絶頂野郎の活動報告


西日本ロードレース選手権 第1戦
絶頂:★★★★★
日時:2000.3.5
場所:MINE



いよいよ2000年シーズンの開幕戦である。
マシンも人間も準備万端と言いたいところだが、今年に入ってまだ3本の練習走行しか・・・
レース前日の土曜日が最後の調整日となる。

仕事を終えた金曜日の夜、ハイエース号に荷物を満載し西へ移動。
途中、イソ氏から連絡が入り博士を連れて広島を出発したとの事。
ちょうど腹が減ってた所なのでドライブイン『ながさわ』に車を止め弁当を食す。
しかし食えば眠くなるもの、隣の車のイチャイチャカップルを気にしながら仮眠をとる・・・

MINEに到着。暫くしてイソのハイエースも到着。
しかし・・・運転手のイソは既に幽体離脱状態!?助手席で緊張気味の博士を一目見れば、
道中の様子が容易に想像出来る。ついこの前、居眠り運転で縁石にヒットしたと言うのに・・・危険なヤツだ。
今日のところは自分もおとなしく寝るとしよう。明日は最後の練習日だし〜


レース前日

トランポの屋根に打ち付ける雨音で目覚める・・うへ〜雨だよ〜
確かに天気予報ではそんな事を言っていたが、やはりMINEは今日も雨だった・・・もうお約束である。
AM8:00 ゲートオープン
壁際のピットをイソと確保し、マシンを降ろす。
しかし、これからどうすっかな?天気予報では明日の明け方まで雨でその後は晴れるらしい。
そうなると今日、ウエットコンディションで練習してもあまり意味は無さそう・・っていうか程度の良いレインタイヤは持ってなかったりする(汗)
となれば今日の練習はナシ!?いよいよぶっつけ本番での開幕戦になるるるる〜

時間はたっぷりある。
新品のGPR70を組み付け、ヘッドを開けて異常のない事を確認したところで整備終了!
で、時間はたっぷり残ってしまった・・・
もう後は寝るだけ、トランポに潜り込みひたすら寝てみる。
昼に選手受付を済ませ、インスタントラーメンを食らいまた寝る。
しかしこの時、インスタント食品を2個も食べていた博士を見逃さなかった!
あの丸い腹はこうして作られているようだ。博士、2個もたべちゃ駄目だよ・・・

開幕戦のエントリー状況を見てみると・・・
SP250クラスのエントリーは13台。
GPへ転向してしまった人の分だけ減ったのと、お約束のメンバーが何人かエントリーしてない。
4月のレースにはもっと増えそうな予感。
車種はガンマが増えて、NSR・TZR・ガンマと同じような割合になってきた。
実力のTZR、一発のガンマを相手に我がお気楽NSRがどこまで頑張れるか!?

午後になっても雨は止まない、結局今日はNSRのエンジンをかける事も無く終わってしまった。
さーて、実のところ今日はココからが本番?。川棚温泉→ドライブイン『みちしお』といつものパターン。
仕事を終え広島から駆けつけて来たサトル君と『みちしお』にて合流し、これまたいつもの『ホルモンうどん鍋』を頂く。
相変わらず旨い!サトル君はコレが食べたくて高速を飛ばして来たほどだ。
コンビニてビールとつまみを大量に仕入れ、ピットへなだれ込む。
NSRライバルのO田さん(笑)も加わりエロ本を中心に絶頂ウダウダ大会は深夜までつづく・・・


レース当日

雨はやんでいる。しかし霧が立ち込めコースはイマイチ乾かない。
スペアホイルにレインタイヤをセットして車検を済ませる。
予選までには乾かないと判断し、レインに変更してサトル君から借りた125cc用のタイヤウォーマーで温める。
刻々と変わる路面状況・・・予選15分前にはインフィールドも乾いてきたようだ!?
ライバル達も慌ててドライタイヤに履き替えている。
隣を見ると、イソもドライタイヤに履き替えていた・・・
しかし彼の場合、『ハーフウエットに新品レインはもったいない!』と言うのが真の理由だと思う(絶対)
その点、自分のレインは何年前のか忘れてしまう程のモノ。ブロックのカドも取れてるので今回で使い切ろうと言う魂胆。
時間ギリギリまでウォーマーを使い、予選に備える。
う〜緊張してきた・・・

予選 9:30 コースイン
ウォーマーでタイヤは温まってるので最初からガンガン行ってみる。
1周の内にすぐさま単独走行。コースは立ち上りに少し濡れている所がある。
タイヤの選択としてはどちらでも間違いでは無さそう。ただ、新しいレインタイヤじゃ確かにもったいない感じ。
タイムは1分49〜8秒台。
タイヤが流れてちょっと不安だが、それよりもキャブが濃い過ぎたようだ。立ち上りでもたつく。
更にタイムアップしようとするのだが、レインタイヤがもったいないので(まだ使うのか!?)46秒が出たところでピットイン。
結果は7位、アレレ?結構頑張ったのにイマイチなポジション・・・とりあえずキャブのせいにしてみる。(ポールは42秒)

今年から決勝レースが12周となり、ガソリンはいつも通りの6リットルで足りそうだが体力が足りてなさそう。
タイヤをGPR70に履き替えウォーマーを巻いて決勝に備える。
それと予選で失敗したキャブセッティングをなんとかしないと・・・
スタート前チェック30分前にパラリ〜ンと暖気をしつつキャブの調子を見てみる。
『う〜ん、どんなもんじゃろ?』って見てたら、サトル君が『濃いね』と一言・・・
サトル君的セッティング法を伝授してもらい、ソレを参考にセッティングを合わせる。
するとどうだろう!?先ほどとは見違えるような排気音!いかにも速そうな音に決勝への期待と興奮が盛り上がる!!


決勝 11:40 コースイン
タイヤが冷えない様にしっかりアクセルを開けて走り、7番目のグリッドに着く。
5分前のボードが出たと思ったら・・・なぬ!?
ポールの横にはナイスな食い込みレースクイーン!!、今年からそんなサービスがあるのですか!?
う〜〜今後もポールは無理っぽいから5位とか6位になって少しでもお近付きになりたいっす!
選手紹介もそっちのけでヘルメットの中から熱い視線を投げかける・・・いいなぁ

股間に緊張感を覚えつつも気持ちはリラックスムードでウォーミングアップラップとなる。
しっかりとスタート練習をして本気走り・・・のつもりなのだが皆めちゃ速いペース!?大丈夫かな本番・・・

再びグリッドについてレッドフラッグ退去・・・一呼吸置いてレッドシグナル点灯・・・からグリーンへ!!
軽くフロントを浮かせながら前列に並ぶ、そのまま2速へ入れ、入れ・・あれれ?入らない(汗)
あー失敗!やっと2速へ入ったものの回転が落ちてモタついている。再加速するも1コーナーへは8〜9番手か?
ライン取りに成功して立ち上りで少し前にでたのも束の間、2コーナーのブレーキングでO田さんのNSRがインに飛び込んできた!
大外までふくらみ前を猛追する。
便所裏でO田さんを抜いて、その前にいるTZRは・・イソだ。
最終コーナーまでぴたりとついて行く、いつもなら最終コーナーの立ち上りからTZRやガンマに置いていかれるのだが・・・
今回は同等の加速をみせ離れる事はない!?サトルセッティング的中!!
今度は便所裏でイソを抜く。落ち着いて前を見ると4台のマシン。
しばらく前の4台について行く。すると2コーナー手前でTZRがリアをロックさせ、白煙を上げながらコースアウトして行く・・・
目の前の出来事を見つめていると、つられて吸い込まれそうになるので視線を外す。
前方には3台のマシン、TZRにガンマにNSR・・・
どうした事だろう?いつもは第2集団でレースをしている自分がトップが見える位置でレースをしている。
いつもはストレートでいとも簡単に抜かれるのだが誰も抜いてこない・・・
そうこうしていると、最終手前でガンマがコースアウト。 うわ!労せず3位になってしまいました。
2位のNSRにも徐々に追いついてきた。前方のライダーがしきりに振り返る(なんか嬉しい状況)
しかしレースも後半に入ると体力的にダメダメになってきた(汗)、ブレーキが遅れ動作も遅れ気味・・・
ヘアピンではインにつけない・・・そこへ後方からガンマが飛び込んできた!
一瞬で交わされ追いすがる事が出来ない。
今何周目だっけ?最後の力を振り絞って追いかける、と、前方を走っていたNSRにトラブルのようだ、伸びがない。
3位に返り咲いたところで体力も底をついた。
気がつけばラスト1周、最後のストレートではマシンの方もガス欠となって惰性でチェッカー

マシンを停めて表彰台へ、そこには食い込みクイーンが2人でお出迎え!!やっぱ表彰台はいいね〜
正式結果は3位!
ドライコンディションでこのポジションは始めてカモ。
NSRでもセッティングが合えば速いんスね!今更気がつきました。
ベストラップは1分38.719秒
TZRやガンマと張り合えそうなタイムにライバル達も驚き・・かな?


開幕戦のポイント
・3位入賞
・2年ぶりのベスト更新
・第2戦もセッティングよろしくね!サトル君
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