絶頂野郎の活動報告
西日本ロードレース選手権 第４戦
絶頂：★☆☆☆☆
日時：2001.10.28
場所：ＭＩＮＥ
前戦の暑さが嘘のような１０月、お久しぶりの地方戦が近づいてきた。
と言っても、前戦転倒で壊してしまったマシンの修復は完全ではなく、外装一式は前オーナーの使用していたものだ。
砂の入ってしまったクランクケースは洗浄し、石を噛んだピストンは中古と交換。
叩いたラジエーターは自ら修正してみるも水漏れが収まらずスペアと交換。
炸裂したサイレンサーは七海治郎選手から入手したショートタイプとなっている。フィーリング変わるのかな・・・
10/20 一週間前練習〜
モトバスター耐久から１週間、本日は地方最終戦に向けての１週間前練習である。
自動車メーカー、スズキ系のイベントがあるようでパドックはいっぱい、250ライダーが集まるピットに入れてもらおう。
コース上は隼のエンジンを積んだプチフォーミュラカーが走っている。ズングリしていてイマイチ格好良くないが走りは本物！？
さて、TZのMJは幾つだっけな・・・相変わらずセッティングデータなるモノを記録してないカンゴ。
多分 420-410 だったよな。隣に居る七海治郎選手に聞いてみると薄いのでは？との事・・・湿度は40%であった。
なるほど秋らしく乾燥している、って事で１ランク濃くしておこう、キャブをゴソゴソ・・・あハズレ！！
現在のセットは 430-420 であった。悪くはないと思うが開けちゃったので 440-430 としておく。濃いかな！？
１本目〜
さてさて、身体の方はうまく反応してくれるだろうか？レース前に36〜７秒出ればOKなんだが・・・おおおおっ！！
コースインしてイキナリびっくり。モトバス耐久で乗ったガンマとは比べ物にならない加速！！うお〜、こりゃ身体のナラシから始めなきゃ！
じっくり数周・・・んが？１万２千回転を遥かに超えて回るエンジン・・・こんなに回ったっけ？ショートサイレンサーのせい？キャブが薄い？？
すっかりガンマ色に染められたようで、TZがどんなだったかてんで忘れてしまった（汗）
壊れる〜〜〜〜！？なんてビクビク走ってるとタイムは３９秒止まり（←おまえが壊れてる？）
走行終了後、すぐさま他のTZライダーに駆け寄り、『１万３千って普通！？』ってな質問・・・が、どうやら普通のようだ。
感覚は完璧にリセットされてしまってるよう、続けざまの走行では思う存分高回転まで回してみる事に・・・
いや〜良く回ること！それに水漏れラジエターと違ってよく冷える！！こんなに回してるのに４８℃だよ〜（←冷えすぎだって！）
そんなこんなだが、３８秒がやっとの走行であった・・・こりゃ居残り決定だわな、明日の日曜日も練習するとしよう。
う〜むむむむ・・・こんな時は気を取り直してビールでも飲むか！？
MINEの売店で買うと市場価格より高いのが難点だが、買に出るのも面倒・・・１００歩譲ってヨシとする。
んが！！イベントで大繁盛だったのか売り切れのようだ・・・くぅ〜飲ませろ！！
かなりショックだが我慢するしかなさそうだ・・・
同じくお泊り決定の七海治郎選手の整備を待って『みちしお』→『湯谷温泉』コース。
溜まりかねたように飲んだくれ、あっと言う間にご就寝・・・と行きたいが！？グルルル〜
ビールを我慢したのがイケナイのか、飲みすぎたのがイケナイのか腹痛にうなされる事３回！！（汗）
トイレで脂汗を流すこの時、日ごろの悪行を神に懺悔してしまうのはワシだけか！？う〜ゴメンなさい、ゴメンなさい・・・・・・・
10/21
腹痛は回復したが天候は悪化してる、雨模様で今日の走行は無理っぽい。
時間もある事だし決勝用にピストン交換でもしとこうか。と言っても前戦のクランク交換の時に新品を投入している。
走行距離でまだ200キロに満たない下バンクはまだよかろう。石を噛んで中古と交換した上バンクのみ新品にする。
ベースガスケットを再利用しつつ組み込むがピストンの突き出し量が思うように決まらない。
こりゃ再利用してるから？それともピストンの個体差！？
ガスケットを交換しながら組み直すこと数回、やっとこ決まって終了〜！次回はピストンのナラシから！！
・・・・いや、人間のナラシも続行です（恥）
レースが迫ってきたが、ここ２〜３日風邪の症状に悩まされつつある。これはイカンと言うことで会社を休んで病院へ・・・薬を貰って一安心！？
やや早めにMINE出発、十分に睡眠を取って完全回復と行きたいところ。
途中の晩飯ポイントを探しつつ日が暮れた国道２号線をひた走る。きょ〜選手オススメのうどん屋は何処だろう？
周東辺りの右と言う話だったが・・・あれか？日本家屋風のうどん屋一軒・・・ん〜もっかい確認とってみよう。
徳山に入った辺りで思い出した、そう言えばこの辺に『500円レストラン』ってのがあったな。あ、これこれ。『どんぐりコロコロ』である。
さっそく入店・・・・んが！店内のお勧めメニューには650〜900円の定食類・・・他に500円がどうのって記述は無い・・はっ！
『５００円メニューはお勧めでないようだ！？』
店の外にはデカデカと書いてあったくせに・・・仕方なくメニューを開いてみる。
あ・・・ありました。２４種の５００円定食。えーと、頼んじゃって良いのかなぁ・・・と、ヘルシーに『野菜炒め定食』を頼む。
店内の様子は・・・カウンター据付の意味ありげな鍋は何だ？しゃぶしゃぶも食えるのか？？
ドラえもんの置物やオリエンタルな人形の意味は！？、『どんぐりコロコロ』と何の繋がりがあるのだろう？奥が深そうだ。
『お待たせしました』と、『野菜炒め定食』が運ばれてくる・・・ご飯に味噌汁、佃煮、漬物、そしてメインの野菜炒めだ。
う〜ん、変わった味かもしれない・・何の味だ！？・・・ネギ？・・そうだタマネギだ！！
って言うかタマネギばっかじゃん！！
野菜炒め改め『タマネギ炒め定食』の誕生である。
５００円定食残り２３種、完全制覇なるか！！
10/27 レース前日
本日は秋らしく晴天であるが、明日の予報はおもっきし雨である。降水確率は９０％
こうなったら今日の練習は無意味な感もあるが、とりあえずピストンの慣らしはしとかないとね。午前中はフラフラしつつ午後の走行を待つ・・・
他のGPライダー達は精力的に練習している。太田選手も３６秒とイキナリ好調のようだ。
１本目〜
シートカウルに『ナ』と貼り付け、ナラシ走行開始。じっくりと淡々と周回を重ねる。
途中、足回りを確認するようにコーナリングしてみるがこのペースじゃ何も判らない。他のマシンの邪魔になるのでヤメ。
終始ナラシ走行とする。
明日は雨だし、本来ならこのまま今日の走行はオワリとなる所だが、あまりにもノレてないのでもう一枠。
とりあえずマシンに慣れておかないと雨の全開走行など無理な話しだ。
２本目〜
キャブがちょっと濃いような気もするがまぁいいか。ブレーキパッドも残り少ないので加減しなきゃ・・・（うそ！？）
徐々にペースアップするが思うように曲がれない。
以前120サイズのタイヤを履いたとき左コーナーのチャタで悩んだが、同じようなチャタが右コーナーで・・・困ったな。
ペースは４０秒を切れないくらいでお話にもならないレベル。
前戦の右コーナースリップダウンの後遺症か、それとも転倒でマシンになんらかのダメージがあるのか！？
と、安定していた水温が急激に上がりだす。
ピットインして様子を見るとキャッチタンクがいっぱいになってる。どうやらラジエターキャップに不具合があるようだ。
足回りを弄りながら走行を繰り返すがキマらない、いよいよもって重症である。明日はどうなる事やら・・・・
意気消沈しているとサトル君からメール・・・お！！！カウルの修理が間に合ったようだ。
前戦で粉砕したカウルを修理していてくれたのだが、タンク、アッパー、シート、フェンダーの修理完了。
アンダーカウルは軽傷の為今回は見送りとの事・・・
しかも今回の塗装にはパール塗料も混ざってるとか！？きらめく絶頂ムラサキに期待が膨らむ。
ヘッドを剥ぐって焼けを確認して整備はオシマイ。いつもならいつものメンバーでいつものコースでいつもの宴会なのだが・・・
今日は一人旅・・・そして風邪・・・はぁ〜さみしい。薬を飲んでとっとと寝ることにする。
が、しかし薬を飲んではみるものの一向に回復しない・・・くそっヤブ医者め！！
って言うか安静にしてないから治らないのか！？（←ヤブ患者？）
雨の降り出したMINE、どうにも寂しいのでセブンでちゃんこ鍋とワンカップ入手。
ピット内にコンロを持ち込みアツアツのちゃんこ鍋、ポットの熱湯にワンカップ浸してホカホカの熱燗！一人宴会だぜ〜
喉の痛みをアルコールで紛らわし、熱による悪寒を鍋で撃退！う〜ん風邪なんて吹っ飛ばせ！！
・・・・夜中に全部吐きました（涙）
西日本ロードレース選手権 第４戦
胃が裏返るような思いで迎えた朝、サトル君が到着していた。
昨夜からの雨は一層激しくなり、風でトランポが揺れる程だ。
体調の方はレース前の緊張からか、頭だけはスッキリしているが身体の火照りが普通じゃなさそうだ。
妙な汗をかきながらも無駄な体力は使わないようにしよう・・・
サトル君がテキパキとカウル交換や燃料作成、車検準備とこなしてくれる。
タイヤをレインに交換し、スクリーン類のワックス掛けも余念がない・・・全部お任せで作業は進む。
MJは430-420をセットし１ランク絞っておく。
雨が一層激しくなる中車検をパス。
今回のエントリーは１６台、SPやGP125クラスが激減している中でGP250は少ないながらも増えつつある。
来年はイソも復活してくるだろうし、高井＠DFRもTZを購入との話だし今後が楽しみである。
GP250予選〜
時間ギリギリまでタイヤウォーマーを使ってコースイン。
前後レインタイヤでファイナルはドライ同様、前後のサスを若干やわらかく設定している。
まずは様子を見るように数周・・・シールド内に貼り付けた曇止めのフィルムが効果テキメン！！
んが、打ち付ける雨に視界は遮られる・・・ストレートを全開で走るが、先がまったく見えずかなり怖い。
水温は５０℃を割り冷えすぎか・・・ギクシャクするエンジンで微妙なコントロールが効かない。
と、『青旗？』
ななん？後ろから何が？？
と思うと、バヒュン！！と黄色いマシン、あいや〜三山選手速え〜〜〜〜〜！！
頭真っ白でピットに退散・・・あ、予選終わってる。
予選結果：５位（１′５６″９０１）
まぁここまでは開幕戦と同じような状況、トップは４９秒と驚異的だがボチボチのポジションではなかろうか。
上位陣の顔ぶれと回りの状況を見て決勝のレース展開も見えたかな？このまま雨が降りつづければ・・・
他のライダーはセッティングに余念が無いようだ。
新品レインを投入したりピストンの焼けをチェックしてキャブセットを煮詰めている。
カンゴは気に入らなかったファイナルだけ変更してただじっとしている・・・・
GP250決勝〜
コースインゲートには発電機とタイヤウォーマーで準備万端の絶頂マシンが待っている。
しかし・・・肝心のカンゴがまったく集中できていない。ぼーっと辺りを見つめて『今からレースかぁ・・・』と途方に暮れている。
マシンに跨る動作も鈍く、周りの期待とは裏腹に本人のテンションは下がる一方・・・カッパを着たままコースイン。
コースを一周する間にキャブセットが外れてる事に気がつく。こりゃ濃いわ・・・
５番グリッドに付き、好ポジションを再認識。あ〜こんなんじゃダメだ。全然燃えてこない・・・
カッパを脱がしてもらって気合を入れなおす。とりあえずスタートでトップに出よう、それから後は・・・そんとき考える！！
ウォーミングラップを終え再びグリッド・・・シグナルが・・・グリーン！！・・バババババ〜〜〜〜
うへ濃い！！回ってくれ〜〜〜〜！！
１速の加速に失敗して２速で追い上げる、１コーナーアウトからまくって４番手くらいで立ち上がる。
２コーナー進入で『レインマスター上野選手』の激しい突込み！！
アウトへはらんでケツをゼブラに取られながら必死に追いすがるが気合ばかりが空回り・・・ダメだ。
コーナー毎に順位を落としていき、気が付けば単独走行・・・・
まだレースは始まったばかりだというのに・・・
冷静になって、コーナーを一つ一つ攻めてみる・・・全然ダメ。
ファイナルも失敗ならキャブセットは大外れ、惨めな周回ばかり重ねてチェッカー
決勝結果：７位（１′５３″０５７）
見事な惨敗レースで最終戦を締めくくってしまった。
体調が悪かったからと言えばそれまでだが、勝つための努力が全然足りてなかった。
決勝では皆大幅にペースを上げたが、カンゴは・・・何もしなかった結果か。
この悔しさを忘れず、来年の男爵走りに活かしたい。
GPクラスはお金が掛かると思ったが・・・とりあえずタイヤは３セット買ったかな？って程度。
ピストンも３セットくらいだな。クランク１本は安く手に入れることができたし。SPと比べて金が掛かったと言うほどでもない。
GP参戦初年度は31ポイントでランキング６位かな？
絶頂男爵、来年は表彰台を狙う！！
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