絶頂野郎の活動報告
西日本ロードレース選手権 第１戦
絶頂：★★★★☆
日時：2001.04.29
場所：ＭＩＮＥ
SPからGP、ホンダからヤマハ。今年はTZ250で絶頂伝説を築き上げるけん！！
と、意気込んではみたものの・・・かなりヤバくなってきたぞ！？
既にTZでの走行枠は２ケタ突入、しかしながら初走行からほどんど進歩なし（汗）
自信喪失をミニバイクで晴らしてみたりしながら１週間前となる・・・
金曜日の午後、新入社員の歓迎会を早めに抜け出し一路MINEへ。
年度末の各所の道路工事も一段落したようでテンポよく下道で移動できる。
途中仮眠を取りながら深夜にMINEのゲート前到着。少し遅れてイソも到着する筈だったのに・・・こないな。
１人ビールを飲みながら深夜のFM放送に耳を傾ける。どうやらイソも途中で仮眠をとってるようだ。
久々のTZでの走行。気温も上がってきてるので、以前より思いきった走りをイメージし期待しながら眠りにつく・・・
4/21 １週間前練習
寒さで目覚め・・・ありゃ、フロントガラスには水滴？って雨！？
明け方に降ったようで重い雲に覆われた朝を迎える。
イソと共にピットを確保してはみたものの濡れた路面と寒さにやる気ナシモード全開。
初夏をイメージしてきたのに・・・気温は１０℃前後。寒〜〜〜〜〜！！
渋々準備を始め走行の準備だけはしておく。キャブセットはMJ-４７０、NJ-R9。圧縮は-0.1
昼前にはコースも乾き午後からは走れそう。しかし南の方から霧が迫ってくる。
最終コーナーの方では降ってるんじゃないか？と思うが本降りになる前になんとか走りたい・・・
13：25 １本目
湿度８０％、周りの山々が霧に包まれはじめている。結局寒々しい天候の中、恐る恐るコースイン。
以前コースアウト→転倒を喫した１コーナーアウト側に視線をやり・・・『もうソコには行かないぞ！！』と誓う。
トップブリッジに貼りつけたストップウォッチは振動のせいか正常に動作しない。タイムは不明。
各コーナーを意識して進入してみるが、どうしてもラインがNSRの時と同じになってしまう。
太田号のRSを見つけて様子を伺ってみる・・・が、絶頂TZは悲しいくらいストレートが遅い。
どれくらい遅いかと言うと・・ストレートでガンマに追いつけないくらい（汗）・・・おそっ！
走行終了後にタイヤを見てみる。既に１０本以上走ってるダンロップタイヤ。Fソフト、Rミディアム・・・・そのくせRのみザクザク。
絶対乗り方を間違ってるような気がする。
14：35 ２本目
MJを２ランク絞ってコースイン。
幾分マシになったのかも知れないがタイムが良くなった気はしない。
とにかくスリックのコーナリングをモノにしないと・・・
今までは
・ブレーキを引きずって一気にインへ飛びこむ。
・飛びこんでからフルバンク
・低速で向きを変えコース幅いっぱいを使って立ちあがり加速・・・
ってな具合。
しかし、GPマシンとスリックタイヤってのは・・・
・ブレーキを引きずりつつマシンを倒しこみ
・フロントタイヤ主体で旋廻つつ進入
・つづけてリアタイヤにトラクションをかけ前後を押し付けながら立ちあがり加速・・・できたらイイナ！！
ってな訳で、理想とは程遠い現状。
まぁやりたいことが分かったのでヨシとするか。
日曜日も走行があるので本日は泊まり込み決定。
他のピットの様子をうかがうと、えぬ＠DFRさんの言っていた高井選手らしき人物発見。
関東から広島に転勤になりTZRをMINEにもち込んでSP参戦とか。ご挨拶して筑波やモテギな話に耳を傾ける。
MINEしかしらない自分は羨ましく思いつつ、関東人の都会っぽさと甘いマスクに嫉妬する。
更に巨人ファンと言うではないか！チッ早いとこ広島色に染めてやらねば・・・
とりあえずMINEの夜の過ごし方を伝授、もちろん晩飯は『ホルモンうどん鍋』、定番ですね。
レース前にも関わらず人気のないゲート前で乾杯し、夜は深けていく・・・
4/22
本日は３種の走行会にイベントとMINEも稀に見る人だかり。
ホンダの走行会とレイステックの走行会で合わせて４名のキャンギャル発見！
特にレイステックの姉さんには顔も知られてるようで、アイコンタクトで笑顔が返ってきます〜！
んーそろそろプロポーズした方がいいのでしょうか！？（←アホ）
各種イベントでピットは全て占有。パドックさえ大半を占有され行き場のないレーサー達。
レイステックさんのご好意でエアーと電源を確保。各車とも走行に向けて準備を・・・んが！
『とんでもない事態が！！』（ガチンコ風）
なにがどうなったのかイソは病院送り、イキナリの戦線離脱・・・まだ練習走行前だと言うのに。
詳細はいずれ彼のHPにて明かされるのか！？奇跡の復活はあるのか！？
今日の走行枠は２本、車高やポジションまで変更し思考錯誤。
ストレートが遅いのはこの際OK（NSRで馴れっ子）、コーナリングをモノにしなければ・・・
リアタイヤが終わってる分、フロントタイヤを意識しながらコーナー進入の練習を繰り返す。
思い通りには行かないが、以前よりは勢いが付いた気がする。
そのまま立ちあがりに繋げられればサマになりそうな感じではあるが・・・
実のところTZRにヘアピンのツッコミでさされてたりして（汗）全然ダメじゃ〜ん！！
現状はカナリ厳しいよな、ヤッベーー！
4/28 前日練習
１週間あけてプラグとチェーン＆スプロケを新調してMINE入り。
初転倒で削ったカウルもサトル君に再塗装してもらって御機嫌仕様。
高井＠DFRと共に１７番ピットを確保。
天気は晴れ、気温も２０度を越えそうな雰囲気。早速走行準備に取りかかる。
キャブセットはMJ-450/430、NJ-R9。
冷却水を入れて・・・入れて・・・沢山入るなぁ。入れて・・入てれ・・ドバドバドバ・・・って下から漏れてるジャン！？
どうやら上バンクのシリンダーとケースの合わせ目から漏れてる。
ここは以前も漏れてたな！？
シリンダーのナットを手で触ると・・やっぱユルユル！？なぜ？？？
・・・走行中の振動でユルんでくるのだろうか？、じゅうぶん脱脂して締めなおしておく。
13:25 １本目
ケースの水抜きに手間取り午後の走行となってしまった。
今のところ天候は曇り、予報によると明日は100%雨になりそう。
いつもだったらとっくにビールを開けてるトコロだが、無料走行券があるので走ることにする。
って言うかTZを乗りこなせてないんだから練習しなきゃ！！
コースインして・・・いつもと特に変わった様子はない。
いや？ストレートのスピードが随分速くなったような？おっとととと！１コーナーで止まれない！！
・・・やっぱり速くなってるようだ（汗）
チェーンが効いたか？ジェットのせいかな？やっぱプラグかな！？
タイムは３８秒台に入り、初めてNSRの自己ベストを更新する！！
嬉しい〜〜〜〜〜！やっと楽しくなってきたぞ！！
走行終了後シリンダ―のナットを確認してみる。
・・・やっぱりユルんでるな。スタットボルトが悪いのか、ナットなのか・・・
ホンダのチームライフのトランポからナットを仕入れてくる。もちろんホンダ純正パーツ。
ヤマハ車にホンダ部品・・・組んじゃっていいのかなぁ？
ねじロック剤もつけて様子を見る事にした。
ちなみにピストンは４００キロほど使った代物、デトネもアタリも見られないので交換しない事にする。
ホンダの力をちょこっと拝借した絶頂TZ、ゼッケンや切り文字ステッカーを貼りつけ準備万端〜！！
今晩も高井＠DFRと共に温泉＆みちしおコース。
テレビでは巨人と広島がガチンコ対決！
白黒のユニフォームを着た江藤がでかいのを放っている・・・・当然と言いたげな顔の高井＠DFR。ちくしょ〜めっ！
メニューをチラっとみた高井＠DFRは何のためらいもなく『ホルモンうどん鍋』を注文している。
・・・お？やるジャン。（←何が？）
たんまりと酒類を買いこみピットへご帰還。
広島からイソ、サトル、カマキリのヘルパートリオも到着し宴会の始まり。
今日はワインとカマンベールチーズなんて用意してみたり！？
男爵な宴会ですから、ちょっとハイソな気分でねっ！
カジタヘルパーの、きょ〜さんも加わりMINEの夜は更けて行く・・・
4/29 西日本ロードレース選手権 第１戦
雨の予報の割には明るい空の朝。
モトバスター併催の為、各クラスの車検も朝早くから始まっている。
地方GP開幕戦には１４台のエン・・・いや。イソが離脱したから１３台だな。
準備不足なライダーが何名かエントリーを見合わせているようだ。
いつ雨が降り出すか分からず、タイヤ交換時期を探っている。
予選でも降らないようならザクザクのスリックのままでも良いか。ま、３列目でも順当でしょってな感じ。
ちなみにレインタイヤは七海治郎選手から千円で貰ったもの。１年モノでブロックも健在、めちゃめちゃお買い得！！
モトバスの予選でパラっときたと思ったら一気に本降りフルウエット。
タイヤの交換とサスセット・・・って！？ドライのセットも決まってないのにどうしたものか・・・
とりあえずリアのイニシャルを１回転抜いて、圧を１０段緩めてみた。フロントは圧を３段抜き。
初めてのウエット走行とは言え、昨日NSRのベストを更新できた事で幾分気が楽になってる。
ウォーマーでレインを温めながら、キャブを１ランク絞る。ラジエターにガムテを１枚追加して２枚仕様。
ファイナルは１丁ショート、せっかく新品のスプロケを用意したのになぁ。
GP250予選
コースインが開始されてからウォーマーを外してコースインゲートへ。雨は本降り。
ユックリとコースインして、先ずはタイヤと足回りの感触を確かめる。
しかし水温は急降下、一気に４０度付近へ・・・あちゃ〜失敗した。どうやら２枚のガムテでは少なかったようだ。
ピットインしようかと考えるが、タイヤが冷えるのとテンションが下がりそうなので却下。
単独走行で全体的なペースは分からない。とりあえず自分の許せる範囲で様子を見ておく。
コントロールタワーの掲示板で順位を確認しようとしたが、SPとはスピードが違うのか番号を確認できない。
ピットから５６秒台のボードが出てる。
んー、とりあえずSP並なタイムは出てるようだ。頑張れば５４秒までは出そうだが・・・コケちゃイケナイのでこの辺にしとこう。
（まだ写真撮ってないから！！）
予選結果：５位（１′５６″６２５）
予選トップは驚異的な４９秒台。ちょっとお手上げ〜
続く２番手から４番手は５２秒台。ん〜５４秒は・・と思っていたが皆速いのね。
決勝へ向けマシンのチェック。
ラジエータにはガムテを１枚追加。フロントのイニシャルを１目盛抜いて圧を１段入れる。
ガソリンは９リットル。一番心配なシリンダーのナットを確認してみるがユルんでないようだ。流石ホンダ！？
決勝は１６時から、する事もなくなったのでパドックをうろついたり仮眠をとってみたり・・・
GP250決勝
何時の間にか雨はやんでいる。コースはどうなっているのか？じゅうぶんに暖機してコースイン。
ブレ―キングのラインは乾きつつある。立ちあがりはウエット。ん〜苦手な状況だなぁ・・って言うかレインが勿体無い！
コースの状況から水温が気になる。５番グリッドについた所でサトル君に１枚の半分剥いでもらう。
サトル『全部とれちゃいました！もぅダメです』
カンゴ『ま、まぁええよ。ブン回すから・・・』
うー２枚仕様になってしまった（汗）
カンゴ『フロントのイニシャル絞めるからメガネ貸して』
サトル『工具、全部置いてきちゃいました！』
ま・・・まぁいい。手で掴んで回したら回ったので『１，２，３ハイOK！』
バタバタしてたら１分前ボード。
エンジンを掛け、フラッグマンの指示で波状スタートとなる。スタート練習をしてみたがやっぱ失敗・・・
タイヤと路面を確認しながらやや速いペースで１周。再びグリッドに。
フラッグマン退去・・・レッドシグナル点灯・・・・・・・・・グリーン！！
半クラを当ててフロントをやや浮かしながら加速！
直前に居たポールポジションのマシンはリアをスライドさせスタート失敗の様子。
交わしつつクラッチを繋ぐ！
ボヘ〜〜〜〜
あっちゃ。まだ回転が低かったのか！？
ジタバタしながらも１コーナにトップと並んでアウトから進入〜〜！
イン側から別のマシンが伸びてきたのか２コーナーは２番手。くぅ〜もうイケイケーーーーーー！！
スタートはバッチリ。さぞかしサトル君達も驚いているだろう！なんたって自分でもビックリ。
トップのマシンは・・・山本選手だな。今年からGP参戦組なのに相当な実力のようだ。
徐々に離されながらも２位のまま１周を終える。
んー、トップは逃げてるよな・・・って言うかワシが遅れてるってヤツか。
自分の背後はものすごい渋滞になってるんだろう。。。怖い〜〜！！振り返ったら喰われそうなんで見ない。
進入のラインは乾きつつありハードブレーキ。しかし立ちあがりが濡れていてアクセルを開けられない。
２速３速の高回転もタイヤがスライドする為引っ張れない・・・
黄色と赤のTZに交わされ、いつもの追い下げモード。
便所裏で転倒したのかトップのマシンが横たわっている。しかし再スタートするようだ・・・
周りのペースが上がってきたのかストレートでRSに並ばれ、１コーナーで抜かれた。
しかしペースはコレが精一杯。無理をすると前後がスライドして今にも吹き飛びそう。
水温は６８度、ちょっと高いな・・・ってガムテープ１枚剥がれちゃったのは正解だったようだ。
ファイナルをショートにしたせいでストレートが遅いのかな。
スライドする足周りは・・・何が失敗なんだろう？わからない。
ハーフウエットの路面、レインタイヤのブロック一つ一つが悲鳴を上げているよう・・・くぅーレインタイヤが勿体無い！！
４位のまま残り周回を消化していく・・・しかし確実に背後から迫るマシンが１台。
残り３周・・・くるな、くるな〜〜〜〜
必死に逃げるがファイナルラップに入ったストレートで並ばれあえなく陥落。
テンションとスピードの差は歴然、追いすがることも出来ない。
やや距離を開けられてチェッカー
決勝結果：５位（１′４５″１５５）
上位は４２〜４３秒、途中からペースが上がったようだが付いて行けなかった。
『先行逃げ切れない』ってな毎度のパターンだが、初のGPでは上出来かな。
安く手に入れた旧型マシンでも楽しめるレースが出来る、頑張ればドライでも入賞出来るだろう。
安く、楽しく、ちゃっかり入賞ってな絶頂男爵は今年も健在である。
私のホームページへ
