勝手にＧＰ 第５戦 ＴＳタカタ

2003.12.7     天候:雪曇     紺初雪                

 MDSでの開催が不可能となり、代替に浮上したTSタカタサーキット。ダートラでは全国区だがロードコースの存在を知る者は少ない。
 新設され１〜２年との事で、主に車の走行会や軽自動車の耐久レースなどに使われているようだ。
 車メインのショートコースだけにコース幅も広く延長は１キロ程。弘楽園のカートコースより一回り大きく感じる。
 ストレート、コーナー、勾配、逆バンク・・・、TS（テクニックステージ）タカタの名そのままに奥の深いレイアウトとなっている。
 一見クセのなさそうなコース、差をつけるには詳細を見極める必要があるのか・・・

 今シーズン１番の冷え込みとなった決勝日。初雪を拝みながらの走行準備となった。
 勝手にＧＰinTSタカタはピグ３耐との併催である。もののついでとは言えＭＦＪ承認となった勝手にＧＰ（笑）、エントリー２１台と大盛況。
 ことごとく雨に祟られた練習日、ドライで走行するのは誰もが朝の練習走行が初となる。
 路面温度がカナリ低いが次々とコースイン。やや水溜りが残っておりラインが定まらない。
 オフィシャル側ではタイム計測器が不調のようでざわめいている。

 ３時間耐久前に行われる予選は１０分間でのベストラップ採用方式。
 タイム計測用の発信機の取扱いに気を配って各自コースイン。徐々にコースにも慣れ本気走りもヒートアップ。
 んが、終わってみれば計測不能の車両多数。仕切り直しの最予選。だがしかし・・・これも失敗。
 対策を練ると言う事でひとまず間を空ける事となる。非常事態ではあるが、この２回の模擬予選がかなり練習になったようだ。

 午後になってエントラントからボランティア召集。ストップウォッチ片手に人海戦術となる。
 相変わらず強烈に寒いが、ひとまずコースには慣れたもよう。各自コースイン・・・
 マークした選手に張り付く者、黙々とコンマ１秒を削る者、勢い余ってスリップダウンする者。ゼロから始まった攻略に順位が付けられる。
  

 予選結果が発表されるとすぐさま決勝レースに向けてのコースインとなる。
 ポールはアームズ＠テツ選手。決して軽量級とはいえない体格でありながら、不慣れなコースに適応する力は他を寄せ付けない。
 セカンドはBOBCAT広島とZYZAX＠安村選手。先ほどまで改造APEで３時間耐久レースを激走していたのだが、乗り換えに支障はないようだ。
 サードには功建＠イサオ選手。タカタ用SPミッションの成果か？彼の場合どのセットでも鬼半クラで攻略してしまいそうだがゥ！？
 そして絶頂＠かんご選手。トップ３の顔ぶれに恐縮しながらもマシンに手応えを感じてムフフ状態。ややムッツリ気味である。
 斜め一列に並んだフロントロー、高速の左１コーナーから切り返しのヘアピン２コーナー、ここがスタート直後の勝負所である。

 全車グリッドにつき、フラッグ退去・・・レッドシグナル点灯から・・スタート！！
 やや長めのシグナルにタイミングを逃したイサオ選手が凹む。トップが牽制しあいながら１コーナーからヘアピン。
 ４番手に下がったイサオ選手の半クラが吠える！
 トップは安村選手か、テツ選手が続き早くも3番手以降を引き離しにかかる。
 遅れまいとするイサオ選手は４コーナー進入でカンゴ選手をパス、３番手へ浮上するもトップを捉える程ペースは上がらない。
 イサオ選手に張り付いたカンゴ選手の後ろにＳＵ＠シオアタマ選手が攻めあがってくる。
 スキあらば抜き返そうと企てたカンゴ選手、４コーナー進入で痛恨のブレーキミスからスリップダウン！！戦線離脱・・・しょぼーん。

 さぁこっからどうなった！？周囲を見渡すもトップ集団は遥か彼方！！見えんけー（泣）シオアタマ選手がイサオ選手に張り付いたか。
 ＦＩＲＳＴ＠蔵重選手と絶頂＠サトル選手、ウッドワン＠中上選手、タミヤ＠いまにしぇんがストレートで順位を入れ替えているもよう。
 ってか、予選も好調だったＳＵ＠鍋爺は何処いった！？どこぞのコーナーで転倒し、人知れず復帰したのか！？
 と、マイペースで淡々と走行する功建＠ウズウズ選手発見！マ・・マシンが既に冬眠状態！？お起きろ！来週もレースだぞーーー！！
 

 スタートからテツ選手を交わした安村選手が終始トップをキープした展開。
 追うテツ選手も引き離されはしないが並ぶに至らない。両者ともベストラップは51.7秒であった。
 ポイントランキングは連続優勝で安村選手が抜け出てきたか！？
 次戦はテツ選手地元の柳井であるが・・・安村選手も柳井全盛期を知るベテランである。
 そこに柳井の帝王＠イサオ選手が襲い掛かる。展開次第では大逆転の可能性も！？

 ついに迫った勝手にＧＰ頂上バトル！！
 激戦を制して頂点に立つのは！？ 流川の夜を制圧するのは誰だ！！