絶頂野郎の活動報告


ピグスープ3H耐久 第2戦
絶頂:★★★★☆
日時:2001.7.15
場所:MINE



いよいよピグスープ3時間耐久である。今年の第1戦は上位をNSR-Miniに独占され悔しい思いをしたもんだ。
その悔しさをを払うため勢い付けてMiniの購入、サトル君のNew職人号で念願の入賞を目指す!!
んが、今年の春に購入して既にクランク1本、シリンダ3個の交換・・・トラブル続きの職人号で大丈夫か!?

7/14 前日練習
サーキットのゲート前にはきょ〜選手やキタ選手のトランポが居る。深夜の長距離運転ですっかり寝入ってるようだ。
サトル君とゲート前の林でクワガタを探しているとゲートオープンの時間となる。
今回は絶頂関連のエントリーが5台、大所帯が予想されるのでピット2つ確保。
いつの雨だろうか、ピット内に進入した水を掃き出していると寝ボスケ野郎達がノコノコやってくる。
しかし朝からスンゴイ猛暑である。荷物一式降ろす頃には既に汗だく、なんじゃこりゃ〜!!

ミニバイクの練習走行は午後から、午前中の走行枠でTZを走らすイソ選手の手伝いなんぞしてみる。
他にもGP組が精力的に練習に励んでいるようだ・・・って言うかワシは練習しなくて良いのだろうか!?
次のレースは8月12日だったよな、この暑さだとどんなセッティングで走るんだろう??
サトル君はMiniの整備を進めている。

しばらくするとタロスケや博士チームも到着、さっそく準備に取りかかっている。
タロスケチームは俺様TZMでの参戦、クロスミッションを装備しポテンシャル的には初代絶頂号より速そうである。
ただホッタラカシの時期が長く、やや賞味期限切れのようだ。
博士チームはNSR、こちらもホッタラカシマシンだが、やっとこレストアが終わったよう。
あとはレギュレーションに合わせてマシンの各部チェック。

しかし!!トンデモナイ事態が博士を襲う!!
オイルドレンボルトにワイヤーロックを施す為、ボルトの穴開け作業があるのだが・・・
『穴あきましたよ!』っと博士の手に渡されたボルト・・・・縦に貫通してるジャン!!
なぜ縦に貫通させなければならないのか!?その発想も凄いところだが、そのドリルさばきに驚いてしまう!
直径1ミリに満たない穴を誰の目にも止まらずに開け切ったのは誰だ!?

キタガワチームはムラサキNSR、奇跡のデイトナチャンバーが蘇る!!
弘楽園で実力を付けてきたキタがドコまで通用するのかが楽しみなところである。

さて、午前中の走行練習だが、高井@DFRのキャブ不良、イソの転倒とオチが付いたようだ。
イソは転倒こそしてしまったが、コースイン早々36秒出てたみたい、やっぱ手強そう。次戦から参戦のようなので要注意である。
高井@DFRの方はスロットルセンサーが動いてないみたい、いったい何時から動いてないのか!?
今までタイムが伸び悩んでたのはコレが原因かもね・・・今年のモトバス耐久では組ませてもらいたいもんだ。

午後になって気温もいまだ上昇中、ピット内の日陰さえ33℃、日向はどうなってることやら・・・
んが、この猛暑の中、昼食はドンベエだったりする。ポットで湯を沸かす時点でアホらしくなってくる。
なんか冷たい食べ物用意しときゃよかった・・・クーラーに入ってる冷えたビールを思い浮かべ深い溜め息が・・はぁ〜

走行1本目〜
今回は練習走行中のライダー交代は禁止と注意があった。先ずはMiniに乗り慣れないカンゴから行く。
コースインして交換したシリンダーとピストンのナラシから。3周程ジックリ行ってもう良いかな?
全開走行に入って振動の少なさにニンマリ、が!右の最高速コーナーでフロントが暴れる。他では特に問題ないのだが・・・
タイムは7秒止まり、フロントが暴れて相当ロスしているようだ。シケイン等は今までと違ってラクラクなだけに勿体無い。
時間いっぱい走るがスタミナの消耗も相当、夏の耐久ってこんなにも過酷だったか!?

走行2本目〜
サスセットを変更してサトル君がコースイン、しかしフロントの症状は改善されないよう。タイムも冴えない。
今回こそは!と意気込んで来たもののアヤシクなってきたぞ!?他のチームは5秒を切ってきているところもある。

走行3本目〜
フロントの突き出しを変更してカンゴがコースイン。若干収まったようだが、まだ安定しない。
こーなったらライダーの方でなんとかしてみようか?
コーナー進入の倒しこみからフロントが暴れ出しクリップに付けないままスピードも乗せられない状況。
ならば直線的にコーナー手前でクリップをかすめアウトいっぱい使って旋廻してみる・・・ん!!
こっちの方が安定してて速度も乗せられるようだ。タイムはベストを更新して4秒台に入る!よしっコレだ!!

サトル君と決勝ラインと給油態勢のチェックをしつつ車検をパス。
ここまできたら後は宴会の準備!!絶頂御一行が3台の車で湯谷温泉→レッドキャベツコース。
ゴッソリと買い占めて、来た道を戻ればいいのだが・・・ピットに着いて気がつくと2台行方不明。あれ??
点火したコンロを前にして到着を待てる筈も無い。とりあえずカンパイ!!と思ったら博士から入電。

『菊川ってドコ??』

なんだそりゃ、なんでそんな所に居るのだ!?きっと小月の交差点で間違えたな・・・
にしても高速のインターなんかあって間違いにはすぐ気が付くと思うのだが・・・はっ!!
ひょっとしてドライバーはドレンボルトを縦に貫通させた人物か!?ま、夜は長いのでゆっくり戻ってくるように(笑)

昼間にかいた汗をすべてビールに換えて水分補給。身体の隅々までビールが行き渡りあっという間にヨッパライ。
エンドレスに焼きあがる肉に悶絶、高井@DFRのカッターナイフによる野菜さばきに感心。いつもは手でちぎってるからね。
あ、カープvs巨人はどうなった?先ほどまで同点だったのだが・・・i-modeをいじる高井@DFRがニヤリ!?あ〜〜〜嫌な予感。
んごぉ、清原の逆転満塁サヨナラアーチ!?知るかボケッ!!

ちょっとピットで横になってみるとすっかり寝入ってしまった・・って言うかその姿は死体と見紛う哀れな姿!?
口を半開きにして力尽きたカンゴを横に絶頂宴会は続いた・・・のであろう。


7/15 ピグスープ3H耐久 第2戦

重い雲が広がり雨を予感させる朝。受付だ車検だと辺りは慌しくなっている。
絶頂チームはどちらも昨日の内に済ませてあるのでゆっくり朝食タイム。
一通りマシンの準備もできているのでピットの整理もしておく、スペアパーツを並べ使いそうな工具を配置。
8時から公式練習があるのだが・・・放送を聞いていると7時40分からとか言っている!?
まずはカンゴが数周様子見という事で急いで準備、慌しくコースインゲートに向かう。
んが、途中くつろいでいるきょ〜選手と目が合う。あ・・・こりゃ何かの間違いだと確信。
ゲートに着いてみると現在は90分耐久の公式練習であった。やっぱりね・・・とりあえずピットに戻るのもアレなんでコース裏で観戦。

時間が迫ってきたのでゲートへ戻る。もちろん先頭をキープ。(←隣にレースクイーンが立ってたから)
3時間耐久のエントリーは80台、フルグリッドである。
コースインしてマシンの最終チェック、エアスクリューを昨日より開け気味なのだが・・・ちょっと開け過ぎたかな!?
湿度は80%、気温は30℃に満たない・・・昨日とは状況が違うしな〜
3周程様子をみてピットイン、サトル君と交代。サインエリアで他車とのスピードを比較。ん〜勝ってるとは言えないな・・・

雨の心配をしていたが重い雲はまばら、晴れたり曇ったりで安定しない。
ブリーフィングの頃には気温は30℃を越え湿度は70%、昨日とほぼ同じ状況となってきた。
スタートに向けて燃料の作成、タンクはフル満タン。クイックチャージャーに給油用を5リットル。
おっと、ライダーの方にも給油をしなくては!とっておきの『絶倫パワー』を注入、んふぅ〜〜〜!っと鼻息も熱く準備完了!!

うだるような暑さの中スタート前チェック、80台もの参加車両がひしめき、既に体力&気力共に消耗される思い。
ピットウォールのゲートが開きマシンが動き出す。ずらりと並んだ80台のマシン。圧巻である。
今回はクジ運が悪かったのかゼッケンは10番・・・おや?9と11にはY’sのキヨトモ夫妻ではないか。はっ!絶頂包囲網!?
ゼッケン9番車両のフレームからデビルマンが睨みつける・・・

3時間耐久決勝
スタート前5分のボードが出されている。今回のスタートライダーはサトル君、90分交代である。
グリッド紹介が進む中、記念撮影をしながらスタートの準備。キックを出してギアを1速に・・・
スタートライダーがコース反対のグリーンへ待機。準備はすべて整い30秒前・・・
レッドシグナルが点灯してスタートライダーが身構える!辺りが静寂に包まれる中緊張感のないアナウンスだけが響き渡る。

アナウンス:『まだですよ〜赤ですよ〜』

なんだそりゃ!!ってなツッコミを入れたいがシグナルはグリーン!!
ライダーは横一線!マシンに飛びかかってキック一発!・・・よし!!
スムーズなスタートから1コーナーへ向けて加速!
遠ざかるサトル君が集団に紛れて確認できなくなったが混乱から抜け出せたか?次々と1コーナーへ消えていく。
ピット前まで戻る頃、トップがストレートに帰ってきた。サトル君は!?1,2,3・・・6番手だ!!
しかし遥か後方からお馴染の上位陣が追い上げてきている。しばらくは混乱だな。

しばらくしてトップが逃げの態勢、2位集団ができサトル君はその後の集団か。
職人号はストレートの伸びがなくツラそうな感じ。スリップを使って着いていくのがやっとか!?
スタートから30分、順位が8番で安定したので着替えて観戦モードに入る。
上位陣はお馴染のメンバー、ん?1台スローダウンしている、サトル君が7番手に浮上。
8番スタートのキタはすっかり集団に飲み込まれたか。中盤を走行中。
ピットスタートのタロはノーマルクラスの博士チームを抜いたところ。博士チームも順調に走っているようだ。
イソチームは中盤の上位でバトル中、これから上がってくるのかな?

45分でタロスケ号がピットイン、ライダー交代のようだ。
真っ赤に高揚したタコは・・いやタロは汗ダクでモウロウ気味。90分走行のヤツ等は大丈夫か!?
タロの相方が元気にスタートしたが、10分後ピットへ帰ってくる??どうやらクラッチトラブルのようだ。
ワイヤーのトラブルではないようで、ピットに入って本格的に原因究明へ・・・
そうこうしていると今度はキタがピットインしてくる。今度は何だ?

キタ:『交代じゃないんですか?だって誰もサイン出してくれないんだもん!!』
カンゴ:『まだ20分以上ある、イケ!!!』
キタ:『も〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜』

先ほどまでキタの相方がサインを出していたようだが、給油用の燃料を作っていたようだ。
サインを見失ったキタは不安になってピットインしてきたらしい。ん〜弱気になってるな。
しかしこの炎天下でずっとサインを出し続ける方も辛いぞ!?キタチームは打ち合わせが足らなかったようだな。

70分を過ぎた頃に上位陣2台がピットイン。ん?タイミングが早いぞ!?
カジタチームの宮原選手とウッドストックの中上選手がライダー交代している。そうか2人とも体調が完全ではなかったか。
ライダー交代の間にサトル君が5位に浮上、しかしコッチも交代が控えてるから喜んではいられない。
残り10分のサインを出して給油とライダー交代の準備を始める。
準備が整ったところで『PPP』のサイン、サトル君もサインを認識したようだ。くるよ!!

ピットロードに入ってきたサトル君を誘導し停車、エンジンを切ってスタンドアップ。
タンクのカギを渡し、サトル君自ら給油口を開ける。
クイックチャージャーで5秒、5リットルのガソリンを給油しライダー交代。
サトル君の目を見てマシンに問題の無いことを理解、言葉を交わすことなくエンジン始動、加速!!!
うわ〜始まっちゃったよ。これから90分、持つかな〜〜〜(←既に弱気!?)

コースインして1コーナーまで全開加速、よし行くか!!んが!?いきなりコース上がエライ事になってる。
コーナーイン側で誰か転倒したようだ。1コーナー全面に泥が上がっている!!
アウトへはらむ様にして泥の少ないところを通りぬける。どーなってんだ?
しかし困った、あの泥のせいで昨日見つけたラインは通れなくなってしまった・・・

コース復帰した時のポジションは7位、直前に見えるマシンはウッドストック、あれが6位だな!!
最終コーナーからの登りで差を付けられるが必至に食らいつき数秒後を追走する。
しかし、1コーナーのイエロー区間がやたら長い、間に遅いマシンを挟まれると追い越しができない為、差は一気に開く。
さっきからこんな事の繰り返し、キ〜〜〜〜ッ!!

レースも中盤から後半だが水温は61℃、Miniの大型ラジエターは効果的面!!
熱ダレを感じさせない走りでベストを5秒に入れる。1コーナーを妥協しているのが勿体無いところ。
次々と現れるバックマーカーをパスしていく・・・お?アレはキタ号だな。無事ライダー交代を終えて相方が走ってるようだ。
タイムは15秒前後か、初めてにしては上等だな。過去デイトナチャンバーでは絶頂が6秒を記録している、記録更新は任せたぞ!!
お?次に見えてきたのは・・・紺の車体にSwitch!の文字、ナチュラでお馴染の島田選手だ。
シケインを抜けた辺りで横に並んでみる。こちらに気がついたのか真剣な眼差しが一瞬緩む(笑)、頑張りましょね〜!!

さて、どれくらい時間が経ったのだろう、既にフラフラなのだが・・・うげ!コントロールタワーには残り50分の表示。
・・・まだまだ先は長いようだ。それに6位の背中はすっかり見えなくなってしまった。目標を無くしてどっと疲れが襲ってくる。
マシンの方は問題無いように思えるのだが、最終で抜いたマシンにストレートで抜き返される事がある。
後半の伸びが弱いのか!?1コーナーで再び前へ出て交わす。
しばらくするとまた誰かストレートで並びかけるマシン、『行かすかよ!!』ってな具合で1コーナーに突っ込むが!?
おや・・・今のはカジタのきょ〜選手だったか!?
立ち上がりで再び並んで前へ出ていくのはやっぱりカジタチーム。今は2位を走行中だったかな?
トップを猛追しているトコロだろうか、ワシも連れていってくれ〜〜〜〜〜〜!!・・・って、やっぱり置いてかれてしまった(汗)
残り時間はまだある、もうこーなったら自分との戦い!!ちっくしょ〜〜〜ビール飲みてぇ〜〜(←既に負けてないか!?)

レースも終盤、残り時間も僅か、集中力も限界に近い・・・
バックマーカーを交わすにも危ない場面が増えてくる。思った方と反対側に避けられコースアウト寸前の連続。
やばい、やばい。集中しろ〜〜〜〜!!
コントロールタワーのタイム表示が消えている、どうやら3時間経ったようだ、トップのマシンがきたらチェッカーだろう。
って事はもう1周だな。最後の気力を振り絞って慎重に回る、最終を立ち上がってピットレーンのクルーに手を振りチェッカー!!

正式結果:7位
BestTime:2'05.1

クールダウンしてピットに帰るが体力の限界、マシンをサトル君に預け地面にへばりつく・・・
ヘルメットを取って開口一番・・・・・・・・・・・ビ、ビールくれ〜〜〜〜〜〜(←アホ)
一気に3本空けて流した汗をビールに換えて補給・・ってコレ昨日もやったな(笑)
案の定全身に回ってクラクラ、劇的な逆転勝利となったカジタチームの表彰式も見逃してしまう。

今回も入賞を逃してしまった・・・足回りの煮詰めが間に合わなかったのとキャブセットの甘さか。
ベストは伸びつつあるので、安定して刻めるように精進しなければ。
あと、ライダーの方が暑さに負けて単調なライディングになってしまった。次に繋がるように色々試せば良かったと思う・・・・
次の耐久は一気に飛んで11月、季節は秋の終わり。
コンディション的には最高なので、レース的にもアツクなりそう。

ピグ耐久の最終戦でなんとしても入賞だっ!!
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