勝手にGP 第7戦 柳井

2002.12.1     天候:FINE     コース抄DRY                 

  
  ついに勝手にGP最終戦〜舞台は柳井。チャンピオン争いは樋口選手イサオ選手の一騎打ちとなった。
 非公認ながら『柳井のエース』を勝手に名乗るだけあって、地元柳井で圧倒的速さを誇るイサオ選手が有利か!?
 4ポイント差で首位に立つ樋口選手は金曜日から柳井入り!!一発の速さでは36秒台に入れるほどに。マシンのセットと集中力がカギとなる。
 勝手にGP+αで10台、総勢15台でシリーズの最終戦を迎える。
 と、まいどのα選手→『柳井のウッシー』過去数年間柳井の王者として君臨し『目を瞑っても走れる』と言わしめる伝説の珍獣である。
 保安部品のみ取り外したような『やる気の無いマシン』でGP連中を喰ってやろうと悪魔にも似た不適な笑みで遠征組みを待ち受ける。
 お久しぶりの登場はマルちゃんこと丸山選手。腹に溜めた皮下脂肪は耐久レース対策か!?しかし今回はスプリント、イサオ選手の援護ができるのか!?
 トップクラスの実力を持ちながら轟沈&撃沈を繰り返す暴走紳士@兼重、朝から姿が見えないと思ったら昨夜は夜勤だったようだ。
 練習走行開始直後に柳井入り、ツナギ姿で車を運転してくる早業は既に暴走気味である!!大丈夫か!?

  レースはタイムアタック→予選レース(15Lap)→決勝レース(25Lap)となり、昨夜に降った雨の影響が少し残るコース状況でタイムアタックから始まる。
 トップバッターのイサオ選手は悪路ながら地元の利があるのか39秒台をマーク。このタイムが速いのか遅いのか・・・まだ解らない。
 引き続き柳井勢から広島勢まで計測するも誰一人40秒を切る事ができない。
 誰よりもロングなファイナル設定で各コースを走る樋口選手も濡れた路面には不向きか?平凡なタイムにてタイムアタック終了。
 上位を柳井勢が占める中、サトル選手が4位と大健闘である・・・イケテるのか!?

タイムアタック結果
Pos No Rider Team Model BestTime Gap
1 1 イサオ 功建 NSR '39.172  
2 6 テツ アームズ NSR '40.774 1.602
3 9 兼重 アームズ NSR '41.157 1.985
4 8 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 NSR '41.158 1.986
5 10 丸山 アームズ NSR '41.474 2.302
6 13 ウッシー 功建 NSR '41.490 2.318
7 14 イクモト R’S TAMIYAと快楽 NSR '41.629 2.457
8 15 樋口  勝也 STRAY DOG NSR '42.039 2.867
9 7 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '42.678 3.506
10 16 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR '42.689 3.517
11 11 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '42.870 3.698
12 5 中上 JUKENレーシング NSR '43.283 4.111
13 12 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '43.589 4.417
14 17 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '46.439 7.267
15 18 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR '46.971 7.799



  15周の予選レース。決勝のグリッドを決めるレースではあるがこのレースの展開がそのまま決勝へと繋がるのである。
 対戦する事になるライバル達の仕上がりを見つつ全力で挑む。1つでも決勝グリッドを上げておきたい。
 スターターの日章旗が振り上げられてスタート!!

 全車1コーナーになだれ込むがソコはイキナリのデンジャラスゾーン!波打つ路面と接触当たり前のライン取りにヒートアップ!!
 2コーナー目掛けて誰も譲らない!先頭グループはイサオ・テツ・樋口選手の面々か!?
 まず、乾ききらない路面の餌食となったのはウッシー、リアからマクレて星となる・・・やはり目を瞑っていたのだろうか!?
 トップ集団に続くのは丸山・兼重選手の肉弾コンビ。そこへサトル・イクモト選手の爆弾コンビが襲い掛かる。男爵はその後ろで傍観。
 
 トップはイサオ選手の独走態勢か。2位3位に続き目まぐるしく順位を入れ替えるのは4位争いの4台。
 しかし、いつもなら爆発必至のイクモト選手、今日は導火線が湿っているようだ。堅実な走りで危なげない。暴発による修理費用で火力半減。
 男爵の後方からは中上選手がインを突く素振りを見せる。んが、男爵の長身がラインを塞ぎタイミングが取れないままチェッカー!

予選結果 (タイム計測はありません)
Pos No Rider Team Model BestTime Gap
1 1 イサオ 功建 NSR    
2 6 テツ アームズ NSR    
3 15 樋口  勝也 STRAY DOG NSR    
4 9 兼重 アームズ NSR    
5 10 丸山 アームズ NSR    
6 8 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 NSR    
7 14 イクモト R’S TAMIYAと快楽 NSR    
8 16 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR    
9 5 中上 JUKENレーシング NSR    
10 11 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR    
11 12 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR    
12 17 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR    
13 13 ウッシー 功建 NSR    
14 8 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR    
15 7 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR    



 決勝グリッドは確定した。んが、余韻に浸っている時間はない!すぐさま決勝レースの準備に取り掛かるイサオ選手樋口選手。
 昨日皮剥きを行った決勝レース用タイヤに履き替えている。いよいよ2人のマッチレースに決着がつこうとしている。
 そして優勝戦線から離脱しながらも最終戦の舞台を賑わせる勝手にGPの面々がグリッドに集結する!

 予選レースを独走で逃げ切ったイサオ選手、混戦を抜けて好位置に戻してきた樋口選手。スタートで捕える事ができるか!?
 15台が見つめる日章旗が揚げられ今スタート!!
 一斉に加速し横に並ぶ他車を威嚇しながら1コーナーへ侵入。インからアウトからまさに混戦!!
 2コーナーのライン取りでポジションが確定してくる。トップはやはりイサオ選手!!テツ・樋口選手が間髪入れずに追いかける。
 丸山・兼重・サトル選手が続き男爵・イクモト選手、そして後方から中上・ウッシーを交えて順位を目まぐるしく変える大集団となった。
 
 レース中盤、やや後続を離しながらトップのイサオ選手。追う樋口選手が力を振り絞る!が・・・3コーナーで痛恨の転倒!!
 コースへ復帰するも、もはや優勝争いに決着がついたか!?しかし果敢に攻めつづける。
 大集団となった3位争いは毎周順位を入れ替える様相、しかしスルスルと交わしてきたのはウッシー!?
 百戦錬磨の悟りの境地!!モーゼの奇跡の如く道を切り開く!!さぁその道に惑わされた暴走紳士@兼重、3コーナーの魔物に喰われて轟沈!!
 復帰するも手負いの暴走紳士、もはや誰にも止める事はできない!レース終盤にかけて怒涛の追い上げ。
 3位集団最後尾の男爵を捕えて更にヒートアップ!!!・・・もここまで(笑)夜勤明けのスタミナは限りなくゼロ!?2コーナーで撃沈・・・
 トップを快走するイサオ選手、少し距離を開けてテツ選手、集団を制したウッシー・・・はオマケメンバーだから丸山選手が3番手でチェッカ〜!!
決勝結果 (タイム計測はありません)
Pos No Rider Team Model Lap RaceTime Gap BestTime
1 1 イサオ 功建 NSR 25      
2 6 テツ アームズ NSR        
3 13 ウッシー 功建 NSR        
4 10 丸山 アームズ NSR        
5 5 中上 JUKENレーシング NSR        
6 14 イクモト R’S TAMIYAと快楽 NSR        
7 8 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 NSR        
8 16 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR        
9 11 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR        
10 15 樋口  勝也 STRAY DOG NSR        
11 9 兼重 アームズ NSR        
12 7 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR        
13 17 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR        
14 18 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR        
15 12 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR        

よっしゃ〜!柳井のエースは
勝手にエースじゃぁ!!

テツ:そりゃええがイサオ・・・
勝手にエースって響き・・どうなん?

丸山:おぉ〜オレ3番目!?
みてみて、インナーもピチピチじゃけぇ



  最終戦まで縺れこんだ勝手にGPチャンピオン争い!!樋口選手がトップで最終戦を迎えるも追い上げるイサオ選手のホームコースであった。
 柳井で圧倒的速さを誇るイサオ選手と同等のタイムまで練習走行で詰める事ができたが、実戦となると厳しかったか。
 先行を許した焦りからか痛恨の転倒、果敢に攻めたゆえの結果なら致し方ないか、レース後もやり遂げた爽やかな笑顔であった。
 完全勝利で優勝をもぎ取ったイサオ選手。当初は重戦車の異名が物語る規格外の体重、シーズン途中の過酷な減量にてシルエットはまるで別人!!
 スピードに磨きが掛かった走りで他を圧倒してきた。勝手にGP元年のチャンピオンに輝くも難航不落のナチュラ。そしてロードコースでの勝利が残る。
 また新たなシーズンを迎えた時、今年脇役と化してしまった面々が再び立ち上がる。そう、終わりと共に次なる戦いの始まりでもあるのだ!!

 2002年の激闘を称え、ここに刻まれるチャンピオンの証し・・・
最終結果
Pos Rider Team 弘楽園 柳井 ナチュラ ナチュラ MINE 弘楽園 柳井 Point
1 イサオ 功建 16 25 10 20 8 25 25 129
2 樋口 勝也 STRAY DOG 11 20 25 25 7 20 6 114
3 テツ アームズ 9 R 20 9 16 10 20 84
4 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 8 9 13 11 9 9 8 67
5 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 7 10 16 13 4 7 9 66
6 中上 JUKENレーシング 2 11 11 10 13 6 11 64
7 きょ〜 広島カジタレーシング&AZ R 16 7 16 20 - - 59
8 イクモト R’S TAMIYAと絶頂満吉 10 13 9 8 R R 10 50
9 伊達  克磨 チームMISOJI 20 - - - - 16 - 36
10 兼重 アームズ 6 7 - - - 8 5 26
11 丸山 アームズ - - 6 - - - 13 19
12 かどちん KZR R - - - - 13 - 13
13 SUK3 S.Uスポーツ - - - - 11 - - 11
14 鍋奉行!山崎 S.Uスポーツ - - - - 6 - - 6
15 キタガワ 絶頂R☆dely 4 - - - - R - 4
16 SUラガー@森本 S.Uスポーツ&乾杯ラガー! 3 - - - 0 - - 3
17 脇本 CRAZY BOMBER’S - - - - 2 - - 2
- 打越 木戸クラブ徳山 R - - - - - - 0