絶頂野郎の活動報告


ピグスープ3H耐久 第2戦
絶頂:★★★☆☆
日時:2002.07.28
場所:MINE



地方戦や勝手にGPの合間を縫ってクロスミッションを装着したエンジンのテストを重ねる。
幾度もファイナルを変更し、徐々にペースが上がってきている。
上り区間は上々!!問題があるとするならストレート区間か。6速のトップスピードがイマイチ心細い。
捨てられるエンジンパーツを組み合わせて作ったコノ耐久用エンジン。高回転の伸びきりが悪いのは致し方ないトコロか・・・
出来る事、最高級のミッションオイルとアーシングを施し、僅かな効果にも望みを掛ける。

7/26、『絶頂ロンシャン』のしぇん!!とその相方の浜田氏と共に2台のトランポで金曜の夜に出発。サトルの姿はない・・・
サトル、どうした事か明日は仕事らしい。誰よりも練習量の多いサトル。練習量に比例するように成績を上げてきたサトル。
耐久前日に練習できないサトル・・・大丈夫であろうか。クロスミッションは前回の耐久以来乗っていないと言うのに!?

4時間掛けてMINEのゲート前到着。出発が遅かったせいか時は午前3時である。
まぁおとなしく寝るわけでもなく、しぇん!!、浜田さんと共に3人で乾杯〜!!
浜田さんはしぇん!!と組んで万年2位のノーマルクラスで優勝を狙う。カートコースで修行に明け暮れたしぇん!!の実力が試される時だ。
ふと気がつくと東の空が白んできている。イソイソとトランポに入り眠りにつく・・・・

7/27 前日練習

一眠りしたようだが外が騒がしい。目覚ましは未だ鳴っていないようだが。
と、聞きなれた声。どうやら柳井連中が到着したらしい。どこのコースへ行っても朝一はコノ面子なんだよね。
しばらくしてゲートオープン。ポールのピットを確保して一段落である。走行は午後、マシンの準備をしながらノンビリモード・・・

練習走行1本目〜
気温は30℃を軽く突破する猛暑。考え抜いた新しい組み合わせのファイナルでコースイン。
1速のみノーマルなので2速との間が妙に開いている仕様。ややスタートが心配だったがそれほど酷でもない、ナントカなりそう。
加速も上々で登り区間も力強い。んが、ファイナルがロング過ぎたのか、6速は使えたものではない。タイムも今一つ。

練習走行2本目〜
当初は2〜6速まで使う仕様を予定していたがワイド過ぎたようだ。
もう少し6速をショートにしなければ無理っぽい。市販のギアを入手すれば可能なのだが・・・
リアのファイナルを1丁ショートにしてコースイン。3〜6速での走行となる。
タイムは5秒付近。スリップを有効に使えば更に更新できそうな感じ。

練習走行3本目〜
勢いで走行券を買ってしまったが既にバテ気味。まぁ明日は同様の時間を連続で走行する訳だからコレくらいでバテてはイケナイのだ。
流れる汗に視界を遮られながらの走行。
足回り、高速域からの急激なコーナリングには耐えられそうにない感触。コーナー奥まで踏ん張って向きを変える感じ。
立ち上がりに繋げるように注意を払う。3〜4秒は当たり前なチーム多数。他チームもかなりレベルアップしてきている様子。
チームバランスで勝利できるか!?基本セットは決まった。あとは風向きとスリップ頼みかな・・・

さて、ノーマル優勝を狙うロンシャンチームも好調な様子。自己ベストを大幅に更新してご機嫌である。
車検と受け付けを済ませて早々にMINEを後にする。コースは湯谷温泉〜みちしお〜厚狭駅!?
そう、ほったからしのサトルを迎えに行かなければならないのだ。一人で新幹線に乗るのは初めてだと言うサトル。大丈夫か!?
みちしおで『ホルモンうどん鍋』を堪能しているとサトルよりメール。どうやら時間通りに乗車できたようだ。これで一安心。
と思いきや『かんぱ〜い』の文字。暇を持て余して早速ビールを飲んでいる様子。
広島〜厚狭を新幹線は1時間弱で移動、トランポで後から追うよりは5千円少々の新幹線を利用した方が割安かもしれない。
食事の精算を済ませて迎えに行くかね・・・
みちしおではおばちゃんウェイトレスがテーブル横で端末を持って伝票を切ってくれる。その際、注文した時のメモなどは一切ないのである。
豊富なメニュー数にも関わらず、テーブルに残った皿や器から瞬時に料理が判断されるのだ。おそるべき職人芸である。
男爵がホルモンうどん鍋マニアなら対面に座る浜田さんは焼肉マニアである。ここでは一貫してこのメニュー。
男爵の前に残された鉄鍋に照準を合わせるとピピピとホルモンうどん鍋の伝票を切るおばちゃん。
どうして分るの?コレとそっくりな『砂ずりうどん鍋』と見紛わないのか!?『ふんっ』と自身満々のおばちゃん・・・プ、プロだ。
敵に回すと怖いと思ったその時!!ピピピと共に『ホルモン焼き』の伝票が浜田さんに手渡される・・・
分ってないジャン!!
どうやら肉片すべてホルモンと認識してしまうのか・・・稀に誤動作するおばちゃん。みちしおの奥は深い。

『2本目にかんぱ〜い』、サトルからのメールである。とっくに出来上がってる様子。
調子に乗って終点の博多まで行ってしまうのではなかろうか?確かに博多の夜は魅力的である。
サトルの計画的犯行か?『博多まで迎えには行かん!!』と注意メールを送信しておく。
すごすごと厚狭駅のホームに現れるサトル。しょんぼり空き缶をクズカゴに入れ改札を通過。オツカレサマデシタ。

MINEへ帰るとSUピットに殴り込みである。決勝に向けての整備はほったらかし。
鬼気とし凄惨な地獄絵図と見紛う怒涛の宴会が深夜まで続く。涼しいはずのMINEの夜も今宵は熱帯夜。
寝床と記憶を失ったサトルはピットにて燃え尽きた。火照った血管に群がる蚊の大群。朝まで40数箇所を刺される事になる。


7/28 2002ピグスープ3H耐久 第2戦

吐き気を伴う清々しい朝。サトルがフラフラと徘徊している。いや?整備を始めているのだろうか。
ピストン、タイヤ、チェーンを交換し決勝用にマシンは出来た。
練習走行は8時からの30分。未練習のサトルが全てを消化して慣れてもらう事にする。
時間はある、最初の2〜3周はナラシでお願いよ・・・はい、わかりました!
そう確かに会話をしたはずなのに・・・ホームストレートには1周目からケツを高々を上げ全開走行のサトル・・・あいつはアホか!!
前方を行くマシンがあればどうにも我慢できないらしい。サトルらしいし、ソレが良いとこでもあるのだが。

しかしタイムは伸びない?10秒前後で痛いにも程がある状況・・・不調か!?
30分みっちり走行し、ピットへ帰ってくる。『どうした、マシンか?』、『いや、速いです』ならばナゼ・・・
『6速は何処で入る?』、『坂を登りきった辺りで・・・』

そこ5速だから!!
もう1速あるから使ってよ〜!!

どうやら5速を6速と勘違いしてたらしい。ミッション変更に付いて行けてない。不安的中!!
しかし、もう時間はない。とにかく6速を使い切るよう念を押し、本番を迎える事となる。
ブリーフィングを終え出走前点検である。今回は74台のエントリー、この猛暑に拍車がかかる。ゼッケンはハズレ抽選の13番。
スタートライダーはサトル、いつも通り5番手以内で繋いで欲しい。
ゲートが開けられホームストレートにマシンが並ぶ。とめどなく溢れる汗を拭きながらスタート進行を見守る。
5番手以内で繋げとは言ったが・・・周りの状況からして5秒を切るペースでないと難しいであろう。がんばれサトル!

シグナルが赤から青に換わり3時間耐久のスタート!!
一斉に掛けより、サトルも続く。キック1発でマシンが動き出す。やや難しく2速の加速に入り遅れず前方へ消えていく。
と、中盤で接触があったか?混乱でマシンがバラけ、痛みに悶えるライダーがコースに残される。
無傷では済まされないような状況、オフィシャルが駆けつけトップが帰ってくる前に迅速に処理される。

しばらくして、トップは黄色いマシンのカジタだ!アームズの中村が果敢に追う。
数メートル開け、集団でトップを追うグループ。この中にサトルの姿もある!ヨシいけ〜〜!!
って言う勢いも次第に陥落。周りのペースが上がってくると付いていけなくなってきた。
サトルは8〜10秒ペース。朝の練習走行同様に乗れていない。徐々にペースは上がっているのだが・・・
ノーマル優勝を狙うロンシャンチームはスタートから好調!しぇん!!が常勝カジタを引き離してリードしている。凄いぞ!

スタートから30分、徐々に順位を落としながらもペースは6〜8秒に上がってきた。
どうしたんだろう?幾ら慣れないとは言え前回はもう少し乗れてたハズ・・・まだ5速で走ってるのかな?
スタート進行の時からツナギを来たままサインボードを出し続けているが、さすがの暑さにへぱってきた。
こりゃライダー交代までに体力を消耗してしまう。順位が10番まで落ちて来た時ピットへ逃げ込む事に。
反パンに着替えピットの椅子に持たれて静観する。水分を補給しながらウトウト・・・・
たまに順位を確認し13番手、まだ交代まで時間はあるな・・・ウトウト。

と、どうやら浜田さんが異変に気がついた様子でピットロードから声が掛かる。『サトル君が交代を要請してるよ!?』
どうにもペースが上がらないサトル君は走行を続けてタイムをロスするより、交代を選んだようだ。
60分経過の頃からサインを出して居たようだが気がつかなかった(笑)予定より若干早く交代に入る。
ピットに導き、スタンドアップ。迅速に給油をしてライダー交代!!バビーン!加速して絶頂号は戦線復帰!!

心配したマシンの調子は上々で特に問題はない。スリップ相手を見つけながら快調に飛ばす!
早々に4秒台を記録し、好調をアピール。そして自己ベストの3秒に入れる。やっほ〜!!
んが、スリップ相手を見逃してしまうと途端に5秒ペースへと・・・自力でのストレートスピードにマージンはなさそう。
さらに、強みの上り区間だと思っていたが、上位陣のマシンと比べると見劣るか!?まだまだ煮詰めが甘いらしい。くぅー
特にカジタチームの登りは強烈で、明らかな差がある。なるほど、ここがポイントなのかなぁーー

時間と共に体力的にヘコタレテくる。が、順位は徐々に回復している様子。
前方に見たようなマシンがチラホラ見えてくる。お?アレはアームズではないか。ライダーはニコラスと改名した兼重選手だ。
追い付けば面白いかな?と思っているとヘアピンでダイブ!!自爆で大きく後退してしまうではないか・・・ニコラス大丈夫か〜!
と偽善な心配をしつつ、順位が一つ上がった事を喜ぶとしよう。

猛暑で肉体的、精神的にも疲れてくるが走りながらも状況だけは掴んでおこう。
今日はストレート区間で追い風でもあるが、ファイナルはもう1丁ショートでもいいか。
点火時期を少し早め、トルクを稼いだ方がいいか。上り区間をいかに強力にするか・・・
上位数台にラップされながら違いを認識しておく。んが!トップのカジタ号にはもの凄い勢いでラップされた。
はへー、あの違いはなんだろね。別次元と言った感じ。すっげー!
引導を渡された感じでもうフラフラ。見たくもなかった残り時間を確認しようと思ったらフラッグが振られていた。
トップのカジタに続き2番目にチェッカーフラッグを受けたが、順位は何位であろうか・・・クールダウンラップの後ピットへ帰還。

マシンを支えきれず、サトル君に任せてヘタリこむ。
ロンシャンの浜田さんも激走でモウロウ。ゾンビのように這いまわる事しか出来ない。

正式結果:8位
BestTime:2'03.1

優勝はカジタ、全車ラップし2分を切る59秒台のコースレコードを記録する完全勝利である。
第1ライダーがコースレコードを記録すれば、その記録を第2ライダーが更に更新すると言うペア・・・まさに最強である。
そしてロンシャンチームは念願のノーマルクラス優勝である。総合でも28位は脅威のノーマルマシンか!!

絶頂号は煮え切らない8位に終わる。
慣れないクロスミッションが祟ったか。そもそもノーマルミッションの方が合っているのか!?
最終戦に向けて更なるテスト、そしてノーマルミッションのマシンと比べながらの走行が必要と思われる。
そして主要因は激しすぎる前夜祭か!?しかし、コレが改善される事は・・・・ありえんじゃろ!!(←イクモト風)
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