絶頂野郎の活動報告


ピグスープ3H耐久 第2戦
絶頂:★★★★★
日時:2000.7.9
場所:MINE



7/1 耐久へむけて・・・

弘楽園にて再三練習するも今ひとつ突き抜けない絶頂TZM、明日のMINE走行に備えて整備を始める。
今回の整備メニューは、シリンダー、ピストン、リードバルブ、タイヤ交換となる。
ココ最近週末は雨続きだったが、一時的に梅雨が明けたということで朝から快晴である。・・・いや、すでに暑<すぎだったりする。
トランポの影にマシンを置き、FMラジオを流しながら整備のはじまり〜

まずはやたら吹き返しの多いリードバルブから、どんな状況になってるのか期待して外してみたものの・・・
普通だな?破れもないしめくれてもない。う〜ん期待はずれ。ま、せっかく新品を用意したのだから交換しときましょう。
次はヘッドをはぐってみよう・・・お、なんだ?やたらキレイだ。ネバダルの出番がないじゃん。流石モチュールと言った所か。
シリンダーもはぐってピストンのお出まし、リングもヘタってなさそうだけどそろそろ10時間くらいになるから交換かな。シリンダーにも傷はないけどこの際新品に・・・
ピストンピンを抜いて・・・あれ?ベアリングが真っ二つに割れてる??これはどうしたことか、初めての経験・・・ま、いいか(良くないような気がする、次は腰下のOHだな)

それにしても暑い、さっきまであった日陰は日が高くなったせいでなくなってしまった。炎天下、アスファルトの上で汗だくの整備は続く・・・
ちゃちゃっと腰上は組んで終い、え〜と次はタイヤだ。サトル君から練習用にもらってきたモノと交換だ。
タイヤの交換作業ついでにFフォークの突き出しの調整。この前タロスケTZMを真似て10mm突き出してみたけど、どうも同じような感触にはならなかった。諦めて元に戻しとく。
さて、ココにはエアーがないのでビートを出しにTAMIYAまでお出かけ・・・

タイヤ交換も終え、一通り整備もオワリ。
今回の整備で大分変わったね、スプロケも軽量のだし、チェーンもレーシングチェーン。
明日の走行は2分10秒を切るぞ〜〜!!!

夜になって仕事を終えたイソ氏と合流、イソのNSR50も積み込み2人でMINEへ向かう。
いつもなら居眠り運転要注意人物のイソも今日ばかりは助手席で一安心。
事故の心配も無く、久々に下道をつかって3時間半、MINEに到着。

MINEのゲート付近、この時期うまくすれば蛍が乱舞しているのだが・・・今日はいないな。
ついでにトランポや人影もない、明日はエリア戦の開催だというのに!?みんなピットに入ってるのかなぁ。
お約束のビールに満足した深夜2時、そろそろ寝るかな。
エンジンを止め、静まり返った暗闇で眠りにつこうとする・・・・グオッ!ゴガッガガガ〜グオッ!
うげぇ〜イソってこんなイビキをかくの!?あまりの大音量にちょっと困惑。
手の届くところにKRSのサイレンサーがあるのだが・・・突っ込んでやろうかとも思いながらも我慢我慢。
(翌日眠そうにしてた訳はコレなのだよイソ!)


7/2 1週間前練習

う〜ん、あまり眠れなかった・・・ゲート前で受け付けを済ましピットまで〜
エリア戦でピットは埋りつつあるが端っこの方に確保。他のミニバイクもチラホラ。
今日は3本の走行枠、カジタやSUと言った有力チームも来ている。
今回の整備で絶頂TZMは戦えるようになったのか・・・期待に胸を膨らませて走行の準備をすすめる。

8:50〜
まずはシリンダーのナラシから、8千から9千、1万と回転を上げていこうか・・・
コースインして8〜9千回転をキープして周回する・・・ヨシヨシ。
1万まで引っ張ると速度もだいぶ乗ってきた・・・ヨシヨシ。
2コーナーを1万のパーシャルで抜けて立ち上がりで・・・ブ〜〜〜ン。あれ!?失火したぞ?
しゃくりながら惰性で走る・・ババッバ〜〜ン! 直ったか? ブ〜〜ン・・ダメじゃん。

まただ、春の耐久もコレに悩まされて走行はままならなかった。
この前練習に来た時は問題なく走ったのに・・・どう言う事だろうか!?
まぁしょうがない、とりあえず回転数をちょっと落としてナラシ走行を続けた。

しかし、残りの2本の走行でキャブセットを頻繁に変えたのだが、まともに走ることは無かった・・・
なぜだろう?弘楽園では何ら問題ないのに・・・電気的なものなのか、セッティングミスなのか??
残された練習日は決勝前日の土曜日のみ!諦めずに一つ一つ検証してみるか〜
ちょうど部品取りマシンもあるしね!!>タロスケTZM (御厚意感謝しますっ!)


7/8 前日練習

主催者から送られてきた受理書によると、我が『R'S TAMIYA☆絶頂』はゼッケン2番を獲得!!
惜しくもポールは逃したものの、かなりの好ポジション!レースクイーンはすぐ隣です〜
期待に胸と股間を膨らませながらピットクルーとしてお手伝いしてくれるハカセ、相棒の悟君と共にMINE入り。

相変わらず不調のTZM、原因を究明するためにCDIとキャブ本体をタロスケから借りてきた。
それにプラグとプラグキャップも用意。
悟君のNSRは熱対策に95以降の大き目のラジエーターを友人から拝借。(出来れば返したくない。と本人談)
今日の練習でどちらのマシンで出場するか決着をつけるのダ!

走行に向けて早速準備開始、プラグ&キャップを交換し、タンクの燃料コックも洗浄してみる。
コックからキャブの間に取り付けた燃料フィルターも取り外す。
さてさてどうなることやら・・・午後の走行枠を待つ。

1本目〜
コースインしてすぐに症状はあらわれた・・・便所裏で虫の息。
なんとかピットまで帰ってCDIの交換をする。(タロスケから借りてきた同じYEC製)
コースに復帰するも・・・ダメ。まったく改善されない。
諦めモードでピットに帰る・・・もうやだ。や〜めた!!
と思ったが、まだキャブが残ってた。キャブ本体を丸ごと交換してコースイン。
・・・・うお〜〜〜〜〜〜ちゃんと走るじゃんか!!
2,3周くらいした時間は残ってなかったけど、メチャ面白かった。いや〜ミニも面白いねぇ!(マシンが直れば人間もご機嫌)

とりあえず、原因はキャブじゃね。
アヤシイと言えば・・・手曲げで調整したフロート。燃料ラインの目詰まり・・・
最後の走行枠に向けフロートをタロスケキャブのと交換、燃料ラインの洗浄を行う。

ん?ピットの前におなかの大きな婦人と見るからに速そうなオーラを放つ人影・・・あ、TAKANOさんですね!
TZMの不調が解消されたことを告げ、2、3言葉を交わす。
自信に満ち溢れるTAKANOさんの姿を目の当たりにし、最後の走行枠にてサトルNSRとの勝負!気合を入れる。

2本目〜
コースイン早々ホンキ走り全開!
前を行くカジタの黄色いマシンを追いかける。タイムは7秒前半に突入。
さらにイケイケだが・・・あっと2コーナー立ち上がりでコースアウト〜〜
体制を立て直し3コーナー先でコース復帰、ちょうどサトル君が見えた。2台並んで勝負の始まり〜

前からくる遅い車両を交わしながら抜きつ抜かれつ・・・
ストレートはNSRの方が断然速いようだ。TZMはコーナリングで追いつきタイムはほぼ互角!?
一度ピットインして、マシンを交換して再びコースイン。
本格的にNSRに乗るのは初めて、狭いポジションとエンジンのフィーリングや足回りが馴染めない。
ただ、パワーがあるのである程度は乗りこなせれる感じ。
TZMに乗るサトル君の方は更に乗りにくそうで、どんどん離れていってしまった。
コーナリングの自由度はあるが、短時間で乗りこなすのは無理との訴え・・・
ビールを飲みながらの協議の結果、トップスピードの勝るNSRでの出場に決まる。
そうと決まればNSRの整備開始、用意した新品タイヤの装着、ピストンリングの交換等・・・

整備をつづけていたが午後8時、空腹も限界に達したところで強制終了〜湯谷温泉にて汗を流す。
さて、コレからが今日のメイン、焼肉大会の食材を調達。
あまりにも空腹のためか片っ端から買い物カゴに肉を投げ込む、精算の事などお構いなし!
MINEのゲート前、どこからとも無く電源を拝借してきて(笑)500Wのハロゲンライトのもとテーブルを広げる。
夜から合流するイソ達の到着も待ちきれず焼肉コンロに着火・・・『高そうなヤツから焼こうか』と誰かがのたまう。
イソ到着後も絶頂焼肉大会は深夜まで続くのであった・・・
(きょ〜さん、『ウカウカする』とはこんな事してるヤツラの事ですよ!!)


7/9 ピグスープ、ミニバイク3時間耐久レース

当日の車両変更も考慮して準備してきたが、当初の予定通りNSRでの出場となった。
寝覚めと同時に受付を済ます。ナント今回は60台もの車両が集まったとか!?
益々賑わいを見せるピグ耐久、団子スタート必至の中、2番スタートにホッとする・・・
ゲートを通過してピットまで駆け上がる・・・途中、ゴムの焼ける臭いに続きハンドルに違和感を感じる!?
運転したまま運転席のドアを開けタイヤを確認・・・うげっ!ホイールしか見えん!?いや、どうなてんだ?
状況が理解できないでいるが、このままピットまではたどり着けそうに無い事は想像できた。
ハイエースを停め確認。タイヤには大きなビスが1本突き刺さってる・・・その後ビートまで落ちた様子。
幸いホイールには傷がないので一安心。その場でスペアタイヤと交換作業・・・
トランポにトラブルが発生したときはレースは好成績とのジンクスがあるカンゴ、今日はイケルかも!!

30分の公式練習〜シフトペダルの位置を調整してコースイン。
NSRの感触を確かめつつペースを上げる・・・うん、パワーも申し分なし!スイスイッと先頭まで出てしまった。
ちょっとペースを落とし、抜いてったNSRについていく。色々試して大分乗りなれた感じ、ピットへ戻ってサトル君と交代。
モニターを見ると練習走行では12番手のタイム、目標は10位以内の完走なのだが・・・

イソ監督と作戦会議。
イソ監督の作戦・・・当然1時間半走行の1回交代。
かんご&さとるの作戦・・・連続1時間半の走行は体力的に無理じゃ?45分の3回交代。
しかし、3回もピットインしてたんではかなりの時間ロス。こりゃ1回交代で行くしかないよね!!
秘密兵器のクイックチャージャーだって用意してきたんだし!
スタートライダーはサトル君、給油はイソ、スタンドアップはカンゴ、給油のサポートはハカセが務める。

俄然やる気になってきた絶頂チーム、ブリーフィングだってポールで出席!
レースクイーンに一番近い席を確保・・・(目的はソレかい!!)
あ〜〜来た甲斐あったよぉ〜なんて満足しながらブリーフィングは進む・・・

あとはスタートを待つのみ、ライダー各自ドーピングや精神集中に入る・・・
サトル君がクーラーボックスから取り出したのはファイト一発の『リポビタンD』
カンゴが取り出したのは・・・ラベルが意味深な『タフマン』だ〜〜!!うりゃ〜絶頂だぜ〜〜(?)
バナナとチーズをがっつきながら充電完了!
マシンの最終チェックを行い、スタート前チェックを受ける。

続々とグリッドにつくマシン、総勢60台!最後尾は遥か彼方・・・
2番手についたNSRの前はガランとしている、こりゃ行くっきゃないよね!
ちなみにポールは、最強のWタリ親子チーム。ここは親子ペアなのだが、最初の1周だけオヤジが走ってすぐにピットイン、
残りの3時間弱は息子が走りきる作戦。そんなの卑怯だよ〜なんて思うところだが、一人で走りきる事など自分には出来ない。んな体力どこにもナイ・・・すげ〜

炎天下のなかチーム紹介が進む・・・
スタートが近づき、スタートライダーはコース反対のグリーンへ・・・
サトル君の隣にはWタリ父ちゃん、よく考えたら・・・マシンに駆け寄るのはサトル君の勝ちだろ!?ひょっとして・・・
30秒前・・・静寂に包まれる、5秒前・・・レッドシグナル点灯。。。。。グリーン!!
一斉に駆け寄ってくる、ヨシ!父ちゃんより速いぞ!キック一発、バララ〜〜ン!!
物凄い台数が目の前を駆け抜け1コーナーへ突き進む、サトル君は・・・どうやら2番手で入って行ったか!?
何番手でストレートに帰ってくるのか、ピット前に陣取りサトル君を待つ。
しばらくしてトップが帰ってきた、1,2・・・サトル君は5番手くらいかな、後方からは段違いなスピードで追い上げてくる有力チームのマシン。
しばらくは落ち着けない状況・・・Wタリ父ちゃんはピットイン、息子とチェンジしてコース復帰。おつかれでした〜
めまぐるしく順位が変わる中、気が付けば黄色いカジタチームのマシンが2位につけている!いつの間に!?
好調をアピールした直後、トップグループから消えたしまった、トラブルか!?

スタート30分を経過する頃、絶頂チームは10番手付近に落ち着いてきた、タイムは8秒ペース。
モニターを見てみると4,5台でバトル中か!?抜きつ抜かれつが続いている・・・
45分を過ぎてもタイムは落ちてこない、反対に良くなってきた。7秒ペースで周回している。
周りではライダー交代が頻繁に行われているが、上位陣はやはり1回交代のようだ、みんな頑張るなぁ!
1時間半まで15分となったころ、俄然元気が出てきたサトル君、もう1時間くらい走りますか?(笑)

ライダー交代までアト少しと知ったサトル君、最後の力を振り絞って怒涛の走り!
ついに6秒フラットをたたき出す!
ピットインのサインを出し、給油とライダーチェンジに備える。
来た!ピット前に誘導しスタンドアップ!給油口を開け給油開始!数秒のうちに5リッターの給油完了。超はえ〜!
ライダー交代して再スタート〜!
(ヘルメットとツナギを脱いだサトル君は全身蒼白、更には鼻血まで出たとか←気合入れすぎ(笑))

NSRの水温は70度前後、熱ダレを感じさせず力強い感触、前方に現れる車両を交わしにかかる。
しかし・・・思ったより抜くのが難しいぞ!?ポイントポイントで引っかかりタイムが上がらない。
9〜10秒ペースか・・・たまにクリアになるときがある。ここぞとばかりに奮闘、8秒ペースへ。
交代から30分はアッと言う間、4コーナーのヘアピンがどうしてもノレでないが、だんだんサマになってきた!
ノリノリで周回を重ねるがオーバースピードだと一気に不安定に、ちゃっかり2回ほどコースアウト(笑)
フロントに強めのトラクションをかけないとスルスルっとフロントが逃げてしまう・・なるほどね。
1時間を過ぎても『タフマン』効果ばっちり、うりゃ〜とヘルメットの中で独り奇声を上げながら走りつづける。

ハカセの出すボードには『P−9』との事、ポジションがひとつ上がった!
抜いた記憶はないので、上位のほうでトラブルがあったのだろう。
益々ノリノリだぜ〜〜、ラップタイムは6秒前半を刻みコレが最高潮!!・・・・その後は?
・・・・両足つってきました(汗)

ヘアピン立ち上がりで振り返ってみると・・・TZM?赤いツナギ!?お、TAKANOさんだな!
確か入賞圏内でバトルを展開してたはず、こりゃお手並み拝見!
前へ出られたところをピッタリついて・・・がんばれカンゴ〜〜
最終を回って最後の上り、徐々にTZMが離れていく。周回遅れも難なく交わして先へ行ってしまった・・・
くぅ〜〜負けてるのはマシンだけじゃない事がはっきりするよねぇ!精進せねば。

残り時間もあとわずか、ペースを落とすことなく細心の注意を払いつつファイナルラップへ・・・
1コーナー立ち上がりでゼッケン1番のWタリ息子に抜かれた、しばらくしてゼッケン14が抜いていく。
どうやらトップ争いのようだ・・・って事はWタリの思惑どうり!?
1秒後方で見つめながらストレートに帰ってくるとチェッカーフラッグが振られていた、皆も喜んで迎えてくれた。

マシンから降りてみると膝が立たない、手のひらはしびれ耳もおかしくなってる。
どうにもこうにもへばっていたら、隣のピットではWタリ息子がいつの間にか着替え、家族団欒、笑顔でサンドイッチを食べていた・・・・どうなってんスかそりゃ(汗)

正式結果は9位完走、入賞は6位まででしたが7月9日開催と言うことで9位の絶頂チームには特別賞を頂きました。ラッキー!
はっきり言って広島へ帰る体力さえ使い切ってしまった絶頂チーム。
昨晩買い占めた肉をクーラーボックスから取り出し、焼肉大会第2弾が始まるのでした・・・

今回のレースに使ったNSRには誰もが疑いの眼差しを投げかける『デイトナチャンバー』を使用。
もてるポテンシャルを120%発揮したのでしょうか?N-プランやリブラに匹敵する好成績!
次回からは既に発注済の『リブラプロ、バークM7+』で登場です。更なるラップ短縮が可能でしょうか!?
ちなみに、ミニバイク最強!との広告でお馴染みの『ZERO』チャンバーがあります。
使用時間は2〜3時間、新品同様ですがどなたか要りませんか?希望価格は1.5万です(笑)
TZMの方はやっとマトモに走るようになったところ、これからセッティングを煮詰めて行くところです!

11月の耐久はどっちのマシンで出るか決まってませんが、6位入賞を目標に頑張ります!


夏の耐久
・晩飯は焼肉でしょ!
・美祢の夜は寒いでしょ!
・ハカセが何故か真っ赤しでしょ!
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