絶頂野郎の活動報告


モトバスター2000、4時間オープン耐久レース
絶頂:★★★☆☆
日時:2000.10.15
場所:MINE



MINEサーキットで開催されるモトバスター、スプリントのシリーズ戦とは別に恒例の4時間耐久レースがある。
参戦マシンはオープン、小排気量からモンスターマシンまでイロイロ・・・2年目となる今年も多数のエントリーが予想される。
圧倒的なパワーでストレートを爆走するビックバイクvs軽量な車体で泳ぐようにコーナリングする2ストマシンも見所!?
我が『絶頂ONぼろ〜にぃ』はNSR250で参戦!絶頂コーナリングでビックバイクに勝負を挑む!!
耐久ペアはサトル君、長年GP125で戦ってきた彼だからSPマシンのスピード&コーナリングにも対応できるかな・・・と期待。
9月の走行会にてNSR初試乗。しかし悪天候により満足な結果は得られていない・・・
練習枠が無いまま、気が付けばレース一週間前。残された時間で絶頂号を乗りこなす事ができるのか!?

10/9 一週間前練習

週末になると天気が不安定になるこの頃・・・MINEに出発する夜、すでに雨が降っている。
天気予報によると明日の日中には上がるとか。明日は7本も2輪の走行枠があるので、雨さえやめばなんとかなるだろう。
さて、明日はサトル君の猛練習デー!!しかし西に移動するにつれ雨は激しさを増してゆく・・・

ゲート前で朝を迎える。まだ少し小雨が降っている・・・
水浸しのピットへ荷物一式降ろして・・さてどうしよう。路面はウエット、しばらく乾きそうにもない。
先日、耐久用にキックギアとペダルを装着したが、ミッションオイルはまだ入れてない。
クェーカーステートを注入し、各ボルトをワイヤーで留めて・・OKかな?

水と燃料を入れて、キックを数回・・数十回・・ふぅ疲れた〜
ギアを組間違えたかな!?っと心配になる頃。ポテテテ〜〜と頼りなく目覚めた?いや、片方が死んでる。
しばらく間を置いてもう一度。バラン、バン、バン・・・あ、コレコレ。とりあえずキックはOKだな。
でもプラグが終わってるカモ知れない。

10月に入ってすっかり冷え込んできて、気温は20度前後。
とりあえずC針をB針に替えて様子を見てみる・・・ん〜よくわからん。メインは188/190
しばらく乗らないとすぐに忘れてしまう。まぁ9千回転くらいでは落ち着いてるのでヨシとしとこう。

1本目〜
車の走行枠が終わって路面も乾いてきた。ムラサキNSRにまたがって、緊張気味にサトル君がコースイン。
結構な台数がコースインして行ったようだ。早速タイム計測開始。
コースインしたマシンが集団でストレート前を通過していく・・・あれ?サトル君は・・・居た。
どうもムラサキ号は目立たないな。これじゃピットクルーが見逃すかも知れない。蛍光のカッティングシートで目印を付けるかな。

サトル君のタイム・・・1分49から50秒台。おかしいなぁ、タイムが縮まる様子はない(汗)
そうこうしてるとピットイン、特に問題はないようだ。タイムを伝えて一呼吸置きコースイン。
今度はパドックの裏でサトル君の走りを観察。
2コーナーの立ち上がり>ココは問題なさそうだ。
3コーナー>あれ、進入でシフトアップしてるな?回転が上がらず安定しない。立ち上がりも頼りない。
便所裏の進入>あ、シフトダウンが手前過ぎる、進入手前でブレーキングも終わってるのでフロントが浮いている。立ち上がりも惰性で次の切り返しも頼りない。
なるほど、タイムが出ない訳だ。

絶頂NSRは進入で思い切りフロントを使ってやらないと、てんで曲がらないし安定しないのだ。
そのことはサトル君に言い聞かしてあるのだが、いきなり感覚は掴めないようだ・・・
走行が終了し、シフトポイント、ブレーキポイントをアドバイス。次の走行はワシが2,3周走るから、裏で見ててもらおう。

2本目〜
見ててもらおう・・・て、自信たっぷりに言ってしまったが、ワシはちゃんと走れるのだろうか!?ちょっと自信がない(汗)
先頭でコースイン。裏でサトル君が見てるので最初からガンガン行ってみる。とりゃ〜!
一周目を無難にこなし、2周目から本番!さぁ見てくれ!!ってな感じで2コーナー立ち上がり。いきなりフロントが逃げていく〜あわわ!!
はぁ、びっくりした・・・怖いよ〜
気を取り直して3周目、シッカリとフロントを使ってサトル君にアピール(笑)でもタイムはイマイチ・・・
交代の合図をしてピットイン、『タイヤがそろそろヤバイよ』と伝えて交代。
すぐさま裏でサトル君の様子を見る。

お!?3コーナーが様になってきたぞ?
便所裏は・・・もうちょいか。ブレーキが早いのかな?。立ち上がりはもっと開けなきゃ!!
数周してサマになりかけた頃、雨!? 結構降ってきたな。こりゃマズイ。
サトル君もすぐにピットへ帰ってきて走行中止〜『なんか分りかけてきたのに!!』と残念そう。

残りの走行枠はことごとく雨に降られ、この日の練習はオシマイ。
ヘッドをはぐってピストンの様子を見てみる・・・ん?前バンクにアタリが・・・
シリンダーをはぐってみるとピストンにも。あ〜薄かったか、失敗。
とりあえずペーパーを当てて応急処置、その後メインを1ランク濃くして様子を見る。
タコメーターの針を見て・・・あ、コレだよコレ!!今更のようにヨサゲなレスポンスを思い出す・・・

次は耐久前日の土曜日。何かを感じ取ったサトル君に期待しよう。・・・あ、ワシも練習しなきゃ(汗)


10/14 前日練習

天気予報が言うにはこの週末は晴れるとか、雨の為ロクに練習できなかったが、最後は晴れるんだな・・・
金曜日の夜に広島を出発し、渋滞にハマってるイソ情報を得て高速道路を使ってちょっとワープ。長沢ドライブインにて合流。
MINE手前のセブンで食材を調達してると・・・仕事帰りの南極さんに見つかっちゃいました(笑)
ゲート前にてサトル君とビールを飲みつつミーティング。走行枠をフルに使って各自コンディションを整えることに・・・

サトル君に起こされる・・・時刻は5時半、あれ?もうゲートオープン??
いつもは7時以降なのだが・・・朝イチから車の走行会があるからかな・・・
まだ星の見える薄暗いピットへ移動、イソTZR組と同ピットを確保したらまた就寝・・しかし寒い〜〜

日が昇って準備開始、でも寒い。気温は15,6度か?空気も乾燥してるのかな・・・
キャブのメインジェットを1ランク濃くしておく(192/195)
他にプラグとクラッチ、ブレーキパッドとタイヤを新品に交換。1本目は慣らしをかねて自分が乗る事に。

1本目〜かんご
コースインゲート前に並んだ車両はかなりの台数!?R1、9R、VTR、R6・・・こりゃすげーな。
コースインしてしばらく様子を見てみる・・・ブレーキパッドのナラシなんてどーするんだっけ?クラッチは優しく繋いだ方がいいのかな?
この辺の消耗品は1年くらい変えてないのでよく分らない。まぁゆっくり行こか。
しかし、後ろからくるビックバイクが気になって気になって・・・物凄い勢いで抜いていくのだ。
ヘアピンの立ち上がりで後ろを振り向く・・・んげ!!!9Rがウイリーしながら抜いていきました!!こえ〜〜〜!
皆の邪魔をしないように振り向きながら隅っこを走る・・・こんなんで明日はマトモなレースになるのだろうか!?
後半、徐々にペースを上げていく。前方にK&TのTZRが見えた。パラツインの旧型だが、独特の音を響かせている。
さすがに立ち上がりのパワーが無いのか、最終立ち上がりでパス。ストレートを全開で抜けてブレーキング・・と!?
イン側からTZR!!どーやらスリップに付いてたみたい!!
TZRが速いのか・・・・NSRが遅いのか??(後者有力説)
次の周、ストレートの伸びを確認しようと再度全開!前方にエンデュランスのCBが見えた。
1コーナー進入で交わしてブレーキをリリースしようとする頃、後輪がロック!?そのままエンスト・・クラッチを切りつつ惰性でコース端へ・・・
惰性のままクラッチを繋いだらエンジンが掛かったので徐行してエスケープゾーンから近道を通ってピットへ帰る。
去年何度か焼きついたアノ感触だった・・・

走っててキャブセッティング薄かった様には思えないし・・先週ペーパーをアテた下バンクがダメになったのかな?
下バンクを開けて見るも・・・特に異常はないようだ。ペーパーをアテた個所も変わった様子は無い。って事は上か?
上のヘッドを開けて見る。あ〜キテるなぁ〜
原因はなんだろ・・・2次エアーか・・・それか先週、下がトラぶったときに上にも若干ダメージがあったのかも。
シリンダーを剥ぐって確認してなかったからな・・う〜んショック。このシリンダーは再メッキして2時間も使ってないのに。トホホ・・・
トランポからスペアのシリンダー登場!!これで両方とも街乗りマシンの中古シリンダーとなりました。
ま、しょうがないか・・・ピストンを入れ替えて次の走行に備える。

2本目〜サトル
『ストレートとブレーキングは頑張らなくていいから!』、慣らしを兼ねてスムーズに乗るようにアドバイス。
コースインしてから2〜3周を50秒ペース。ストレートも8割程度で流しているようだ・・・
徐々に通常ラインに戻してきてタイムは47秒から46秒、自己ベストを更新しながらも、まだ余裕の走りか・・・
更に45秒まで上げてきて安定してきた。
うんヨシヨシ、サマになってきたぞ!肩の力を抜いて走りに無駄が無くなったようだ。このタイムなら合格!!

午前中にあった車の走行会。炎上する車もあってコースはオイルまみれ!!無茶苦茶やわ〜
しかし走行会キャンギャルを発見!?当然の如く近づいて様子をうかがう・・・スリットの入ったミニスカだ(嬉)
絶妙なスリット具合で決してお宝が見えることはない、う〜ん絶頂な演出!スリットを揺らす秋風が清々しい・・・、
と、ギャルはピット前のテントで履物を換えている。黒いロングブーツから白のヒールだ。
ん〜、個人的にはブーツの方が好みだな。ね、サトル君(笑) 意見は一致した・・・が!!
履き替えの動作にスリットも限界を越える!?・・・もうだめだ・・・・理性が抑えられそうにないのでこの場を退散。

落ち着きを取り戻す為、2人は残りの走行枠を各自1本づつ走行する。
エンジンも特に問題ナシ。明日はいよいよ本番!!


今宵はMINE主催のモトバスター前夜祭!!
飲み放題&食べ放題(数に限りアリ)の大盤振る舞い!
女性職員の愛情こもった特製おにぎりと串焼に鉄板焼をたらふく食す。
そして何よりビール!!飲んで飲んでのみまくる・・・でもMINEの夜は寒い〜〜〜
鉄板焼の炭で暖をとりつつ、各チーム代表の挨拶が行われていた・、勿論、チーム絶頂にもお呼びが掛かる。
マイクを手にしたカンゴ、既に酔っ払いなもんで醜態をさらしてしまったかも・・・まぁいいよね。お祭りだし。
さて、恒例の豪華賞品が並ぶビンゴ大会。
去年はTSRの誰かさんのサイン入りグローブを頂きました。今使ってますがそろそろ穴空きそうです、また下さい。
今回は、現ナマ5千円と美祢特産パックを頂きました。うしし・・・残ったビールとジュースも大量にゲット。

酔っ払いながらもピットに帰って整備の続き、下バンクのピストンを交換。
午前中に焼きついた上バンクを確認してみるが、こちらは問題ない。
パーシャルから開け始めのツキが急激だったのでキャブのニードル段数を変更・・・
決勝用タイヤは第2ライダーのサトル君が予選で皮むきを担当。
全ての整備を終える頃、眠気に襲われ早めの就寝。


10/15 モトバスター2000、4時間オープン耐久レース

ヒンヤリとした快晴の朝を迎える・・・幸い二日酔いの症状はない、寒さに震えながらフラフラとピットへ入る。
装備やマシンのチェックをして車検場までマシンを運ぶ。
選手権と同じような車検だったが、マシンの計量がなかった。そっかオープン耐久だもんね。

今年のモトバスター耐久は総勢41台のエントリー。総合と各クラスの表彰もあるらしい。
NSR250はライト級、ライト級には15台のエントリー、一番の激戦区のようだ。
他のクラスには9R、VTR-SP1、R1、R6、748R・・・うへ〜凄い迫力だな(汗)
一番の小排気量はTZR125かな・・・ストレートで9RとTZR125の速度差はどれくらいなんだろうか?

ピットへ戻ってきて朝食タイム。
プリン、チーズ、ヴィダインゼリー・・・よく分らないけど栄養のつきそうなものを食べる。
第1ライダーの予選は10:15から。先週からエンジンを壊しまくりだし練習もイマイチ・・・大丈夫かな(汗)
自信はないし不安は募るばかり・・・はぁ〜とにかくナラシと練習のつもりで行ってこう。

10:15〜 第1ライダー予選
コースインが開始されるまでピットでタイヤを暖め、集団から遅れてコースイン。
ゆっくり1コーナーを回って・・・え?既に転倒車両!?コースを確認するがとりあえずオイルは出てない。
2周くらいピストンのナラシをしつつエンジンの様子を見る。
徐々にペースを上げていくが思うようにタイムは縮まらない。43〜44秒ペース。
エンジンの回転が重く感じられるが、それよりも人間がノレてない。う〜んダメだ・・・そのまま終了〜

11:15〜 第2ライダー予選
決勝グリッドはチームのベストタイムが採用されるので、サトル君は新品タイヤに履き替えて皮むき担当。
数周皮むきをして、感覚を取り戻すようなスムーズなライディング・・・
15分の予選を使いきりピットイン。

予選結果:21番グリッド(1'43.247)

予選を終えヘッドを開けて確認してみる・・・うん大丈夫そうだ。
キャブセットが全体的に濃い感じがするが、4時間の長丁場なのでヨシとしとこう。
なんたってチェッカーは4時30分だ。すっかり日も傾いて気温もぐっと下がるだろう・・・
予選ポールは9R、それに13台が40秒を切ってきている。
ライト級は、RVFが予選8番手、イソTZRが14番手、ZXRが16番手で抜け出し、19〜25番手には2スト250ccがズラリと並んでいる。
目標は『クラス優勝!!もしくは入賞』として気合を入れなおした。

スタート前チェックが始まっている・・・チェックを受けてコースインを待つ。
第1ライダーはカンゴ、第2はサトル。
40分交代で3回づつの走行、給油は毎回12リットル。
いよいよコースインが始まる。
ゆっくり1周しながらコースを確認してみる。昨日からのオイル処理があるが新しいのはなさそう。
処理後の石灰の上を通ってみるも滑る様子はない・・・最終を回ってストレートへ戻ってきた。
スタート方式はルマン式、前の方から順に壁際のグリッドに付き、ズラ〜〜っとマシンが並ぶ。凄い数だな。
チーム紹介をしながらスタートの時間が迫ってくる。
21番グリッドの周りは2スト250ccが集結している。『最初はコノ集団に混ざって様子を見てみるよ』とサトル君に伝える。


12:40〜 4時間耐久スタート

スタートライダーは反対側のグリーンへ・・・辺りは静まり返る・・今にもレッドシグナルが点灯しそうな雰囲気。
もう点くか!?・・・スタートか!?コントロールタワーを凝視しライダー達がスタートに備える・・と、看板を持ったレースクイーン?
ふがっ、『3分前』ボードを掲げているじゃね〜の(汗)なんだよ〜〜〜はぁ緊張した。3周くらいのスタミナを消耗したかも・・・
ボードは『1分前』から『30秒前』・・・いよいよだ!!
レッドシグナルが点灯して・・・グリーン!!
一斉にかけよりマシンに飛び乗ってキック2発!混乱も無く流れに乗る事が出来た。
コントロールラインを過ぎて一気に加速!!1速から1速、1速・・・!?あ、チェンジ間違えてる〜〜(汗)
落ち着いて2速から3速・・横から見慣れたイソTZRが前へ、1コーナーはアウトから行くようだ。じゃ、ワシはインから行ってみようかな。
1コーナーでもたつくビックバイクを数台交わし2コーナーへ向けて加速!!
イソもアウト側から交わして前を加速していく。2コーナーもアウトから行くようだ。じゃ、ワシはインから(笑)
目の前に居たビックバイクがアウトへはらんでいく、丁度イソの前を塞いだか?3コーナー手前でイソが見えなくなった。
先頭は9Rか?一気に離れていく、続くビックバイクは程よいペースだ。順位は10番くらいかな?
しかし、ストレートに帰ってくると一気に離される、後方からイソTZRと赤いTZRにも交わされる。

徐々にTZRとの間が開きつつポジションも安定してきた。
先頭は遥か彼方すっかり見えない、って言うかそのうち後ろから現れるかも知れない(笑)
順調に周回をするかと思ったが・・・なにやらオカシイ!?
エンジンの回転数とマシンの伸びが合わないのだ、今までに無くギア抜けも酷い。
シフトアップしつつタコメーターを観察してみる。1万1千回転を越えて・・振動と共に急激に1万2千を越える。伸びはナイ・・・
なんだこりゃ、クラッチが滑ってる!?なぜ・・・ピットインするか?いや、それはかなりのロスだ。たぶん治らないだろうし・・・
だましだまし走りきるしか無さそうだ。1万2千まで引っ張らずにシフトアップして対処する。
そしてギア抜け、こちらはチェンジペダルの遊びが大きい為か?しっかりチェンジしてつま先に触れないように注意する。
タイムは42秒フラットまで出たがそれ以上ペースアップが出来ない。
それでも周回遅れを次々とパスして気がつけばピットから『PPP』と交代のサイン。
もう40分か?体力的にはまだまだイケそうだ。ピットロードは85キロの制限があるのでゆっくりとピットイン。
スタンドアップして給油開始!クイックチャージャーは不可なので携行缶でドクドクと給油・・結構時間かかるなぁ。
『クラッチ滑るよ!』
『ギア抜けも酷い』
『滑る前にシフトアップしてね!』
とサトル君に伝えてNSRのシートを明け渡す。
『じゃ頑張って!!』
サトル君を送り出してピットへへたり込んだ。

モニターを見ると15、6番手か?結構頑張っている。抜かれないと思ったらいつの間にか9Rはリタイアしているようだ。
クラスの順位はイマイチ分らない、とりあえずイソTZRと赤いTZRは上に居るようだ。
コース上のサトル君は45秒ペースで安定して走行している。ストレートを見ていてもトラブルを訴えるようなそぶりはない。
安心して休息しとこう・・・
イソがピットインしてきた、こちらは変則的な交代スケジュール。給油してペアライダーを交代してピットアウト。
こちらも順調のようだな。イソはスプリントさながらのラップで走ってきたようだ。んなんで4時間もつのか!?
40分が経過する頃、サトル君にもピットインのサイン。ちょうどその頃『ゼッケン21が・・・!』とのアナウンス。21番はイソTZRだ・・・
どーなったか分らないがライダー交代に備える。
ピットロードに見えたサトル君を誘導しスタンドアップ、給油、交代。

相変わらずクラッチが滑ってる事を聞いて再びコースイン。
3コーナーを回って停車しているTZRを発見。ガードレールに立てかけてカウルの中を覗き込んでいる。とりあえず転倒ではないようだ。
次の周、マシンを押してピットへ向かっているのが見えた。焼きつきか・・・
落ち着いてライト級のポジションを考えてみる。上位2台は4スト400だな、ラップされたのも覚えている。
次はTZRが2台だが・・・イソTZRが脱落したので・・・絶頂NSRはクラス4位と言ったところか。
後ろから追い上げてくるライト級は居ない。周回遅れを交わしながら今後の展開を考える・・・
このエンジンじゃ上位を追い上げて交わすのは無理っぽい。このペースを維持すれば後ろに居るライト級に抜かれる事もない。
となれば・・・楽しむしかないよね!!
前方には団子になって走ってるビックバイクの集団が見える。どこで交わそうかなぁ〜うしし。
4コーナーのヘアピンを立ち上がって目前に迫る!ヨシ便所の突っ込みだーーーー!!
マシンをアウト側に振った3台をイン側かわゴボウ抜きして続く切り替えしでもう1台!ヨッシ!!いい感じ〜〜
楽しくなって来た〜〜と思ったら交代の時間。なんだ、もうちょいイケたのに・・・

給油して、交代。
『ポジションが安定してるから楽しんできて!』
サトル君にそう伝えてコースイン。
隣ではイソTZRがバラされていた。前バンクがイッちゃってるみたい。修復不能でリタイアのようだ。
コースに出たサトル君は赤いNSRとピンクのNSRに混ざって周回している。抜きつ抜かれつ面白そうだ。
そうしながらペースを上げていき気が付けば42秒を記録している。ほぉ!やるもんだね!!
中盤を過ぎると転倒車も増えてきた・・・時間になりサトル君にピットインのサイン。

給油していると・・・
『2コーナーにオイル出てるよ!』とのこと、気を引き締めてコースイン。
1コーナーを抜けて2コーナー、うん?アウト側にあるのがオイルかな・・・
時刻は午後4時前、日は傾いてきて日向は路面が反射して見づらいし日陰はヒンヤリしてきた。
その頃にはさすがに腕もパンパンになってくる。1コーナー立ち上がりには派手に転倒したNSR、コース半分はオイルまみれ。
白旗や黄色、オイル旗・・・至るところで何かが起こっている。
気をつけなければ・・・と思うが右手は結う事を聞かない。しびれた腕でブレーキングはフラフラ。コースアウト寸前の連続。
やっと交代まで5分を切ったと思ったらピットからは残り10分のサイン!?なんでや〜〜〜〜(汗)
やりやがったなサトルめっ!!ワシも限界だっちゅ〜のぉ!!
もう勘弁してくれ状態で残り10分を消化、ピットへ逃げ込む・・・もピットロードでさえコースアウト寸前。
なんとか18番ピットまでたどり着きサトル君と交代。あ〜しぬ〜〜

給油とサイダー交代
『もうオイルまみれ、攻めないで良いから残り頑張って!』と伝える。
そんなサトル君、言われなくても攻める体力は残ってないようだ。先ほど交代準備をしていると手がつったとか(笑)
治まるまで走行時間が延長されたらしい・・・
順位は総合9位と10位を行ったり来たりしていたが、ピット作業が落ち着くと順位も10位に落ち着いた。
クラス順位も変わらず4番手だ。3位は赤いTZR、同一周かな?
と思ってるとオフィシャルがピット前で何かを言ってる?なんだ・・・

『23番ペナルティーです!!』

なに?どーやらピットロードのスピード違反らしい。
注意してたのに最後にやっちゃったなぁサトル君!!
ペナルティーはピットインしてペナルティーエリアで10秒の停止。
オフィシャルより渡された紙を見る・・・『測定場所:45番ピット』ってワシじゃ〜ん。
ピットロード出口だけかと思ったら、入り口でもスピード測定をやってたようだ。
コントロールタワーにはゼッケン『23』と黒旗・・・ゴメンねサトル君、ピットインして〜〜〜〜!
ストレートを駆け抜けるサトル君は不思議そうに首をかしげている。身に覚えがないからであろう。そりゃそうだ。
その後2周してやっとピットインしてくれた。一回停車してそのままスタート。
と、上位に居たRVFがピットイン。エンジン音がオカシイ?トラブル!?シートカウルを外してなにやらモゾモゾしている。
その間にサトル君との周回差がつまっていく・・・このまま止まっててくれ〜〜
しかし5分後、元のエンジン音で元気にコースへ復帰。あ〜残念。

刻々とチェッカーの時間は迫ってくる・・・
今コース上を走ってるバイクは何台いるのだろう?最初より随分減ったような気がする。
さぁ、時刻は4時40分!トップのYZF-R6がガッツポーズしながらチェッカーを受ける!!
次々にチェッカーを受けるマシン、遅れて絶頂NSRもチェッカー!!クラッチを滑らしつつなんとか4時間を走りきれた。
スタンドを持ってホームストレートに帰ってくるマシンを迎えに行く・・・

決勝結果:総合10位、クラス4位(LAP:134/BEST:1'42.086)


今回はエンジン壊しまくり&さっぱりタイムが出なかったけど、楽しかったし、よく頑張ったよね。
クラス入賞も250ccの最上位にもなれなかったけど、総合10位には満足してます。
サトル君も最後には42秒を記録しました。
2年目となるモトバス耐久、来年は更に盛り上がる!?

モトバスな教訓
・優勝を狙うなら600cc!?
・午前中にスタートしようよ!
・月曜日は仕事休もうよ・・・
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