絶頂野郎の活動報告


西日本ロードレース選手権 第3戦
絶頂:★☆☆☆☆
日時:2000.6.4
場所:MINE



西日本ロードレース選手権 第3戦

5/27 1週間前練習

週末になれば雨が降ると言うなんとも歯がゆい天候が続いている・・・
天気予報の降水確率は100%
雨の降る中ゲート前到着、と同時にゲートオープン。
先頭にイソのトランポを発見するが動き出す様子はない。どうやら深い眠りの中・・・
クラクションを鳴らしつつ先頭を切ってピットへの坂を登る。

パドック&ピット共に水浸し、程度のよいピットを確保し一安心。
同乗のサトル君とまったりと和んでみる。
今回サトル君は併催となるピグ(ミニバイクスプリント)にエントリー。
経費節減のためハイエースに250と50のNSR2台を詰め込んでのMINE入りと言う訳。

降り続く雨・・・重い腰を上げ、マシン一式を降ろしにかかる。
雨が降ると分かっていながらレインタイヤを持ってこないと言う絶頂タミヤコンビ。
準備してきたのはクーラーボックスに詰め込んだビールと大量のつまみ!?
肝心のネタ本も揃えて準備万端(笑)
同じピットで雨の走行準備をするF呂本選手をやや気遣い、控えめに飲み始めた・・・

持て余す時間・・・とりあえず3年ぶりとなるリードバルブの交換だけやって整備終了。
てな訳で、明日の天候回復を願いつつ本格的に飲み始めるのであった〜

5/28

昨夜のうちに雨は止んだようだ、路面はまだ濡れているが1本目の走行準備に取り掛かる。
前回のレースと似たような状況なのでキャブは触らなくていいかな?と思ったがやや濃い目か!?
それに全開時の回転数が前後して落ち着かない・・・なんでだ?リードバルブのせい??
それかプラグかキャップか・・・う〜ん、まぁいいや。(いいのか!?)

8:50〜 1本目
一部濡れた路面を気にしながらコースイン。
そうそう今回はブーツを新調したのだ、ブーツのナラシも兼ねてボチボチ走行してみる。
アルパインスターのS-MX。造りがゴツくて硬い・・・そのうち馴染んでくれればいいのだが、逆シフトのシフトダウンがツライ。
何度かシフトミスしながら淡々と周回してみた。タイムは1分45秒〜

10:00〜 2本目
今日最後の2輪走行枠。完全にコースも乾いたし、気合入れてコースに飛び出す。
1本目にくらべ湿度が下がったので、キャブの具合が丁度良くなると思ったのだが・・・まだ濃い。
立ち上がりの開け始めにドカンとくるトラクションに戸惑いペースが上がらない。
まいったなぁ〜と思いつつも、ブーツのナラシに気持ちを切り替え走行を続けた・・・タイムは42秒〜

毎度のレース1週間前練習、相変わらずタイムはさっぱりしない・・まぁ今日は体のナラシって事に。
レース前日の土曜日にはマシなハシリが出来るのでしょう!
しばらく変更なかったキャブセットもそろそろ変更の季節かな!?


6/3 前日練習

今週末も雨の予報が出ている。出発前から土曜日の走行は諦めてた・・・
博士の差し入れてくれたビールを空ける事だけを考えつつドンヨリとしたMINEに到着。

マシン一式を降ろしてみるも雨はまだ降らない・・イケルかな?
即効で準備をはじめる! と言っても水を入れて燃料を造ったらおしまい・・じゃなかった。
先週はキャブが濃いくて走りにくかったんだっけ、JNをBからCに変更。メインはそのまま190-192でいいや。
暖機しつつ様子を見てみる・・・う〜むむむぅ、別におかしくないからOK(笑)
ま、とりあえずコースイン。

10:00〜 1本目
そろそろオワリそうなタイヤを温めつつ、ヘアピンでのアクセルワーク・・うん、良い感じになってきた。
若干加速のトルクが無くなったケド、回転と伸びが出てきた。
ただ、フロントの挙動がイマイチ。やたら滑ってクリップに着けない。
マシンを起こしてハンドルをこじる様にしてなんとか対処する。Fタイヤが終わったのかな?
タイム的には40秒ペースで悪くない。12周も走れる様になったし、とりあえず準備OKだな。

新品タイヤは今晩美祢入のサトル君が持ってきてくれることになってる。
Fタイヤの出来が好評のGPR70SP、コレでフロントの挙動が改善できるかな〜?
時刻は午前10:30、博士が差し入れてくれたビールに手を出す・・・
で、NSRはコノまま明日の本番を迎えるのだが、TZRの整備を続けるイソを見てると・・・ちょっと不安になる。
速さの秘訣はマメな整備なんだろうな・・それに比べてNSRは・・・
その思いもビールを1缶空ける間に忘れてしまうのであった。。。

辺りが暗くなっても整備を続けるイソ。飲みすぎて寝てしまったワシ。
夜8時に一息いれて温泉、晩飯に繰り出す。
いつもの湯谷温泉に向かうが、途中の山道になにやら催し物が!?
なんだろうね・・・
近づいてみると、『電波測定中』とか『故障車修理中』なんて看板が立てかけてある?
窓まで白塗りのハイエースが連なり、白い布で道路や石垣を覆っている??
白装束の人物がフラフラ・・・
車の側面にはなにやら、ぐるぐる紋様が無数に貼り付けてある・・
ここまで見て急に寒気がしてきた!!ヤバイ!なにやらヤバイ集団に違いない!!(怖)
振り切るようにその場から逃げ去る・・・

恐怖に震える体を温泉で温め、いつもの『みちしお』で食事をしてコンビニでビールを買い込む・・が、
帰りも同じ道を通るのだ・・・まだ居るのかなぁ(汗)
人気のない道を左折したその先に・・・やっぱ居のね白装束!!
あまりにも謎の集団、勇気を持ってイソが聞き込みを試みるようと運転席の窓を開け車を止める。
助手席に座る自分も改めて辺りを見回してみる。やっぱ怖い・・・
とその時、左のバックミラーに後方から迫る大柄の白装束発見!
『イソ!ダメダメ!!出して〜〜』と叫び、白いぐるぐる空間から逃げ出した・・・

サーキットへ戻るとぐるぐる関係の話題が持切り。
なんでも怪電波から身を守る為に、全国を逃げ回ってるとか!?
誰か他の場所で見かけた事ありますか? ホント怖いですよ〜


6/4 西日本ロードレース選手権 第3戦

雨の心配はほぼ無くなったとか。気温も低く重たい空の朝を迎えた。
今回も地方選とモトバスターダブルエントリーのイソが速くも車検に行くようだ。
見送りつつ予選用の燃料を作って、のんびりと朝飯タイム・・・
SP250エントリーは15台。はじめてみる名前や実力を付けてきたライダーが居たりする。
絶頂NSRのポジションは・・・真ん中くらいか?
それとガルアームのNSRは2台しか居なくなってる。う〜ん、いつのまに!?

タイムスケジュールに余裕があり、SP250の予選まで結構時間がある。
モトバスターの予選、ピグスプリントの予選を観戦しつつ、すっかり観客モードである。
モトバスターのイソは王者の風格!?ポールポジション獲得のようだ。
ピグスプリントのサトル君は2分11秒と自己ベストにも及ばないスロースタート。
19台参加の13番手となる。

10:00〜 予選
気温18.5℃、路面もまだ温まっていない中コースイン。
前方のO選手とイソの後に続く・・・
1〜2周タイヤの皮むきをしつつペースを上げて行くが、昨日同様フロントの挙動がイマイチか!?
それともコレがNEW70SPの特性なのか?(んな訳ないよなぁ)
流れるフロントを押さえながら周回する・・・
途中大きくラインを外し、集中力が途切れたところでピットイン、残り2分を残し予選を切り上げた。

予選結果:6位(1'40.879)

昨日の練習とほぼ同じタイム。5番手にはK選手、6番手はイソとお馴染みのメンバー。
2列目ならNSRの絶頂スタートで突き抜ける事確実か!?こりゃ狙わねば・・・・
午後2時過ぎの決勝までゆっくり・・と思ったら。モトバスターの決勝やピグの決勝やらで結構忙しい。

モトバスターの決勝だ。
イソのピットクルーになりすまし、スタンドをもってポールのグリッドに向かう。
おっと、すぐ目の前をレースクイーンのお姉さんが歩いてます!
ハイレグからはみ出すケツが生々しいっす!、目のやり場に困りつつちょっと赤面する純情なかんご。
スタートから飛び出したイソはそのままトップを独走!危なげなく連続チャンプなり〜
誰がイソを止めるのか?9月のスプリントにエントリーしちゃおかな(笑)

今度はピグスプリントの決勝。
予選では10台が2分10秒を切っている。サトル君のベストが10秒だから、こりゃかなりキツイレースになりそう。
決勝パワーを期待する。
スタートが決まり、第2集団の最後尾でレースが進む。次第にバラけ4〜5台でバトル。
自己ベストを7秒まで上げてくるも、最後に離され14位でのチェッカー。
終わってみれば10位までが5秒台、7月の耐久までに更なるパワーアップが必要のようだ。
優勝はカジタレーシングのきょ〜さん、おめでとう!今度は耐久で勝負ですよ!!!

14:15〜 決勝
急に天候が回復してきた、空は青空、強烈な日差で気温は急上昇〜
気になるフロントはどうしたものか?ちょっとだけエアーを抜いて何かが変わるのを期待してみる。
コースインして2列目のグリッドに着く・・・1列目は目の前だ。
難なく間を抜けて行けそう・・そう思った途端緊張してきた。やば・・プレッシャーが。

選手紹介の間、なんとか心を落ち着かせようとする。が、笑顔が引きつってるぞ!!
サイティングラップでスタート練習・・が、ちょっとフロントが浮きすぎてしまった。失敗。
ますます緊張してきた、くぅ〜(汗)

再度グリッドに着き、そのままレッドフラッグ退去・・・
レッドシグナル点灯と共に回転数を1万辺りにセット。ハンクラの位置をちょっと探る、とブルー!!
うっ一瞬遅れてミート・・・も失敗。一列目に並べない。
横のイソがギュ〜ンと伸びて先に行ってしまう。NSRも何とか速度を乗せてイン側から1コーナーに突っ込む。
2コーナーへ向かって立ち上がるも、後方からTZRが伸びてくる。
ココもイン側を付いて何とかはじき出されないよう凌ぐ。
先頭はガンマか?その後に3〜4台くらいのTZRが続いている。
便所裏の切り替えしで1台抜いて前を伺う。よし、先頭も離れていない、このまま付いて行けるか?

ストレートで前車が一気に離れて行く、置いて行かれまいと1コーナーで無理をするが・・な、流れる〜
ハラんだ所をK選手とイソに抜かれた。
2コーナー、3コーナーでぴったりと付いた次のヘアピンで、今度はイソが流れて行く〜
K選手と共にイソを交わし立ち上がる。と次の便所突っ込みでK選手のブレーキが速い!
アウトに逃げるように並び、そのまま被して切り返しで前に出る。ヨッシャ〜!
ところが最終を立ち上がってストレートに帰ってくると、ものすごいスピード差でK選手が前に出る。
あまりの差にスリップに付き返す事など出来ない!?ストレートだけでその差は10メートル以上になるか?

裏に入ってその差を徐々に詰める。そしてヘアピン立ち上がりで真後ろに着け、便所裏で交わす。
しかし、その後にストレートで難なく前に出られる・・なんじゃそりゃ〜〜腹立ってきたぞ!!
こなりゃトコトン食らいついちゃる!って事で便所裏でアウトからインから前に出る。
でもね〜結局ストレートで交わされるんだよな〜って思ってたら。イソまでもがストレートで交わして行く。あぁ〜〜〜!!
遂には満を持してH原選手にも抜かれてしまった・・トホホ〜

バトルに敗れて精根尽き果てた時、コントロールタワーを初めてみて残り周回を確認する。
残り僅を、フラフラになりながらも慎重にこなして7番手でチェッカー
ピットに帰ってへこたれてみる・・・と、『かんご君、フライングだってよ!?』との声が・・なぬ!?
4周に渡って黒旗とゼッケンが掲示されたらしいのだが・・・いっちょん見とらんですわ(汗)
んで、そのまま失格となります・・・なんじゃそりゃ・・

レッドシグナルが点いてる時にハンクラの位置を探ってたもんね・・
そう言えば少し動いたな。しかしアレがフライングになるのかと思うと・・あぁ〜トホホだ。
今日はモトバスターやGPでもフライングがあったもんね。結構判定が厳しかったのカモ。
途中の4台でのバトルは面白かったものの・・後味が・・・
そうなると、途中絡んじゃった他車の方ごめんなさいね。

ジャンプアップ失敗と思ったらジャンプスタート成功だって(苦笑)
2000年シーズンの前半締めくくりは始末書でした。

決勝結果:失格(タイム未計測)

次回は9月、
フロントフォークのオイル交換に、毎レースのピストン交換、チェーン交換。
それにチャンバーのカーボン落しをやってTZRに対抗するぞ!!

新たな教訓
・コントロールタワーは3周に1回くらいは見よう。
・レース前には入念な整備!!
・グルグル集団はそっとしといてあげよう。
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