絶頂野郎の活動報告


西日本ロードレース選手権 第2戦
絶頂:★★★★☆
日時:2001.06.03
場所:MINE



雨の開幕戦から1ヶ月、サトル君の倉庫に置きっぱなしだったTZをハイエースに移す。
レインを履いたままのTZと御対面、しばらくNSR50で遊んでたせいかマシンの大きさと重さにに少々驚く。
こんなん乗れるかなぁ・・・
日曜日にはミニの走行枠もあるのでサトル号のMiniも積んでトランポは満載仕様。
重たい足取りで土曜日の午前中にMINEへ向けて出発。
苛立ちを覚えそうな日中のドライブも、ピーターバラカンの呟きと軽快なサウンドが気分を和ませる。
横転したパトカーと潰れた軽が国道を塞ぐ光景も何処となく微笑ましく見え・・・るかよ!!えらいこっちゃ!?


5/26 1週間前練習〜

混み合う国道をくぐりぬけMINEに到着。いつもならカンパイなのだが・・・昼じゃん。
物足りなさを感じつつパドックへ上がるが、車の走行会で大盛況のようだ。
空いたピットはなく炎天下の青空ピットでの作業となる。とりあえずはレインタイヤを交換しなきゃ・・・
あ〜しかし眠い。やっぱサーキットは前日入りに限るなぁ・・と思いながらとりあえずお昼寝、ぐぅ。Zzzz〜

『明日の朝まで雨が・・・』との天気予報に飛び起き、空を見上げる。
今のところ晴れているが今晩から崩れるそうだ。明日の天気は微妙だ、今のうちに走っとかないとな・・・
急いでタイヤ交換。って言うか、リアタイヤは使用限界を超えてるような!?

16:55の最終枠、無料走行券を使ってコースイン。
キャブセットはMJ-440/420、NJ-R8。気温は・・27度くらいかな?
サスは勘を頼りに・・・。フロントはイニシャルと圧を少々、リアのイニシャルは置いといて圧のみ大さじ1杯。
ストップウォッチは無いし、計ってくれる人も居ない。タイヤも終わってるのでココは様子見。
久しぶりの高速域を身体にナラシていく。が、キャブ濃い過ぎ!フロント騒ぎ過ぎ!?う〜ん失敗だなこりゃ。
走行後にヘッドだけ確認して終了〜

さて、日も暮れてお楽しみの夜の部であるが・・・サトル君やでっちゃんは明日の走行に向けて今晩の深夜入り。
いつもの温泉→みちしおコースも単独行動じゃ寂しいよな・・と思いきや、ほぼ貸し切りとなった温泉を長湯でくつろぎご満悦。
みちしおでは巨人を叩きのめす阪神の猛攻でホルモンうどん鍋も美味さを増す!くぅ〜たまんねっ!!
勢い付けてビールを買い込みゲート前で独り宴会。んが、水を差すように雨が降ってくる・・・
ちょうど広島を出発したと言うサトル君からのメール・・・雨の事は黙っておこう(笑)

0時過ぎにサトル&でっちゃん到着、遅れて高井@DFR&イソ@骨折王が到着。
やっとこメンバーが揃って宴会もヒートアップ。毎度の如く収拾はつかない・・・
あ、そうそう。カジタチームからヤキソバが届くはずなのだか・・宮原選手の実家はお好み焼き屋さんだそうだ。
180キロの長距離出前を心待ちにするが・・・気がつけば3時を回っている!?夕食から6時間、そりゃ腹も減るわな・・・って言うか、寝なきゃ!

5/27
明け方に雨はやんだようだ。ビール臭いトランポでピットを確保し、洗顔タイム・・・あぁ頭が重い。
ミニ組は朝イチからの走行なので渋々準備を始めている、マシン修理組の高井@DFRは起きる様子もない・・・
タイヤの終了しているカンゴは風呂本選手から中古タイヤを頂き交換作業へ。
急速に路面は乾きドライコンディション。早々とミニバイクの走行が開始されコースインして行くサトル君とでっちゃん。

Miniで初となるMINE、どんなものかな?ストレートを掛け抜ける排気音を耳にしながらTZの準備を・・・
一段落して、サトル君を探そうと・・あれ?ピットの中でMiniにスタンドを掛けようとしているのはサトル君!?どっから戻ってきたの?
・・・どうやら3コーナー付近で『パヒュンッ!』ってな音がして止まってしまったそうだ。そこからマシンを押して戻ってきた。
ギアを入れてタイヤを回してみる・・・圧縮が無いな。プラグは抜けてないし。こりゃピストン穴あいてるで〜
プラグを外してみると電極が溶けてしまっている。やっぱ8番じゃダメじゃん!!
ヘッドを外して確認してみると・・見事に穴の開いたビストン。あぁ〜やっぱり。
ケース内を掃除してスペアピストンに組替える。プラグは9番へ変更し点火時期を遅らせる・・ってな作業をしてると次の2輪枠を逃してしまった。

引き続きTZの準備、キャブセットはMJ-450/430、NJ-R7。フロントサスのイニシャルと圧を1段入れる。
ウォーマーを巻いて再びミニの走行枠を迎える。
1番にコースインしたサトル号は順調のようだ。しかしタイムは8秒止まり、一向に上がる気配はない。
点火時期を遅らせたのが失敗か!?ん〜もっと走行枠があればなぁー!!

続いては2輪枠、気合を入れてコースイン。
前方に松尾選手が居たのでコッソリ引っ張ってもらおう・・・と思ったが、1周目はじっくり行くようだ。
そのうちペースを上げて来るだろうから、とりあえず先に行っておく。
フロントのサス調整は正解だったかも!昨日のドタバタがウソのように落ち着いている。リアも良い感じ。
安定しすぎなくらいだが、タイムは38秒から37秒へ。ストレートがイマイチ重たく松尾選手がググッと前に出る。
ここから着いて行く予定なのだが、スルスルっと他車を交わしてどんどん先へ行ってしまう。ふぇ〜やっぱ速いな!
集中力が一旦途切れ、混雑気味のコースでは再び集中する事は出来なかった。時間を少し残してピットイン。

まだ午前中だが今日の走行はコレでおしまい。
クーラーボックスからビールを取り出したところに、宮原選手からのヤキソバが届く。
おぉ〜きたきた!作りかけのUFOをほったらかしてパクつく絶頂野郎ども。うまいっす!ありがとう宮原さん。
たらふく飲んだら後は寝るだけ、レース1週間前の緊迫したピットの中、絶頂コンビは死んだように寝ている・・・・


6/2 レース前日

金曜の晩にMINE入りし例の如く飲んだくれた朝、パドックはいつにも増して混んでいる。
25番ピットを確保して早速の準備、噂のガチンコRTも居るようだ。
心配された週間天気予報も何時の間にか晴に変わって夏日となりそうな感じ。
キャブを1ランク絞って様子を見るが・・・なんかヤバそう(←知らないくせに)、とりあえず元に戻しておく。MJ-450/430、NJ-R7

1本目〜
クラス分けの走行・・と言ってもエリアのGP250も混走だった。ラップで5秒くらい違いそうなんでちょっと怖いな。
邪魔にならなそうなところでコースイン。TZにも随分乗りなれサスも安定したまま37秒ペース。
向かい風のせいか5、6速がてんで伸びない。ん〜キャブセットにも原因があるのかな・・・今日の内に36秒に入れときたいのだが。
後ろを気にしながら淡々と周回する。
サスが安定してるだけにコーナーはまだまだイケそう。とは言ってもまだイカない。この辺は決勝用アドレナリンが出ないと無理か!?
結局ベストをちょっと更新して終了。

続いてガチンコRTのR6がコースに出る。各地のサーキットで特訓してる成果はあるようで、素人と言われるライダーも地方選レベルの走り。
テレビでは『とんでもない事態』ばかりだが、意欲的な姿勢で練習風景はマトモだ。

次はミニの走行枠、さとる君は8秒ペースでイマイチ調子がでない。前回のトラブルでシリンダーを傷つけてしまってる影響か・・・
タイムを計りながら絶頂TZは決勝に向けてピストン交換。600キロくらい使ったピストンは・・・デトネもアタリもない、っていうか焼けもないジャン!
随分マージンがあるようだが・・まあいいじゃんね、その方が安上がりだし。

2本目〜
午後のクラス分け走行。シートカウルに『ナ』っと貼ってナラシ走行。
15分程じっくりナラシて新品ピストンの効力なんか見てみると・・・下からグワッ!っと力強い感触。でも上の伸びが無くなったようだ。
エンブレもキツクなりなかなか乗りなれない。まいったな、こうも違うとは・・・タイムは38秒で頭打ち。

地方GPライダーの様子を伺うと、上位ライダーは32〜33秒、そして34秒〜35秒と続き、他の選手は36秒出てるとか!?
ま、まずい!!みんなタイム出してきてるのね・・・かなりヘコむ。
明日は遠路はるばる福山から絶頂キタも応援に来てくれると言うのに・・・カッコ悪いところは見せられないよなぁ。
はぁ、とりあえずビールを飲んで気を紛らそう・・・ん〜〜うまいっ!ま、なんとかなるか!

サトル君の練習走行の様子をみつつマシン整備、雨の心配はなさそうなので今日のうちにタイヤ交換。
ダンロップのタイヤガレージに向かうが・・・

カンゴ『タイヤお願いします〜、今時期はミディアムっすか?』
おやじ『そ、ミディアム。・・・・ん?3.10は置いてないよ、みんな120だよ?』
カンゴ『・・・え?』

もともとダンロップのフロントタイヤには2種類のサイズがあり、どうやら3.10サイズはメジャーではないらしい。
NSRに乗ってた印象から細い3.10サイズを選んで練習してきたのだが・・・どうしよ。
考えている間にGP125のライダーがタイヤ交換にきた。んが!!

おやじ『125はもうないよ〜』

ないのか!?なんで?呆然とするライダー・・・かわいそ過ぎる。
使い古したタイヤで決勝を走る訳にもいかないし・・・一応新品あるし、ぶっつけで行くしかなさそうだ。
太く、大きくなったタイヤの感触はどうなのかな!?近くに居たGP熟練者に聞いてみる。

Yさん『カンゴ君今何秒だっけ?ふ〜ん37秒。じゃ違いは分からないよ』

あ〜よかった。じゃ気にしなくて良いんだ。(←気にしろよ!!)
ホッとするようでとても悲しい言葉を頂き複雑な気持ちで日が暮れていく・・・

さとる君、高井@DFRと浜田選手と共に温泉→みちしおコース。
今日も野球は巨人vs広島、試合の動向が気になるトコロ。巨人ファンという特異な人間は高井@DFRくらいなモンだ。
ま、カープがリードしてるし許してやるか。って思ってたら逆転されてるよ!!
調子に乗った高井@DFRは『ホルモンうどん鍋』相手にコショウを手に取る、パサ、パサッ、バサ〜、ドサ〜〜って、かけ過ぎじゃないのか!?
店員のおばちゃんも『コショウをかける客は初めて見た』と驚いている。やっぱ巨人ファンって変だよね。

ビールを買いこみピットへ帰還。
野球中継そっちのけで飲んだくれてみる。って言うか明日のレースもそっちのけジャン!?
夜遅く広島から、でっちゃん&イソ達も到着し宴会は続く・・・が、幾ら酔っても不安は消えない。ドベは嫌だよ〜〜〜〜!


西日本ロードレース選手権 第2戦

セットしたタイマーが鳴る前に朝日に照らされて眠りから覚める、予報通り雲一つない空、今日は暑くなりそうだ。
本日はエリア選手権&ピグスプリント併催の為、早朝からスケジュールが進行している。
サトル君は既に起きて車検の準備をしているようだ。GP250のエントリーは14台、ケガ人を除いてほぼ出揃ってるかな?と言ったところ。
しかし昨日の練習でみんなタイムを出してきてるようだ、タイヤのサイズも変更しちゃったし・・・ふ、不安だ〜(汗)

いつもよりも緊張しているようで朝食も喉を通らない。10秒チャージのビダインゼリーを180秒くらいでチャージ。
リポビタンDを飲んでファイト一発テンションの底上げ!
ミニバイクの予選を見ながら車検をクリア。使い古されたサイレンサーもお咎めなしのようだ。しばらく99サイレンサー買わなくて済みそう。
予選結果はサトル君7位、でっちゃん14位、ちなみに出走は18台である。

GP250予選
気温26℃、サトル君にサインマンを頼んでやや追い風の中コースイン。
新品タイヤの皮むきをしつつタイヤサイズの違いを見てみる・・・ん〜どうだろ?
徐々にペースを上げてくるとヘアピンでチャタが出てきた。まだタイムは40秒を切ったくらいなのに・・これはタイヤサイズの影響かな?
後ろからきたマシンに抜かれるたび着いて行って引っ張ってもらう。タイムは37秒に入るがチャタはソレほど酷ではない。
適当に誤魔化しつつ少し時間を残して予選を切り上げる。って言うかもう疲れた(笑)

予選結果:8位(1′36″813)

今日も自己ベストを更新する走りが出来た!!んが、上位のペースを見ると2台が34秒を切り独走。トップなんて31秒台だし・・・
続いて3台が36秒を切っている。まだまだ頑張らなきゃイケナイが、2列目に入れたのは予想外でホントに嬉しい・・って喜んで良いのか!?
レースは12周もあるんだった。8周でピットへ逃げ込んだのは誰だ??

とまぁ普通ならツッコミが入って慌てるトコロではあるが、我が絶頂にぬかりはない!!
こんな時の為にちゃ〜んとアイテムを用意してあるのだ!

泣く子も鼻血ブー!

地獄に仏とも言える魅惑の巨乳と合法ドラッグ『絶倫パワー』(by再春館)
はっきり言って鼻血による出血多量の恐れもある禁断の組み合わせである。本来なら医師の診断が必要かも知れないが・・・
レーススケジュールを見ると、ミニバイクの決勝が先にあるようだ。よってドナーをサトル君とし様子をうかがう事にする。

ピグスプリント決勝
7位スタートのサトル君、スタートを成功させ4位にポジションアップ!3位を猛追しているトコロ!!
これは絶倫パワーの効き目であろうか、それとも偶然か?3位は女性ライダーである。
しかし、序盤のヘアピンで前車の転倒に巻きこまれたようだ。一気に順位を落としたが、さいわいレースには復帰できたようだ。
いつもなら意気消沈のパターンであるが、更に猛追は続く!?こちらも『UP』サインを出しまくり更にテンションを上げる!
ファイナルラップにもう1台とらえて5位でフィニッシュ!すごい、凄い効きだぞ絶倫パワー!!

人体実験は成功だったようだ、カンゴも絶倫パワーを一気に飲み干す。
午後になって気温も上昇してきたようだ、キャブセットを1ランク絞って決勝に向けてフレームを磨きながら精神統一。
チャタ対策でフロントサスのイニシャルを1段抜く。ガソリンは8リットル。
出走前点検は始まっているがギリギリまでグラビアを見ておく。(←これが肝心)
『入賞期待してますよ!』とキタからゲキが飛ぶ。よしっ!いっちょやったるかい!!!

GP250決勝
コースインして8番グリッドにつく、直前の4番グリッドよりやや右寄りで1コーナーまでクリア。
ここを抜けていけばいいんだな・・・
暑さの為、選手紹介をボーっと聞き流している・・・
1分前ボードが出てエンジン始動・・・
フラッグマンが指示を出しサイティングラップ・・・スタート練習は失敗。
再びグリッドについて一呼吸・・・フラッグマン退去。

レッドシグナル点灯・・・グリーン!!
うりゃ〜〜〜〜〜〜〜〜!!スタート命だぜ!!!
4番グリッドの横を一気に抜き去り前列をごぼう抜き!2速へのシフトアップも決まって絶倫パワー炸裂!
トップで1コーナーを立ちあがって2コーナーまで・・・堪えてくれ〜2コーナーを抜けたらギャラリーがイッパイ居るんだから!!
気持ちが通じたのか誰もさしてこない。3コーナーからヘアピン、便所裏も!?最終まで行って〜〜おいおい1周もっちゃったよ!?

絶頂スタートは成功したが、予選のタイム差からしてそのうち追い上げて来るのだろう。それまで中盤グループを引き離しておきたいが、
低速コーナーのチャタは予選の時よりも酷くなってペースが上げられない。
数周してトップの気持ちよさを満喫した頃、ストレートエンドで並んでくるマシンが!?誰だ?
おぉ〜山本選手ではないか。お待ちしてました、どうぞ行って下さい。
次は?平原選手、山崎選手、松尾選手・・・ってオイ!!ストレートに帰ってくるたびに順位を落としていく。
え〜と、いち、にぃ、さん・・・今何位だっけ!?もうそれくらいでカンベンしてくれ〜〜〜!!
まだ後ろに溜まってるのかどうか知らないが振り返りはしない・・・怖いから。

前車との間隔が徐々に開いてくる・・・残り周回も僅か。
このままの順位でフィニッシュしたい、チャタを押さえながらブロックラインで周回する。
ファイナルラップの最終を回って、お願いこないで、こないで、こないで〜〜〜〜〜!!ってな感じでチェッカ〜!!
よっし!入賞頂きっ!!

決勝結果:5位(1′35″591)

今回の目標であった35秒台は達成できた。表彰台圏内のバトルに参加するにはあと1秒は短縮しなければ・・・
次回の目標は34秒台、フロントの挙動さえクリアすれば手の届くところかも知れない。
ウエットとドライのレースを経験して大体掴めてきたような?次はもっとリラックスして挑めそう。

帰りの道中も、転倒に巻きこまれなければあーだこーだ!!と捲し立てるサトル君。
絶倫パワーの効力はまだ切れてないようだ・・・『絶倫パワー』、絶頂お勧めアイテムに認定!!

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