絶頂野郎の活動報告


モトバスター4時間耐久&ピグスープ
絶頂:★★★★★
日時:2001.10.14
場所:MINE



選手権とは一味違い旧車やハイテク車、小排気量に大排気量入り乱れて競うモトバスターオープン耐久。
今年はSP250に参戦中の浜田選手からの誘いで出場となる。マシンは'96RGV-γ250(VJ23A)、ライト級では超ハイテクマシンである。
ジュニアライト級からスーパーヘビー級の中で一番の激戦区となるライト級で、狙うは優勝!!
最新型のガンマに乗ったことも無いくせに口だけは達者な絶頂コンビ。ライダーは浜田さんと、カンゴとサトル君の3人体制。
とりあえず練習しなきゃ話にならないが、ミーティングと称した『ただの飲んだくれ会』を開いただけ。まぁテンションの底上げはOK!?

スケジュール的に時間が取れないまま時が過ぎ、やっとこさの練習日前日、一足先にMINE入りしたカンゴはTZを走らせていた。
本日はGTカーの走行もあるようだ。山積みのタイヤとミシュランのウェアを着た外国人数名・・ドライバーも外国人だな。
トヨタのGTスープラ2台、どうやらタイヤテストのようだ。ピットインとタイヤ交換を繰り返している。

カンゴはボチボチと走行準備。絶頂ムラサキカウルは前戦の転倒でバッキバキ。本日は赤レイラのカウルである。
このカウル、前オーナーが決勝用に使用していたままでチーム名やミシュランステッカーなどあり。
カンゴはダンロップユーザーであるしチームも違う。GTカーの爆音を聴きながらステッカー剥がしに専念していた・・・
ふと後ろに人の気配!?振り返るとそこにミシュランの外国人オヤジが興味ありげに覗き込んでいるではないか!
今まさにミシュランステッカーを剥がしている最中のカンゴ・・・こ、この状況は!?


10/7 一週間前練習

浜田さんが遅れてMINE入り。
10月は出場レースが立て続けになるため金銭的にも厳しい状況のカンゴ(って言うか厳しいどころではない)
練習走行枠をダラダラと増やすわけにもいかないので、サクっとガンマを乗りこなしたいところ。
走行準備を進め、自前のタイヤウォーマーをガンマにセット、この時期必須だよね〜って、壊れてるじゃん!!
温まらないウォーマーを手にフトコロは冷える一方・・・修理費に撃沈。

1本目〜
まずは浜田さんが普段乗ってる足回りのセッティングで乗ってみることにする。
幅広な印象を受けるフロントの倒立サスと妙に高いステップとシートポジション、硬そうなフレーム・・・
セミオートシフター装着の為アクセル全開のままシフトアップできるのだが、ハイテクに慣れない身体は通常のシフトアップ動作となる。
数周様子を見るが今まで乗ってきたNSRやTZの様に進入スピードを上げられない。切り返しもリアが着いて来ない。
TZの時はリアの車高を上げると好感触だったのだが・・・・ガンマも車高調整機構付のRサス・・・どうしよう!?
時間となり、タイムは1分44秒。

さてどうしたものか、浜田さんはこのセッティングで前戦のSP250で39秒を出している。
あまり大幅な変更はしたくないし・・・
Fサスのイニシャルを締めるのが大好きなカンゴはやっぱココから!なにあともあれ締めてみる。
後はダンパーの動きを微調整。Rサスは置いといてこれで様子を見てみよう。

2本目〜
『42秒出たらコレで終わりね!』、浜田さんに伝えてコースイン。
先程と同じラインで走行を始める。進入は安定してきたがクリップからの立ち上がりがイマイチと言った感じ。
フルバンクのままアクセルを開けたいが、リスクが大きいのでワンテンポ遅れて立ち上がる。
純正ミッションでギアがワイドな為、シフトポイントを試行錯誤しながら徐々にタイムアップ。
42秒から数周、41秒台に入りひとまず安心で走行終了。

目標タイムはクリアしたが、やはり気になるのでRサスのイニシャルを増し締め。
明日、カンゴと入れ違いでMINE入りするサトル君にこの状態で乗って様子を見てもらおう。
2001年モトバスプロジェクトは順調にスタートした・・・

さてもう一つ、ミニバイクプロジェクトでピグスプリントがある。
ピグ耐久はお馴染みだが毎回サトル君のマシンであり、たまには自分のマシンでMINEを走りたくなったのだ。
ミッショントラブルを解消したエンジンの実力やいかに!?
午後の枠で走行を始めるが、思うように走らない・・・キャブセットのせいだろうか?
数周走るがエンジンの吹けは悪くなる一方・・・こ、こりゃダメだ。
ミニバイクプロジェクトは暗雲立ち込めるスタートか!?エンジンを見つめ考え込む・・・・あ、プラグ抜けてるよ(汗)


10/13 前日練習

ライダー3人揃っての練習日、2輪枠も7本もありセッティング出しの一日・・・となる筈が浜田さんが風邪でグロッキー。
カンゴとサトルの2人が納得する方向でセッティングを煮詰める事となる。
ゲートオープンと共にピットを数個キープ、さて何処に落ち着こうかと思ってると遅れて来たカジタチームがピットを探して右往左往している。
ん?困ってるのかな・・・と、キープしていた18番ピットをカジタに明け渡すが・・・ぐふふ、まんまと誘い込む事に成功したか!?
隣の19番ピットはSUチームである、恒例のSU大宴会で今晩は寝られないのではないかな(笑)

さて、先ずはマシンのセットアップ、ピストンとタイヤとプレーキを新品にしてナラシから始める、ライダーはサトル君。
今使っているシリンダーには既に傷が入っており、ナラシは走行枠1本使って慎重に・・・
そう言えば先週サトル君がマシンに始めて乗ったのだが、イニシャルを閉めこんだRサスは不評だったようだ。
途中雨が降って満足に練習できなかったそうでタイムは45〜6秒だとか・・・既にRサスのイニシャルは戻されている。
時間いっぱい使ってナラシは終了。

つづく走行枠でカンゴがガンマに乗る。Fサスのイニシャルを更に入れてコースイン。
徐々にペースを上げて42〜3秒、キャブセットのせいか走行フィーリングがシックリこない。
ピットインしてイニシャルを抜いてみるがこりゃ失敗、さっきの方が乗りやすい、またピットインしてイニシャル調整。
『全開で行ってくる』そう言ってコースインした直後、ペアピン突込みでエンジンに違和感あり!?焼き付きか??
スローダウンしてエスケープゾーンからピットへ戻る・・・・回し過ぎたかな〜

浜田さんがエンジンを確認すると、上バンクのピストンに強いアタリ。元々傷ついてた下バンクはそれほどでも無い様子。
とりあえずペーパーを当てて対処。ファイナルがショート目な為、引っ張り過ぎる傾向にあるので1丁ロングに変更してもらう。
しかし、エンジンに不安を抱えてしまった。果たして4時間の走行に耐えられるのだろうか?
今日一日、高回転に気を使ってエンジンを温存するとしよう・・・

スケジュールは慌しく、ミニバイクの走行も迫る。
サトル君は精力的に練習に励んでいるようだがイマイチタイムが伸びない、ガンマとミニバイクの乗り分けがうまく行ってないようだ。
午後に入って2本目のミニバイク枠でカンゴも練習・・・んが、コースイン前からエンジンがまったく吹けない!?
コースインを断念して、ピットで原因を追求する。
他のミニバイクライダー達はどれくらいのタイムで走っているのだろう・・・焦りが募る。
プラグ、CDI、点火時期・・・どれを触っても一向に復調しないエンジン、キャブを洗浄してもダメか・・・いよいよ困ったぞ!?

困り果て、サトル君のマシンからキャブ丸ごと交換してみる。と、嘘の様に復調!?
あれ・・・濃いと思ってジェット絞ったりしてたが、反対に薄すぎたのが原因??
自分のキャブに付け替えてMJを108番・・・ありゃー問題なく回るジャン!!難しいなぁ〜〜〜
モタモタしてたらミニバイク走行枠は残り1本となっていた・・・

再びガンマに乗ってファイナルの確認、シプトポイントを確認しなおしエンジンは1万2千回転手前までで温存走行。
足回りの微調整をしつつ42秒台。ストレートスピードがかなり犠牲になってるが、とりあえずカンゴ的にはOKだな。
残り2枠、サトル君と浜田さんに確認してもらってOKが出た。いよいよ本番へ向けて準備は整った!!

さてミニバイク最後の走行枠。日も傾いてきて向かい風も吹いている中コースイン、やっとこさの全開走行である。
しかしマシンが小さい!!ガンマに慣れた頃にミニバイクとは・・・こりゃ切り替えが難しいな。
サトル君と共に周回しお互いの走りを研究する。
ストレートからコース前半はサトル君の勢いが良い、後半はカンゴの方が速いか!?トータルして一周のペースは同一と言った感じ。
途中サトル君の前に出て『後半セクションはこう攻めろ!!』ってな感じにリードしてみる・・・が!やりすぎ。カンゴ→コースアウト(笑)
2人とも仕上がりは物足りないまま練習を終える。

日が暮れ肌寒くなった午後6時、ここからの時間配分が微妙である。
今夜は恒例のモトバス前夜祭!!会場の設置が始まっており、バーベキュー用の炭火をおこしている最中のようだ・・・
風呂に行かなきゃならないし、今夜は絶頂鍋大会の買出しにも行かないと・・・何から手を付けるか。
モトバス前夜祭は乾杯→会食に始まり、ビンゴ大会→怒涛の飲んだくれ会・・・しばらく時間的余裕はありそうた。
となれば今のうちに風呂&買出しに行くしかなさそうだな!急げ、先ずは風呂だ〜〜〜〜!!

絶頂御一行風呂に到着、長湯は出来ないが疲れた身体に心地よい。んが、気が付けば7時である!急げ〜!
レッドキャベツに到着、移動にも時間がかかる。
本日は絶頂初の試み『キムチ鍋』である、寒い夜には辛い鍋が食欲をそそる。
ありったけの食材を買いあさるが、一人頭600円に満たないのが驚きである。ヘルシーかつリーズナブルな鍋に乾杯。
浜田さん用の風邪薬とライダー用のドーピング剤(リポビタンローヤル500円)も忘れない。おっと時間が、急げ〜!
8時半近くにMINE帰還、さて前夜祭は!?あ・・・・バーベキューの残り火でマッタリしてる?ビンゴ大会も終わってるよ〜(泣)
ビールを冷やしてたであろう氷と僅かに残ってたホット缶コーヒーを頂き、今年の前夜祭は不発に終わった・・・

となれば、絶頂鍋を堪能するしかないよね!
炊飯ジャーでご飯を炊きながら鍋の下ごしらえ、大量に用意した食材は一度に入りきらない。
鍋は前半&後半の2部構成となりそうだ。味付けは『キムチ鍋の素』に頼り切ったがなかなかの味。
この時期の鍋はいいよね〜!ピグの最終戦は何鍋にしようかな!?
途中からイソや高井@DFRも加わりヒートアップ。風邪の浜田さんも食欲ありげ、いっぱい食べて体調を整えてもらおう。
箸が止まりかけた頃、送れて現ぼろ〜にぃ号オーナーの今西選手登場、絶頂鍋の閉めをお願いする。
今西選手は新しくボンゴワゴンを入手、このレースでぼろ〜にぃ号とお別れである。
久しぶりに見たぼろ〜にぃ号、新しいホイルを装着しててカッコヨカッタりもする。増えた凹み傷はご愛嬌か。
今西選手をサポートしたぼろ〜にぃ号はサトル君のもとに渡りトランポ家業はつづく、今度運転させてもらいたいね。


10/14 モトバス4耐&ピグスプリント

眠たい目を擦りながらもスケジュールは過密、ミニバイクとダブルエントリーな為もありモタモタしてられない。
先ずはモトバス耐久の車検から、給油用の携行缶に消火器、3人分の装備一式で荷物は山積み!
心配される音量測定も十分に暖機してパス、それともジェットが濃いから音が小さ目なのか?
エンジンに一抹の不安があるので、ジェットはあからさまに濃い目である。4時間持たないと元も子もないからね。
参加台数は34台、ライト級は11台のエントリー、NSRやTZRの250勢とFZRにCBRの400勢と相手に不足なし!!
一方ミニバイクの方は16台のエントリー、耐久でもお馴染みのツワモノ揃いである。
季節、天候ともに絶好のコンディション、上位では記録的なタイムも出るかも知れない。

早速モトバス耐久の予選が始まる、予選は各ライダー行いトップタイムを予選タイムとする。
第1ライダーは浜田さん、予選はまだ気温も路面温度も低い状況の中・・・クリアラップを取れないで苦戦している。
タイムは43秒台、ライト級ではトップタイムなので問題はない。今日までロクに乗ってないのでこの時間内で慣れてもらうとしよう。

ピグスープ予選
第1ライダーの予選が終わると、ミニバイクの予選である。
気温も低いのでMJは110番をセット、予選は15分。
サトル君と共にコースイン・・・が、サトル君のマシンにトラブルか?まったくペースが上がらない。
単独走行の予選となり、タイムは8秒止まり、今一つ突き抜けない・・・サトルマシンはクラッチが滑っているようだ。タイムは11秒。
予選結果:9位(2′08″900)

モトバス予選
ピットへ戻ってくるとガンマが用意されていた、NSRからガンマに乗り換えてそのまま予選突入。
当初は規定周回だけ走って予選を切り上げる予定だったが、気温も上がってきているので予選タイムを出すことにする。
が、高回転はまだ使わない。エンジンをいたわりながらの走行。途中ピットインしてFサスの微調整。
42秒台が出たところで切り上げる、このペースで耐久を走れば結構いいポジションを狙えそう。

第3ライダーまでの予選までには少し時間があり、ここで決勝用に新品タイヤを投入。
サトル君の予選時間を使って皮むきを行う事にする。
皮むきを終えたサトル君は終盤ペースを上げて44秒のベストを出したようだ。だいぶ慣れてきたか?
予選結果:総合14位/ライト級2位(1′42″729)

さ〜て、まだノンビリは出来ない。
サトル君が戻ってきた所でピグスープの決勝だよ、忙しい〜〜〜〜!サトル君は既にお疲れ気味である(笑)
発電機とウォーマーをコースインゲートに持ち込み万全の体制のサトル君。
カンゴはマシンの暖機をしながらコースインを待つ。しかし朝方の寒さが嘘の様に気温は急上昇!
ジェッティングが濃いような気がしてならない、隣に居たカジタライダーに聞いてみる。『濃いね♪』・・・だよなーーー(汗)

コースイン開始、日向で温めたタイヤを念入りに確認・・・OK!全開バリバリじゃね。
3列目の9番グリッドにつき選手紹介、ポールはお馴染み、きょ〜選手だ。フロントローには綾選手やプヨ選手とお馴染みの顔ぶれ。
この辺のトップ争いは熾烈になるかな!?
時間となりフォーメーションラップ、さりげなくスタート練習・・・うんまずまず。
んが、ペース速くない!?みんな流してる風なんだけど・・・追いつけないのはナゼ!?やっべ〜!

再びグリッドについてレッドフラッグ退去・・・・シグナルが・・グリーン!!!バィ〜〜〜〜ン!!
ちょっと失敗!?どう見ても前方に10数台見える(汗)、にして1コーナーまで遠いなぁ・・・
スピードを乗せてアウトからまくるか?どりゃ〜〜〜!!、うはは、ちょっと前方がスッキリしたな(笑)
6台くらいになった前方の集団との間がジワジワと広がりつつある。真横にはサトル君、わはは!!

トップ集団から遅れつつ、サトル君を前にしてピッタリと付いて行く展開。
最終コーナーからストレートではバリバリに効くスリップストリーム!
スリップから抜け出し、前へ行こうとするが風圧に押し戻される。こりゃキツイ!付いて行けるのはサトル君のパワーに頼ってるって事か。
インフィールドで前に出るもマシンの伸びで交わされる。振り返ると後方の集団との距離も少し開いている。
このまま指し合いなどしてたら後続に追いつかれるかも知れない。ここはじっと我慢、サトルパワーを利用しつつ探ってみるか・・・

中盤から終盤にかけてもサトル号とランデブー、サトル君には悪いが最後まで利用しつつチェッカー直前で前に出る作戦。
何度かスリップから抜け出すタイミングを計る・・・よし行けそうじゃん!?
ファイナルラップ突入、インフィールドで牽制しつつプレッシャーをかける。動じないサトル君・・・ほほぅ頼もしいではないか!
最終コーナーで一気に差を詰めてテールツーノーズ!!いったれ〜〜〜〜!!

お!?おおおおおおおおお〜〜〜!!!蛇行して逃げる逃げる(汗)
スリップから抜け出すタイミングを外され、勝負あったか!?作戦失敗〜〜〜〜〜〜〜!

チェッカー!
前へ出られず僅差で負けてしまった・・・しかし頼もしくなったサトル君に完敗の悔しさは無し。
11月のピグ耐久最終戦が楽しみになったね!カンゴの方が頑張らなきゃ!!
決勝結果:8位(2′05″062)


モトバスター4時間耐久決勝

ミニバイクの正式表彰が始まる頃には耐久マシンのコースインが開始される。
第1ライダーの浜田さんがガンマに跨りコースイン、第2ライダーのカンゴはフル装備でコースに出てルマン式スタートの補助だ。
第3ライダーのサトル君は・・・ミニバイクの決勝を終えて既にお疲れ気味か!?ピットにてエアーサロンパスが手放せない(笑)
しかし暑い、気温は25度近くはあろうか・・・14番グリッドにマシンを誘導する。燃料を満タンにしたマシンは重い。
各ライダー40分交代の燃料10リットルの毎回給油の作戦。40分走行・・・体力持つのかなぁ〜

チーム紹介が続く中、スタートの時間は迫る。第1ライダーはコース反対のグリーンへ・・・
一瞬の静寂を破りスタートが切られる!一斉にかけよるライダー!!
周囲のビックバイクの爆音にガンマのセル音はかき消される・・・・まだか!?・・・・・・バラランッ!!
若干遅れたが、後方集団に飲まれながら加速して行き1コーナーに消えていった。
ふと横に目をやると、エンジンがかからず押しがけを始めるカワサキ色のビックバイク、集団から遅れたが無事スタートできたか・・・
おわっ!有り余るパワー炸裂!?ケツを左右に振りながら鬼のような加速!!・・・バケモンだよ〜〜(汗)

スタートで出遅れ、ライト級マシン数台に先行される形で耐久レースは始まった。
序盤の混乱もなく浜田さんも落ち着いた立ち上がり。
ストレートの速さは他のライト級マシンと比べれば劣るか・・・しかし先行する2台のNSRとの距離は詰まる。
やがてライト級のトップに立ち、総合順位で12〜3番手で落ち着いた。危なげない走りなので交代時間まで休むとしよう。
トップグループはGSXの1000や750、YZFのR1やR6だ。

40分が経過する。『PPP』とピットインのサインを出し、交代と給油に備える。
ピットロードに現れたガンマを誘導しスタンドアップ、携行缶にて給油開始。
『ごめ〜ん!スタート失敗したよ〜』と浜田さんは言うが、後続のライト級との差を20秒ほど稼いでいたので上出来だろう。
しかし給油に時間がかかる・・・

マシンとコースに問題ない事を確認してライダー交代、カンゴがコースイン。
タイミングが良かったか、ほぼクリアな状態でラップを重ねる。しばらくして前方に赤いNSR・・・はて?
2番手に居たはずのNSRだな、既に第2ライダーに交代しているようだ。このマシンとは同一周回だろうか?
ペースも噛み合わないし、とりあえず先に行くか・・・と、簡単にはいかない。
安全にストレートで抜きたいが、スピードではNSRの方が速いか・・・・インフィールドで抜くかな。
NSRのライダーも後ろを確認してこちらの存在には気が付いてるようだが執拗なブロック!?やはり同一周なのか?
抜けなくはないが無理することもないだろう。まだレースは序盤である。ピットから『qqq』・・・・なんのサインだ??
もう一周して確認してみる???、交代か?どうやら『PPP』が逆になってるようだ(笑)

ピットロードの速度規制に気をつけて13番ピットに停車、スタンドアップされ給油開始。
サトル君と2つ3つ言葉を交わし交代。マシンに異常はない。
サトル君がコースインしてモニターで順位を確認するが、ピットインで前後してイマイチ順位はわからない・・・
クリアラップが取れないのか、サトル君のペースは上がらない。48秒程で周回している。
先程の赤いNSRは43秒ペースか!?離されてるな・・・そのうちサトル君のペースも上がるかな?
『UPサイン出したって〜』とか言いながら身体を休める事に・・・

たまにモニターを見て順位を確認するが、ライト級トップを走るNSRはどう言うサイクルで交代してるのだろう??
サトル君とのタイム差もあるが・・・それ以上に離されている気がする。ひょっとして給油のサイクルも違うのか!?
今のところ1ラップは離されてるが・・・分からない。

サトル君の交代時間となる、サインを出してピットイン。12リットル給油・・あれ?思ったより入らないぞ。
どうやらペースが遅かったせいか燃料の消費も少なかったようだ。浜田さんがコースインしていく。
浜田さんとライト級トップのNSRのタイム差を計ってみる・・・浜田さんのペースが速く着実に追い上げている。
と、NSRがピットイン。給油とライダー交代のようだ。その間に差は一気に詰まり直前に捕らえるまでに!!
しかしモニターで確認すると1ラップ差があるような!?ん〜そうなのか??
こちらのチームはあと2回ピットインする予定。あちらはどうなのだろう・・・差を詰めるとしたらピット作業にかかってくるか!?
燃費と走行時間の割り振りを再計算する、疲れのせいか調子の出ないサトル君の走行時間を減らすか。サトル君もそれを望んでいる。

そろそろ交代時間となるが浜田さんの走行を5分延長しようとした時、ライト級トップのNSRがスローダウンしているとの事!!
裏で観戦していたイソ達からの情報だ!どうしたトラブルか!?
やがてNSRがピットインしてきてピット前でエンジンを覗き込んでいる・・・トラブルのようだ。
その間に浜田さんがトップを奪還!!よ〜しイケイケ〜〜〜!!!!

総合10位前後でライダー交代、『2番手との差を計って!』とクルーに伝えてカンゴがコースイン。先程のNSRはリタイアしたようだ。
『L2』、後続とは2ラップあるようだ。これだけ離していれば無理は禁物。
ビックバイクが邪魔で思うように走れないが、エンジンとタイヤを温存しながらの走行に切り替える。
と、いたわっていたエンジンなのに様子がおかしくなってきた!?なんだ・・・クラッチか!?
交代したときから違和感はあったが、だんだんとレバーが硬くなってきている。握っても戻らなくなってきた・・・どうした?
まずい、まずいぞ!!
ピットロードに寄ってクラッチの異常を訴えるが伝わっているのだろうか?
って言うか伝わったとしても、どうなると言うのか・・・まずい。

セミオートシフターのおかげでシフトアップ動作に問題はないが、シフトダウンが・・・クラッチが切れない。
いや、クラッチは切れるがワイヤーが動かないのでクラッチを繋げる事が出来ない・・・
レバーを押し戻しながらジリ貧の走行・・・ここで止まる訳にはいかない。切れたまま繋がらなければ走行は不可能になる・・・
なんとか回転数を合わせながらクラッチを繋げたままシフトダウン。ペースは一気に落ちるが後続は!?
サトル君に交代したとしてこの状態を乗りこなせるか!?ギリギリまで粘ってピットイン。

給油をしている間にクラッチの動作が少し戻ったか?・・・熱!?クラッチが焼けてるのかも知れない。
最終ライダーのサトル君に交代、クラッチを最後までもたせる事が出来るか!?残り時間は30分を切っている。
コースイン、とりあえず問題なく走っている。残り20分・・・
ペースが落ちてきたか!?残り10分・・・
って言うかサトル君の体力的な問題か(笑)、残り5分・・・

今4時間が経過し、トップのマシンがコントロールラインを通過!!・・・サトル君は!?来た!!!
ガッツポーズをしながら堂々のライト級優勝である!!

メインストレートに戦い終えたマシン達が並ぶ、祝杯のビールを詰め込んだクーラーボックスを抱え駆け寄る。
クラッチを痛めながらも4時間走りきったマシンに感謝しながらライダー3人で乾杯!!
クラス優勝、久々の一番高い表彰台は何年ぶりだろう・・・シャンペンを浜田さんにぶちまけつつまた乾杯!!いいね〜!
決勝結果:総合11位/ライト級1位(Lap132/Best1'41"172)


ミニバイクと耐久、ダブルエントリーで慌しいレースだったが結果は上々!!
入賞こそしなかったがベストを更新したミニバイク。11月のピグ耐久が楽しみだね。
ガンマの良い所を活かせなかったがクラス優勝のモトバスター。久々に優勝を味わえたね、浜田さんに感謝!!

さ〜て、来年の耐久は!?誰か誘ってくれ〜〜〜!!!


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