絶頂野郎の活動報告


ピグスープ3時間耐久 第3戦
絶頂:★★★★☆
日時:2001.11.4
場所:MINE



MINE地方選手権の最終戦を終えた一週間後、またしてもMINE入りである。
秋の大盛りレーススケジュールも佳境、今回はミニバイクのピグスープ3時間耐久レースだ。
毎回大盛況のピグイベント、今回も76台の参加台数で大賑わいである。
ゼッケンはエントリー順で初日受付のくじ引きと言う方法で主催者側で決められるのだが、絶頂は2度目となるゼッケン1番を頂く。
参加台数からしてスタート直後は大混乱であろう、アクシデントに巻き込まれない意味でも前方からのスタートは重要である・・・
って言うか、クイーンな姉さんに一番近いと言う魂胆は不純であろうか?

今回は90分耐久の方に博士もエントリーしており、よし@748Rとペアを組む。
前戦のピグ耐久から全然バイクに乗ってない博士、前日土曜日はカンゴ号に乗って猛練習の予定。
しかーし、土曜日の降水確率も急上昇!!どうする博士!?

金曜日の深夜、野生のバンビと遭遇しながらもMINEゲート前に到着、今のトコロ夜空に星も見えているのだが・・・
そんな事はお構いなしにサトル君を交えて到着のカンパイである。
今回こそは入賞!と士気を高めながら飲んだ暮れ、すっかり雲が広がり星の見えなくなった空にも気付かずご就寝・・・
寒さに震えて目覚めると今にも降りだしそうな重い空。こりゃダメだわ。

11/3 前日練習〜
1番乗りで最前列のピットを確保し、荷物を降ろし終える頃には雨が・・・ポツポツ。
明日は晴れるって言うし、降ろしたクーラーボックスからビールを取り出しイキナリの『本日は終了〜〜〜!』である。
そう言えば祝日だった今日はバイクと車の走行会があるらしく、勢い良くピットが埋まっていく。
先頭は絶頂とウッドストック、隣は愛媛ドンキー、その隣は柳井関連・・・この辺の常連はぬかりがないようである。しかし濃い面々だ。
ピットを取り損ねたSUやカジタが右往左往している。ぬはは勝った!!

マシン整備はサトル君にまかせて雨の走行会観戦・・・市販車だけにドライタイヤでの走行会、さすがに2輪は辛そうで皆スローペース。
それでもバランスを崩しコース脇に転がる高そうなマシン達・・・うぁ修理代痛そっ!!って言うかライダーも痛い!?
さて4輪も走行会、こちらはタイヤが4つあるだけにペースがやや早め。んが、そこらじゅうでコースアウト&クラッシュ!!無茶だわー
たしかサトル君の工場で修理したと言うインプレッサも走ってるようだが、おっあれだ・・・だぁー・・・グシャ・・(←3コーナー)
サトル君、また仕事増えたよ〜(苦)

雨は激しく降り続き、風邪が治りきっていない身体が冷える。練習できずにぶっつけ本番となる博士も不安顔。
この雨の中、練習を繰り返すチームもあるようだが、コースに不慣れであったりマシンの慣らしであったり・・・
我々としては特に走行する必要はなさそうだ。(←既にビール飲んでるし)
いよいよ何もする事はなし、ここは今晩の宴会に向けて体調を整えておくとしよう・・・トランポでまったりしてみる。

夕方になりモトバス耐久を共に戦ったロンシャンチームのしぇん!!到着。
ピット内では宴会を待てずに既にワインが開けられている。絶頂ピットはガソリンよりアルコールが良く似合う。
しぇんがマシンを下ろし一通り準備が出来たらお出かけである。
なんたって、しぇんのトランポはボンゴワゴン3列シートで8人乗りなのだ。
絶頂ピット御一行様と柳井系アームズのN村選手を乗せて『湯谷温泉』→『レッドキャベツ』のお約束コース。
今宵のメニューは焼肉&キムチ鍋、ピットへ戻る道すがら、空腹に耐えかねる面々からのうめき声は地獄絵図か!?

ピットへ戻って各自宴会場の設営、包丁を握るのは『大学以来だよねー』と言うしぇん。
華麗な包丁さばき、ほとばしる鮮血・・・・血!?っておい!血ー出てるよ!!
『あれ、いつの間に!?』と、冷静に赤い豆腐を握るしぇん、だ、大丈夫か!?・・・その豆腐(笑)
マロニーが焦げ付いた『やや香ばしいキムチ鍋』と『狂牛どころじゃない狂人焼肉』を肴に絶頂ピットの夜がふける・・・


11/4 ピグスープ3時間耐久 第3戦

予報通り雨の上がった朝、博士チームのマシンが到着したようで早朝から慌しく作業をしている。
パっと見ボロそうなマシンは、よく見てもボロそう・・・大丈夫か!?博士も不安顔である・・いや、もともとこんな顔だっけか!?(笑)
マシンが形になる頃には90分耐久の公式練習が始まっていた。急いでよし@748Rがコースインしていく。
路面は昨日の雨でまだ濡れている個所もあり、練習と言うより動作確認だけで終わったようだ。
公式練習は全てヨシが消化し博士は本当にぶっつけ本番となる。

3時間耐久の公式練習となるが、路面は完全に乾いていないよう。
久々にサトル号に跨りカンゴがコースイン、全開走行が出来ず練習という訳にも行かないがマシンに異常はなさそう。
感触が掴めないままサトル君と交代、サトル君はストレートの伸びをチェックしている。
速そうなライバルマシンを見つけてはスリップに入って交わす・・・この繰り返しは・・・まさに悪人である。

スケジュールは進行し90分耐久、博士チームのスタートとなる。
キックの無い博士チームはピットスタートとなるのだが・・・ミニバイク馴れしてない凸凹コンビは相変わらずの様子。
グリッド上の全車スタート後、間をおいてピットスタート組みがコースイン・・・そして取り残される博士チーム、エンジンかかりません!!
延々と押しがけし、チョークを引いてやっとこ始動、体力を使い果たしたようにフラフラとコースイン。
ペースが上がらないながらもボチボチ走ってるが・・・コーナー立ち上がりがあまりにも遅い。ま、まさか・・・チューク引いたまま!?
まさかと思いながらも、『チョーク↓』とサインエリアから博士に・・・前傾姿勢のまま片手を高々と揚げてOKサインの博士!!(ちょっとカッコいい)
と、元気を取り戻したように走り始める。お〜速くなったぞ!!
やっと落ち着きを取り戻し、3時間耐久のブリーフィングへとスケジュールが進行していく・・・

さて、90分耐久もそろそろゴールか?と思っていると博士チームのマシンが止まっているようだ。ピットで作業中。
電気かキャブか?はたまたエンジンか?方々手を尽くせど再びエンジンに火が入ることなく終了〜
即席チームにて準備不足が祟ったか・・って言うか、もちっと基本整備しようよ!!


3時間耐久スタート前の絶頂号、タイヤウォーマーとエンジン暖機とスタートに向けて余念が無い。
クイーンな姉さんとのプレイタイム(?)が勿体無いのでそそくさとグリッド先頭にマシンを並べる・・・うごっ!
今回の衣装は下着と見紛うビキニタイプのお色気モード、露出度満点でやや寒風が気の毒なような気もするが我々はHOTである。
あー先頭グリッドって眺めが良いよね〜(注:1コーナーへのクリアな眺めと言う事に)
後続の眺めも良いと言いたいが・・・うへぇ。近場のグリッドから柳井関連にウッドストックに愛媛系・・鼻息荒げな猛者って感じ。
この辺の頭を取ったって言うのは喜ぶべきか、悲しむべきか?
ちなみに柳井マシンのエンジンは冷え冷えである。暖機してないな?うしし〜

スタートライダーはサトル君、作戦は毎度お馴染み90分交代の体力勝負。
毎度スタート直後は波に乗れない傾向にあるが、最近好調なサトル君なら良い所を走ってくれるかも知れない。
『5位以内で帰って来い』との声に力強くうなずき、コース反対のグリーンへ行ってスタートの合図を待つ。

ギアを1速に入れ、キックペダルを用意。
レッドシグナルが点灯し辺りの空気が一変・・・・グリーン!!
第1ライダーが一斉に弾け飛びマシンに駆け寄る!
サトル君は踏切りの軸足が合わなかったようで歩調を合わせながらワンテンポ遅れてキック&スタート!
鋭い飛び出しの後続2〜3台に交わされながらも1コーナーへ吸い込まれたか?スタート後の混乱を心配しながら1周を待つ。

1周目トップはウッドストックの中上選手、後続を数秒離し飛び出しに成功したようだ。
相方のイクモト君は大喜び、ガッツポーズで応える中上選手!!(←羨ましい、こんなんやりて〜)
続く2番手グループは愛媛ドンキーの西坂選手、カジタの宮原選手、そして絶頂のサトル君だぁー!!
3台が一団となって先頭を追う展開が続く・・・

2位集団のペースが上がってきたか?後続との距離が空き先頭との距離を詰めていく。・・とっ!!
黄色いマシン、宮原選手の姿がない!?真っ先に思い浮かぶ嫌な予感。まさかサトル君と絡んだか?(汗)
ピットに帰還して修復を始めるカジタ号・・・最近、当たりも強いと噂のサトル君だけに・・・うーん不安だ。
が、裏で観戦していた人からの情報によると絡みなしの単独転倒だとか・・・ふぅ。

ついに愛媛ドンキーとウッドストック、絶頂タミヤが一団となってバトル開始!!
3者一歩も譲らずギリギリの勝負が続く。3台が0.002秒差でホームストレートは横一線!
交代時間が迫るにつれピットも慌しくなってくる。燃料を用意しながらも気になる順位・・・
トップグループ3チームの第2ライダーが一つのモニター前で唸る。
『う〜むむむ、こりゃ第2ライダーの責任重大やね!?』
プレッシャーを掛け合い、ライダーとしての勝負は既に始まっている。

イクモト君のチームとはクイックチャージャーを共有している。
どちらを先にピットインさせるか決めかねていると!?
なんとココへ来てサトル君がベストラップで走っている!タイムは大幅更新の2秒台!!うっひょ〜!
こりゃ交代させられないわな!
と、隣のドンキーチームは交代サインが出たようだ・・・んが!西坂選手は首を振って拒否!!
トップを死守する中上選手も引かない!!3人とも熱いよ〜〜〜!!!

交代時間を過ぎても各車譲らず意地のバトル、後続との差を20秒程開きつついつまで続くのかと思われた矢先!?
西坂選手からギブアップのサイン!!(笑)
コレを合図に絶頂ピットは年上の中上選手からピットインのサイン。
程なくしてゼッケン4番の中上選手がピットロードに帰ってくる・・・と、サトル号がホームストレートを通過しない?見失ったか!?
スタンドアップして一気に給油とライダー交代、イクモト君がドンキーに続いてコース復帰。

ヘルメットを取った中上選手が開口一番、『サトル君飛ばしたかも知れん・・・』
ひぇ〜、ピットインする中上選手と最終コーナー手前で交錯したようだ。
モニターで確認すると、なんとかコースには復帰してるよう。しかし後続とのタイム差が無くなっている・・・うわちゃぁ〜!!
給油の準備をしながら直ぐにピットインのサイン、マシンのダメージは!?

ピットロードに現れたマシンを誘導、スタンドアップして給油開始。
コースアウトしたものの転倒は免れたようでマシンへのダメージは無いようだ。
鼻息の荒いサトル君に、『大丈夫よ!』と声をかけてカンゴがコースイン!よーし行くぞぉ〜〜〜!!!

満足に練習できないまま始まってしまった決勝本番!
気ばっかりで空回りしているように全然ノレない!周りにペースメーカーになるような車両もなくどうしたものか・・・やっべ〜!
特に高速の1コーナーとハードブレーキの2コーナーはヤバイくらいヘンテコ。サトル君ごめんよ〜(汗)

気を落ち着かせてマシンの感触をじっくりと探る。
100分全開でバトルし続けたタイヤはかなりの消耗か、既に食いつきが甘い。
エンジンは上までキッチリ回って水温も大丈夫。ブレーキにも特に不満はない。
やっぱ問題はライダーか!?トホホー
やっとこペースメーカーを捕まえ5秒台まで引っ張ってもらう。んーなんか感じが掴めたかな!?
ここまで何台かに抜かれている、順位がドコまで落ちているのか心配である・・・

レースも終盤にさしかかり転倒車両も増えてくる時間帯だ、ここは気を引き締めなくては。
と、見慣れた黄色いマシンに抜かれる。お?きょ〜さんだ、序盤のアクシデントで大きく順位を落としているが流石に速い!
後ろにピタリと付いて様子を伺って見る・・・と、見とれるほどスムーズなライディング!!
ハードブレーキから無理の無い進入〜クイックでありながら安定したバンク〜谷のない立ち上がり加速!!こりゃ参ったね!!
目からウロコが落ちるとはこの事かと思わせる。んが、チェッカーは直ぐ後に迫っていた。
もっと早く見たかった〜〜〜〜と思いながらホームストレート。笑顔のサトル君が掲げるボードには『P.5』の表示。

ん、5位か?
走り足らない思いでチェッカーを受けクールダウン・・・気になる順位。なんとか5位で踏み止まれたのだろうか?
そのまま車両保管に通され、とりあえずは念願の入賞は果たした様子。サトル君の熱い走りを繋げる事ができホッと一息。
最後にきょ〜選手の走りを目の前にして力不足を実感、こりゃもっと修行しなきゃなぁ・・・
と、保管場でひと騒動、どうやら入賞車両で違反が発覚したようだ。1台失格となっている。

正式結果:4位
BestTime:2'02.8

優勝は愛媛ドンキー、2位には追い上げのクレイジーボンバー、3位にウッドストックだ。
で、5位は柳井アームズ、気合の入りようが見事結果に結びついたか?
レースに関わること全てにおいて必要以上に楽しむ絶頂チーム・・・足らなかったのは実力ではなかろうかと思われたが、やっとこ入賞まで登ってこれた。
堂々と入賞チームの仲間入りである!

実力を兼ね揃えた変態強豪チームの座を不動のものとするため、来シーズンも大いに楽しもう。
そして入賞から表彰台へと目標アップだぁ!!


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