまで細くなってしまった。各コーナーで半クラを使用し前へ押し出す。
5分はあっと言う間、37秒中盤までは行けたか?

予選結果:5位(37″4)自己ベスト更新

トップ2台は36秒フラットと突き抜けたタイムである。3番手から37秒台・・・決勝では3台の3位争いとなるか?
ちなみにサトル君は4位(37″3)
予選の感触からNJのクリップを下段にしてトルクを稼いでみる。(もちろん直感でデータなどない)

EXP-第1レース決勝
ウォーミングアップ、サイティングラップともにユックリと周回し、エンジンの調子はイマイチ掴めない。
決勝グリッドにならんでシグナルを見つめる・・・グリーン!!
クラッチミートはまずまず!んが、1速が一気に吹けあがり2速へのシフトアップが遅れてしまった。
それでも4位のサトル君を押さえて1コーナーをクリア、序番の混乱に気を付けながら・・・!!あっと早くも転倒だ。
走り始めて気がついたが、エンジンのフィーリングが変だ!?
キャブを触ったのは失敗だったようで、ギクシャクしたままコーナリングが安定しない。
5コーナーで一気にフロントを滑らせアウトにはらむ。すかさずサトル君に交わされ最後尾となってしまった。

トップの大和選手が逃げ、3台で追走の展開。
予想通りの展開となってきたがぎこちないアクセルワークで綱渡り状態。
遂に6コーナー進入でスリップダウン。コース復帰するもハンドルが曲がってしまってるようで・・・終了〜!!

第1レース結果:リタイア

サトル君は終盤のミスで3位後退となりそのままチェッカー、しかしレース中に6秒台を記録しベスト更新である。
さて、失敗だったキャブセットだが・・・第2レースはMJ:108のNJ:中段で行く。105番の中段も良いのだが半クラが苦手だからだ。

EXP-第2レース決勝
決勝グリッドは4番、レッドシグナルを見つめて・・・・・・・・・・・って長いな!?
5番グリッドのマシンが待ちきれずに飛び出したトコロでグリーン!!
最後尾で1コーナーをクリア。曲がったハンドルは修正したが転倒の後遺症か攻めきれない。
トップ2台は快走し、3番手争いにも離され単独での走行となる。
タイムは8秒から詰められず情けない走り。今更リキんでも仕方ないので気持ちを切り替えて周回する事に。
前車には離される一方だが、7秒中盤までペースが上がりチェッカー。サトル君は3位争いを制したようだ。
んが、2位でチェッカーを受けたマシンはフライングだったようで1周減算のペナルティーだそうだ。
繰上げで2位にサトル君、タナボタだが6秒台の熱い走りで入賞だ!!くぅ〜ウラヤマしい・・・

第2レース結果:4位(37″6)

今回のニューエンジン(?)投入は成功であったが、詰めが甘かったようだ。
サトル君はチャンバー変更で大幅にベスト更新、ナチュラ訪問3回目で6秒台とは・・・凄いよなぁ。
誰よりも遅くまで練習している成果はあったようだ。見習わなきゃね!
そして観戦組にカジタレーシングの姿も、コースの印象も良かったようで今後の参戦にも期待がかかる。

最終戦は11月11日、施設も路面もコースレイアウトも、そして夜も絶頂なサーキットを走らないテはないよね!
遠征可能な方は経験されてみてはどうですか!?

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