勝手にGP 第2戦 IKINA

2003.06.01     天候:晴れ     紺ドライ                


  
  瀬戸内に浮かぶ静かな島、生名島。 ついに勝手にGP上陸である。
  迎えるは勝手にメンバーに馴染みのないイキナサーキット。そしてカラス?!野犬?!ムカデ?!

  さて、更なる参加メンバー、ついに満を持しての登場は安村選手、中国地方のカリスマと謳われる彼の動き
  に要注目!  そしてフレッシュマンから下克上を狙ってHI−GO@SUスポーツ、そしていまにしぇん
  @絶頂がチャレンジ! 

  開催当日に向け各人それぞれ調整に励む。ある者は初日で好タイムを叩き出し、ある者はそのトリッキーな
  コースに苦しむ。そしてまたある者はカラスに食料を奪われ、またある者はみかん畑に突入する事に。。。
  ありえんじゃろ!!

  レース前日、勝手にGPに先駆け台風4号が中国地方を襲う。
  二戦連続のレインコンディション?!しかし幸いにも当日は晴れるとの予報。
  その予報に安心したか、雨中の練習を行う者は皆無である。
  イキナサーキットはただの飲んだくれの溜まり場と化す。
  夜にはディフェンディングチャンプ、イサオ選手が行方不明になる事件が勃発!!
  全員サトルボンゴに乗り込み島中を探す騒ぎに発展。
  サトル『イサオさ〜ん!!』という野生の叫び声が深夜の生名島を虚しく響く。
  もしや海にでも転落したか?!と不安がピークに達したその時、イサオ選手ひょっこり帰還(爆)。
  どうやら近くの畑で電話していた模様である。そしてサトルは予定通りその時の記憶を失っていた。


  一夜明けレース当日。朝はまだ曇り気味ながら路面は乾いている様子。
  続々と地元組、関西遠征組とサーキット入り、ピットは満員御礼!!
  が、いつもの勝手なメンバーが一人見当たらないぞ??
  なんとポイントゲッター中上選手が欠場?! 事前練習でも全く姿を見せずイキナでの走りは謎とされて
  いたのだが。。。 言い訳としては会社にトランポが閉じ込められていたとの事であった(後日弘楽園で
  慣らしをしていた事が判明、ひんしゅくを買うが閉じ込められたのはどうやら事実らしい)。


  このイキナGP、いつも予選タイムは自己申告との事であるが、今回台数の増加と勝手にGP併催との事で
  ルールを変更、スーパーラップ形式となる。 
  更には20台同時決勝は危険であるとの判断のもと、予選の結果でA決勝とB決勝に10台ずつ分け、B決
  勝上位5台がA決勝進出というサバイバルなルールに変更となった。


  十分に取られた練習走行枠であるが、ぶっつけ本番の兼重選手はここで全てを仕上げなければならない様相。
  勝手にGP初参戦のHI−GO選手は気合を入れ過ぎダンロップコーナーでハイサイド転倒!! 早くも洗礼
  を浴びることとなる。 さらにはいまにしぇんのNSRもエンジンから異音?!『ぎゅーーーーん!!』
  稲村選手の診断によるとケースの中に轟@ワンナイが住んでいるそうだ??  


  いつもより長めの練習走行を終え、ついに予選である。
  皆緊張気味に用意をしているが、ただ一人リラックスモードは松下選手。インナースーツ一丁でスポーツ新聞
  を閲覧中!? どうやら勝手にGPの予想より日本ダービーのほうが気になる様子である。

  ウォームアップ一周、タイム計測二周の予選が開始。 やはり速いのは地元勢、着々と予選上位を埋めていく。
  ポイントゲットにはA決勝グリッドを予選で確保しておきたいところである。しかし二周でベストラップを出
  すのはなかなか各人難しい様子、と。。。
  何とシオアタマ選手、ミラクルラップで自己ベスト更新!!A決勝8番手グリットの確保に成功する。
  予選ボーダーは5秒中盤と言ったトコロか。1ミスどころか快心のラップでないと予選通過は厳しい状況である。
  トリを務めるのはテツ選手。彼は前日『オレは1ラップしかせん!!』と宣言していたのだが。。。
  さすがは孤高のロンリーウルフ!! 有言実行1ラップにて予選4番手の好タイムをマーク!!
  ぐぐっと(オトコ)らしさをアピールするも。己のマシンに装着済みの自動計測器で予選通過を確信しての切り上げである。
  シタタカ振りは相変わらずだが、1周アタックでの好タイムはサスガである。
予選結果
Pos No Rider Team Model BestTime Gap
1 8 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '34.22  
2 12 稲村 ミニサイクロンとナプロ NSR '34.43 0.21
3 23 安村 BOBCAT広島とZYZAX NSR '34.74 0.52
4 16 テツ アームズ NSR '34.91 0.69
5 22 松下 T軍団&デレザク総帥 NSR '34.96 0.74
6 6 イサオ 功建 NSR '35.14 0.92
7 27 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '35.16 0.94
8 40 塩頭 マルティ@S・Uスポーツ NSR '35.29 1.07
9 51 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '35.36 1.13
10 25 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '35.49 1.27
11 5 蔵重 TEAM FIRST NSR '35.60 1.38
12 9 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '35.61 1.39
13 14 サトル R’S TAMIYA☆絶頂 NSR '35.71 1.49
14 15 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR '35.79 1.57
15 17 イックー R’S TAMIYA NSR '35.97 1.75
16 32 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '36.09 1.87
17 7 ウズウズ 功建 NSR '36.37 2.15
18 2 兼重 アームズ NSR '36.78 2.56
19 13 いまにしぇん R’S TAMIYA☆絶頂ロンシャン NSR '36.79 2.57
20 21 HI!GO!! S・Uスポーツ NSR '37.02 2.80




  B決勝までのインターバルがランチタイムである。ここイキナではオーナー自慢のカレーが名物メニュー。
  1コイン食べ放題と言う決勝前にしては悩ましい御もてなし。。。もちろん頂く。

  左から、イキナ厨房、生名特製カレー、生本特製カレー。カラスも見向きしない似て非なる悲しい現実である。
          

  お昼のカレーの後はB決勝スタート。 A決勝進出&ポイントゲットの為には5位以内は絶対である。
  しかしながらB決勝には勝手にGPメンバーが8人を占める。最低でも3人は脱落してしまうノダ!!

  B決勝は10周。A決勝は15周であるから勝ち上がると計25周するハメ(笑)になってしまう。
  B決勝にまわってしまったイックー『5周でええじゃろ〜全部で25周なんてありえんけぇ〜』なんて珍し
  く嘆き節。それを聞いた稲村選手、『いけるいける、大丈夫よ〜』なんてお気楽な返答。。。あれ???
  得意なコースはどうやら強気のようだ。


  抜きどころの少ない(というかほぼない)イキナサーキット、スタートが重要な鍵となる。

  日章旗が振り下ろされB決勝スタート!!
  ポールから好スタートを決めた蔵重選手を先頭に2番手のイン取り合戦。
  後方では例によって兼重選手がウイリーしながらジタバタ中。 ウズウズ選手は行き場を失い浮上ならず。
  その間隙を縫って好スタートを決めたいまにしぇんが一気に3台抜きに成功!
  が、3コーナーで兼重選手に肉弾戦を挑まれ応戦する間もなくコース外にれっつらごー!!
  転倒こそなかったもののこれにてドベ決定! エキスパートは恐ろしいところじゃけー!!
  レースは蔵重選手を先頭にカンゴ、サトル、イクモトが続く。ウズウズ、兼重、HI-GOは5番手に届くのか!?
B決勝結果
Pos No Rider Team Model BestTime Gap
1 5 蔵重 TEAM FIRST NSR - -
2 15 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR - -
3 14 サトル R’S TAMIYA☆絶頂 NSR - -
4 9 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR - -
5 17 イックー R’S TAMIYA NSR - -
6 7 ウズウズ 功建 NSR - -
7 2 兼重 アームズ NSR - -
8 21 HI!GO!! S・Uスポーツ NSR - -
9 13 いまにしぇん R’S TAMIYA☆絶頂ロンシャン NSR - -
10 32 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR - -




  B決勝上位、蔵重選手、カンゴ、サトル、イックーの順でA決勝進出決定となった。 

  予選落ちの4人が指と缶ビールをくわえて見守る中A決勝スタートである。
  ズラリと並んだ15台のマシン、のはずが何故か1台足りない??
  なんと松下選手のエンジンが始動しない様子。さてはダービーに気をとられ過ぎたか?!
  スタートディレイで何とかグリッドに辿り着いた松下選手。 何やら波乱の予感である。。。

  あらためてのウォームアップランの後、日章旗が振られてスタート!!

  スタートで飛び出したのは稲村選手、続いて安村選手と予想通り地元勢である。
  大混乱が予想された1周目の2、3コーナーであるが各車もつれ合いながらも無事クリア。
  早くも縦長の展開となる。

  第二集団にはテツ選手、イサオ選手、松下選手、少し離れてジャンプアップ成功の蔵重選手と続く。

  が、レース序盤の3コーナー立ち上がりで松下選手が転倒!!
  接触したイサオ選手はやや遅れを取る事となり、テツ選手が3番手争いから抜け出す。
  蔵重選手も間隙をついてイサオ選手の前に出ることに成功!


  後方ではシオアタマ、カンゴ、サトル、イックーとここは集団での一触即発状態。
  ヌキたい一心のサトルが我慢の限界・・・ミサイル発射!!カンゴのインを貫き切り返し様にシオアタマも交わす。
  ハイペースな展開で転倒車両もチラホラ。

  レース中盤、先頭は変わらず稲村選手、続くは安村選手。
  戦前から本命視されていた両選手であるが、安村選手は仕掛けきれない模様で、両者等間隔で周回を消化。

  テツ選手は単独3番手、離れて蔵重選手、イサオ選手と若干距離をおいての走行となる。
  転倒で後退した松下選手は追い上げを図るものの4コーナー進入で痛恨のスリップダウン!!
  これで上位進出は絶望的になった松下選手であるがポイント獲得を目指し再スタートを切る。
  どうやら今日は厄日だったようだ。買っていた馬券がどうだったか気になるところである。

  後方集団を引っ張ってきたのは好調シオアタマ選手であるがオーバーペースにサスペンションが悲鳴を上げる。
  各コーナーのラインが定まらず挙動不振ながらも気合でねじ伏せる力走。

  その後は大きな動きなくチェッカー!!
  稲村選手、参戦二戦目にして勝手にGP初優勝、さすがに今回は強気だっただけはある?!
  続いて初参戦の安村選手。終始稲村選手を追い続けるものの詰め切れなかった様子。
  三番手にはテツ選手。ここでの表彰台GETは今後のシリーズランキングに優位に働くであろう。
決勝結果 
Pos No Rider Team Model Lap RaceTime Gap BestTime
1 12 稲村 ミニサイクロンとナプロ NSR 15 -   -
2 23 安村 BOBCAT広島とZYZAX NSR 15 - - -
3 16 テツ アームズ NSR 15 - - -
4 51 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 15 - - -
5 9 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 15 - - -
6 5 蔵重 TEAM FIRST NSR 15 - - -
7 6 イサオ 功建 NSR 15 - - -
8 8 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 15 - - -
9 14 サトル R’S TAMIYA☆絶頂 NSR 15 - - -
10 40 塩頭 マルティ@S・Uスポーツ NSR 15 - - -
11 15 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR 15 - - -
12 17 イックー R’S TAMIYA NSR 15 - - -
13 22 松下 T軍団&デレザク総帥 NSR 15 - - -
14 25 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 15 - - -
R 27 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR - - - -

稲村:オレのインナー姿は
瀬戸内海イチオシよ〜ん♪

安村:ちっ・・・
エンジンのせいじゃ

テツ:あんたら異常じゃ
どこ走りよん?




  勝手にGP初開催のイキナサーキットであったが史上最多の参加台数を記録。
  大変盛り上がったレースとなった。オーナーはじめ関係の方々に感謝である。

  バニング仕様の兼重選手。大型バンパー装着で御満悦、フルエアロを夢見る・・・の図。

          

  さて、第三戦はナチュラサーキット、今まで出場しなかったナチュラホームの選手の存在もあり、またまた
  勢力図が変わってきそうだ。
  しかし長い長い梅雨、その後のまるち全国大会を控え約二ヶ月のインターバルとなる。
  果たして確変を起こす選手は現れるか?!お楽しみは9月14日である。

ポイントランキング
Pos Rider Team 弘楽園 イキナ ナチュラ MINE MDS 柳井 Point
1 イサオ 功建 25 9         34
2 稲村 ミニサイクロンとナプロ 7 25         32
3 テツ アームズ 16 16         32
3 松下 T軍団&デレザク総帥 20 3         23
4 安村 BOBCAT広島とZYZAX - 20         20
5 サトル R’S TAMIYA☆絶頂 13 7         20
6 蔵重 - 10

10

        20
7 塩頭 マルティ@S・Uスポーツ 11 6         17
8 イックー R’S TAMIYA 9 4         13
9 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 6 5         11
10 中上 ウッドワン二輪同好会 8 -         8
11 ウズウズ 功建 R D         0
12 兼重 アームズ R D         0
13 いまにしぇん R’S TAMIYA☆絶頂ロンシャン - D         0
14 Hi-Go S.Uスポーツ - D         0
- 福永 BOBCAT広島とZYZAX - -         0
- ラガー森本 S.Uスポーツ - -         0
- 鍋爺 S.Uスポーツ - -         0
- 酒井 AYRS - -         0
- 脇本 CRAZY BOMBER’S - -         0