絶頂野郎の活動報告


西日本ロードレース選手権 第2戦
絶頂:★★★★★
日時:2000.4.30
場所:MINE



4/22 1週間前練習

好調な滑り出しを見せた開幕戦から早1ヶ月、第2戦へ向けたお約束の1週間前練習である。
今回は珍しく単身でのMINE入り、イソもサトル君も居ないのでちょっと寂しい・・・

ゲート前で朝を迎え、ゲートオープンとともにダッシュをかまし先端の10番ピットを確保する。
占有が入ってるのか、ピットの1/3程が使えないようだが、ほとんどのピットがトランポで埋まった。
第2戦はモトバスターも併催って事でRC51や旧車のTZRなど珍しい顔ぶれも・・・
特にRC51、これってRVT1000Rって言うの?ファイヤストーム??
顔はイマイチだが、街乗りマシンとして『欲しいバイクランキング1位』と認定!(かんご審査委員長)
いや〜カッコイイねぇ!コレって100万円くらいで買えるんでしょうか?

ビックツインの鼓動を隣に感じながら走行の準備をば・・・
気温は20℃、湿度は40%、風がちょっときつい。
暖気をしつつ、開幕戦でサトル君がセッティングしてくれた感触を再現してみよう。
・・・ちょっと中間が濃いような気もするが、上の方はキレイに回るのでとりあえずヨシとしよう。

10:35〜 1本目
まずは目と体のナラシを・・・
2、3周して少しずつペースをあげていく・・・が、どうもコーナー進入時のフロントタイヤの感触がイマイチ。
妙〜に頼りなく、クリップにも付けない。
ブレーキングがぬるいせいでコウなるのか?よく分からないが、無理してペースを上げようとは思わなかった。
とりあえず確認するように周回を重ねる。
タイム的には41秒フラット、これだけ手を抜いても41秒なのか・・・2本目に期待しよう。

14:00〜 2本目
気温は22℃、湿度30%、向い風。
午後になってさらに気温が上がってきた。NSRの場合、気温が20℃を超えると熱対策に頭を悩ますようになる。
キャブセットはそのまま、湿度が下がったので旨い具合に合ってくると思ったのだが・・・
1本目よりもさらに中間が濃くなってしまった。大袈裟なエンブレと強風でますます走りにくくなる。
タイムは42秒がやっと。さらに体力も持たない、走行時間を5分以上残しピットに帰る(ダメダメ〜)

あ〜疲れた。しかしキャブセッティングはシビアだねぇ・・・今回は大ハズレって感じ。
次回の前日練習では、サトルセッティングを本人の手を借りて再現してみよう!


4/29 前日練習

金曜日の深夜にMINE到着、ピット取りはゲート前ポールポジションのイソに任せて朝まで仮眠〜
やたら寝心地の良いハイエース、ふと目覚めて明るくなった辺りを見回すと既に誰も居なかった・・・
快晴のGW初日、寝ぼけ眼でピットまでの道のりを上がっていく・・・

25番ピットにイソを発見。
本日の走行枠は2本、もうしばらく呆けていたいが朝イチの走行枠なのでそそくさと準備開始。
マシンと工具一式をおろし、水を入れて燃料作って暖気して・・・オワリ(笑)
キャブの調子はと言うと、一週間前は中間が濃々だったが今日は気温が低おかげか程よい感じ。
ささくれ気味のタイヤは・・・まぁいいか。

8:50〜 1本目
さてと行きますか・・天候もよく朝イチのすがすがしさもあってか気合が乗ってきた。
2周目くらいからガンガン行ってみる。
体感スピードもノリノリ!ストレートのに帰ってきてトップブリッジに取り付けたストップウオッチでラップを計る。
おりゃ!>1分44秒・・・ん?
そりゃ!>1分44秒・・・ん〜?
んりゃ!>1分43秒・・・あれ?
どりゃ!>1分42秒・・・なんで〜、とりあえずピットに戻ろう(って言うか疲れた)
はぁ、かなりいっぱいいっぱいで走ってるのにこのタイム・・タイヤのせい?
残り時間はまだあるし、とりあえずコースに戻るとしよう。
何処がおかしいのか?体の力を抜いてラインをたどるように淡々と周回してみる・・・と、
楽に42秒フラットが続く。ありゃ、おかしいのは人間でした(汗)
ノリノリのつもりがリズムはバラバラだったのね〜

10:00〜 2本目
走行台数に余裕がある為、走行枠が変更となる、さっきの感覚を忘れないうちに練習しとこう。
まずは42秒ペースから少しづつ詰めていこう・・・と思ってたのに、コースインしたら目の前には3台のRS125。
ついつい付いていってしまう・・・と、いきなりの40秒ペース。
前に誰か居ると楽ねぇ、ストレートで抜けなくはないが、とりあえず40秒ペースで引っ張ってもらう。
数周して一旦離れ、今度は自分のペースで・・と思ってたら後ろに黄色いTZRが見えた。あ、K選手だ。
とりあえず付いてみよう(笑)
ストレートではスリップに付くのがやっとで、とても前に出れそうにない。
そのうち後ろに付いてるのがバレたのか、K選手がペースを上げてきた。
う〜ん、ついて行けない(汗)
ストップウオッチを見ると既に12周を越えている。
決勝直前にしてやっと休憩無しで12周走りきれるようになった。あぁ一安心・・じゃオワリにしましょう。
数分残してピットに帰る。

12周走りきった時点で20分20秒。
前回の自己決勝タイムが20分05秒だったから・・・まぁボチボチかな。
午後にもう1本の走行枠があるけど、明日は雨の予報だし練習はココまでとしとこう。
と決めたらさっそくビールを持ち出し、青空の下で一人宴会のはじまり〜


4/30 西日本ロードレース選手権 第2戦

今回のSP250エントリーは16台、いつもと違った顔ぶれも見られレースが楽しみ。
天気予報では午前中からパラパラくるとか!?
朝から湿度も高く、昨日までのキャブセットでは明らかに濃い。
空は厚い雲に覆われ今にも降り出しそうな感じ・・・

今回のレースの為にGPR70SPを購入してきたが、決勝は100%雨だろうし・・・
予選だけ使っちゃうのはもったいない(笑)
悩みに悩んだ結果、オワリ気味のささくれタイヤを選択。
サトル君から借りた125用のタイヤウォーマーを巻いてキャブセットにかかる。
上も下も濃い感じなので、メインを1ランク絞ってみる。が、下が落ち着かない。
針も1段変更。まだ怪しい感じがするが上がキレイに回るのでヨシとしよう。

予選15分前、遂に細かい雨が落ちてきた!
5分経っても路面を濡らす程ではない、このまま持てば温めたタイヤで2、3周でタイムを出せるか!?
コースインまで5分を切った時、雨は本降りに!路面は一気にフルウエット。
こりゃダメだ〜、急いでフロントタイヤからレインに交換作業にとりかかる・・・

9:30〜 予選
フロントの交換作業が終わらないうちにコースイン開始。
ストレートを何台か通過して行く・・・ヨシ完了。
しかしリアを換えている時間はない、焦る気持ちと不安を押えコースイン。

とりあえずは予選通過の為にタイム計測が出来るよう1ラップを無難に走行する。
タイヤの限界が掴めないままコーナーを探ってみる・・・
滑るそぶりは見せないが、少しでも滑ったら取り返しが付かないような気もする。
ささくれて温まったタイヤは絶妙なバランスで食いついているのか、とりあえず7秒台が出た。
前後レインタイヤを履いた車両にズバズバ抜かれてしまうが、これ以上のアップは厳しい。
NSRの絶頂スタートに期待して、予選はコレくらいで妥協しとこ・・・

予選結果:9位(2分7秒700)

決勝グリッドは3列目が確定。ジャンプアップは可能だろうか・・・
ピットへ帰って即効でレインタイヤに交換する。
決勝は午後14:15からだが、発電機とウォーマーで万全の態勢作り〜
ライダーには『アリナミンV』を投入!(ドーピングですか?)
ただ問題は、レインタイヤが2年前のものであること(笑)
第1戦の予選で使い切ったつもりだが、今回もご登場となりやんした〜

14:15〜 決勝
コースイン直前までウォーマーを使ってタイヤを温める。
コースインが開始され、温まったレインタイヤの感触を探りながら9番グリッドに着く。
選手紹介がされている中、例のごとく気合いの入ったお姉まさが、悩殺プロポーションを披露しつつ5分前ボードを掲げる。
しかし9番グリッドは3列目・・・悩ましげなお姉さまの姿を堪能するには遠すぎた・・・
う〜、フロントローに並びたいぃぃぃぃ〜

興奮気味の心はウォーミングアップラップで一気に冷やされる。
ソコソコのペースで1周し、いよいよスタート。
ジャンプアップのイメージを思い描きレッドシグナル点灯・・・
タコメーターの針を若干低めにセットし・・・グリーン!!
2列目を一気に捕らえ、周りの音に惑わされること無く2速へシフトアップ!
1列目に並び加速を続ける!1コーナーへは2台のガンマとともに進入し2コーナーへ加速合戦!
濡れた路面を気にする間もなく2コーナーへなだれ込み、2番手で立ち上がる。
横に並ぶマシンは見えない、とりあえずは目の前のガンマについていこう。

まずはスタートダッシュ大成功!!
2番手のままコントロールラインを通過し、2周目へ突入していく・・・
しかしトップのガンマが強烈に速い、距離が次第に開いてくる。
数周して冷静さを取り戻した頃にはすっかり離されてしまった。
ふと後ろが気になり、便所の立ち上がりで振り返ってみる・・うげ!団子っす!!
かなりの数のヘルメットが見えました(汗)
確か直後にはイソが見えたような・・・うへ〜

トップが見えなくなった途端にペースが分からなくなってしまった。
ちょっとひるんだ隙にガンマがさしてきた!
なぜがホッとする気持ちもあったが、ガンマは4コーナーのヘアピンでコースアウト・・・
またもや前方の目安が消えてしまった。

しばらく2位をキープしたまま周回を重ねる・・・
後ろが気になって振り返ると・・・すぐ後ろにイソがぁ
プレッシャーを感じながらレースは中盤戦に突入。
1コーナー立ち上がりでガンマに並ばれ・・あれ?さっきコースアウトしたガンマだ、もう追いついたのか!?
2コーナーで先にいかれたが3コーナーで思いっきりハラんでいく。
今度はギリギリで堪えたようだが、その隙に抜き返す。(忙しい奴だなぁ)

しかしヤツはまたしても現れた、今度はNSRを引き連れて2台に抜かれる・・・
くぅ〜同じヤツに3度も抜かれてしまうとは(悲)
でも、走行は随分楽になった。前の2台についていく。

その頃になると転倒車も増えてきた、イエローフラッグが各所で振られている。
タイヤも冷えてきたのか、滑る路面が気になりはじめる・・・
前の2台と少しずつ間隔が開き、気が付けば後ろに居たイソは1コーナーのグラベルで沈没していた。
後ろとの間隔も開き、残りの2ラップを慎重にこなしてそのままチェッカー

決勝結果:4位(1分53秒722)

決勝結果を見てみるとトップはブッチ切りで1分50秒のスーパーラップ。
2、3番手が共に52秒台。
前のマシンを追いかけることは出来るが、先頭はダメダメって事ねぇ・・
今回の結果には満足してるんだけども・・・まぁいっか!次もがんばろっと!!


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