勝手にGP 第5戦 MINE

2002.10.13     天候:FINE     紺DRY                 

  
  第5戦の舞台は本格ロードコースのMINEサーキットで開催、他のカートコースとはまったく違うレイアウトとなっている。
  アップダウンと超ロングストレートはマシンの仕様が大きな戦力差となり、レギュでミッション変更が認められる為各個人様々な仕様が存在する。
  傾向として、ミニバイク規格外な大柄なライダー達がクロスミッションを使用し、ジャストサイズなライダーはエンジンメンテナンスを重視するようだ。
  お馴染みのピグ耐久用エンジンで出走する男爵はファイナル調整を済ませ自己ベスト更新と順調な滑り出し。
  サトルは新エンジンを投入するも、まったく伸びがなく意気消沈である。(練習後、キャブのチョークを引いたままだった事に気付く)
  ポイントランキングトップの樋口選手、慣れない手つきで自ら組んだエンジンに整備ミス発覚、大きく出遅れてしまう。
  追うイサオ選手は徐々にセッティングを煮詰めるも、ミッショントラブルに見舞われスペアエンジンでの決勝を余儀なくされてしまう。
  MINEで最強を誇るきょ〜選手はエンジンを温存しつつ余裕の構えか!?
  エントリー台数29台、うち勝手にGPメンバー12名。明朝の降水確率が急上昇する中、すでに勝負は始まっているかのような前夜祭が火を噴く!!

  夜半に降った雨が小康状態のまま朝を迎える。路面状況が微妙であったが予選前に再び降雨となりウエット仕様に変更するライダーも・・・
  ウォーマーにてタイヤを極限にまで温め、コースイン1〜2でタイムを出す作戦に出たサトル選手、1周目第2ヘアピンでイキナリのハイサイド!?
  まったく・・・加減というものを知らないのか?予想通りの作戦失敗である。
  そして鍋奉行としては達人の山崎選手、まったく吹けないエンジンに苦戦気味。んが、なんと原因はサトル同様にチョーク!!鍋は逸品でもボケは三流である。
  一周3.3キロのコースは28台のマシンが走っても余裕たっぷり、クリアラップで各マシンがタイムを削って行く。
  が、イサオ選手男爵に頭を押さえられる形になってしまったか。自力にて前へ出るも直後に予選終了のチェッカーが振られてしまう。
  チェッカーを受けながらも一向にスピードを緩めようとしないイサオ選手・・・やば!怒ってたらどうしよう(笑)

予選結果
Pos No Rider Team Model BestTime Gap
1 20 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'21.836 84.546km/h
2 14 きょ〜 広島カジタレーシング&AZ NSR 2'25.199 3.363
3 23 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'25.787 3.951
4 21 テツ アームズ NSR 2'25.844 4.008
5 18 イサオ 木戸クラブ徳山&功健 NSR 2'26.238 4.402
6 1 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'26.561 4.725
7 4 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR 2'26.795 4.959
8 11 SUK3 S・Uスポーツ NSR 2'27.114 5.278
9 19 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'27.986 6.150
10 16 中上 ウッドストック・ウッドワン☆R NSR 2'28.614 6.778
11 28 SUラガー@森本 S・Uスポーツ&リベンジ〜!? NSR 2'28.696 6.860
12 40 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'29.812 7.976
13 7 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 NSR 2'30.154 8.318
14 6 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'30.200 8.364
15 22 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'30.348 8.512
16 2 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'30.785 8.949
17 10 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'31.630 9.794
18 3 脇本 CRAZY★BOMBER'S&香月 NSR 2'31.774 9.938
19 5 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'33.173 11.337
20 26 鍋奉行!山崎 S・Uスポーツ NSR 2'34.065 12.229
21 12 イクモト R’S TAMIYAと絶頂満吉 NSR 2'34.414 12.578
22 27 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'35.026 13.190
23 15 樋口  勝也 STRAY DOG NSR 2'35.531 13.695
24 17 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'36.135 14.299
25 9 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ TZM 2'42.704 20.868
26 8 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ TZM 2'42.718 20.882
27 13 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'48.979 27.143
28 24 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2'57.659 35.823



  雨が上がって日が差し始めた路面はドライコンディションへと変わっていた。ウエットの予選で大きく順位を落とした面々も再起できるか!?
  グリッドに並ぶ28台のマシン、本コースのグリッドで横4台縦7列ともなるとフロントローとはカナリの距離差である。
  全車グリッドに付くもナカナカ退去しないレッドフラッグ!?(どうやらコントロールタワーのシグナルにトラブルのようだ)
  やっとこさフラッグが退去しタワーを睨み付ける・・・と日章旗!?そしてオーバーアクションに振り下ろされた!!
  中には戸惑ったライダーも居るかも知れないが1コーナーめがけて全車スタート!!
  1コーナーから2コーナー、既に1台のマシンが抜け出している。離されながらも追うように勝手にGPのテツ、きょ〜、男爵、中上が続く。
  インフィールドで激しく順位を入れ替えポジションを上げるも、先行したマシンはストレートにてスリップストリームの餌食!またしても順位を入れ替える。

  序盤、第2ヘアピン手前で3台抜きを敢行したイクモトは『やっぱ無理かぁ〜!』と頭を抱えながらマシンと共に宙に舞う。
  2コーナーではラガー森本が転倒→復帰するも大きく出遅れた模様。
  最短距離を行こうとする1コーナー立ち上がりと一番タイトな2コーナー進入のライン。複数台が並走してラインを失う事もしばしば。
  んが、容赦の無い中上選手はイン側を確保しつつ左腕を突き出しながら横に居るマシンを押し退けるのである!!
  ・・・とはた目には見えるのだが、実際はイン側に押されてグラベルに落ちるのを必至に堪えているそうだ。ホントに落ちそうな所が見る者の涙を誘う。

  徐々に先頭に離されながらもきょ〜・テツ選手を含む4台、つづいて男爵、SUK3、中上選手を含む4台。それぞれ順位を入れ替えながらバトルが展開。
  スタートで4速発進と、ありえない失態を演じて最後尾まで落ちてしまったイサオ選手は怒涛の追い上げから樋口選手を捕えたようだ。
  その後ろで山崎選手サトル選手のバトル、これはお約束であろうか!?
  と、上位4台の中から1台また1台と転倒離脱し2位争いはきょ〜・テツ選手となる。
  
  そしてファイナルラップ、4位争いの4台が最終コーナーからストレート勝負に出る!
  集団の先頭を行く選手の絶妙なスリップ外しに翻弄され男爵が失速、そこへ2台のスリップを使って後方から中上・SUK3が飛び出す!!
  終始続いた4台のバトルは最後のストレート勝負で決着がついた。敗者の男爵のみ入賞を逃してしまう。その差1000分の3秒・・・
  2位争いの決着は4位争いから10秒先行してきょ〜選手が制する。3位にテツ選手
決勝結果
Pos No Rider Team Model Lap RaceTime Gap BestTime
1 20 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 20'30.236 97.474km/h 2'01.427
2 14 きょ〜 広島カジタレーシング&AZ NSR 10 20'42.822 12.586 2'02.221
3 21 テツ アームズ NSR 10 20'43.677 13.441 2'02.150
4 16 中上 ウッドストック・ウッドワン☆R NSR 10 20'52.310 22.074 2'02.512
5 11 SUK3 S・Uスポーツ NSR 10 20'52.409 22.173 2'02.009
6 23 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 20'52.533 22.297 2'02.590
7 4 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 NSR 10 20'52.536 22.300 2'02.603
8 18 イサオ 木戸クラブ徳山&功健 NSR 10 21'07.709 37.473 2'04.523
9 15 樋口  勝也 STRAY DOG NSR 10 21'07.881 37.645 2'03.786
10 26 鍋奉行!山崎 S・Uスポーツ NSR 10 21'08.556 38.320 2'03.747
11 40 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 21'08.579 38.343 2'04.210
12 7 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 NSR 10 20'08.715 38.479 2'04.536
13 2 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 21'28.517 58.281 2'06.147
14 3 脇本 CRAZY★BOMBER'S&香月 NSR 10 21'28.929 58.693 2'05.242
15 22 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 21'29.943 59.707 2'07.219
16 10 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 21'31.950 1'01.714 2'07.566
17 6 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 21'49.634 1'19.398 2'09.032
18 17 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 21'59.411 1'29.175 2'08.857
19 13 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 22'03.266 1'33.030 2'09.087
20 24 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 22'09.707 1'39.471 2'10.013
21 8 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ TZM 10 22'09.821 1'39.585 2'09.927
22 28 SUラガー@森本 S・Uスポーツ&リベンジ〜!? NSR 10 22'22.754 1'52.518 2'06.238
23 5 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 10 22'36.865 2'06.629 2'12.377
24 1 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 8 16'35.957 2laps 2'02.340
R 19 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 6 12'33.092 4laps 2'01.834
R 27 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ NSR 2 4'41.594 8laps 2'13.404
R 12 イクモト R’S TAMIYAと快楽満太郎 NSR 0      
R 9 ‥‥‥‥‥‥ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ TZM 0      



  シリーズを先行する樋口・イサオ選手を押さえ、後半戦に勢いを増してきたきょ〜・テツ選手が上位チェッカー!遅ればせながらランキング上位進出!!
  しかし、直前のマシントラブルに見舞われながらも手堅くポイントを死守するイサオ・樋口選手。ポイント上は2人のマッチレースか!?
  残す2戦は弘楽園と柳井、地元を残した追う選手が有利か!?逃げ切りには勝つしかない樋口選手。勝手にGP初代チャンピオンは未だ見えず!!

ポイントランキング
Pos Rider Team 弘楽園 柳井 ナチュラ ナチュラ MINE 弘楽園 柳井 Point
1 樋口  勝也 STRAY DOG 11 20 25 25 7     88
2 イサオ 功建 16 25 10 20 8     79
3 きょ〜 広島カジタレーシング&AZ R 16 7 16 20     59
4 テツ アームズ 9 R 20 9 16     54
5 サトル R’S TAMIYA☆絶頂職人 7 10 16 13 4     50
6 かんご R’S TAMIYA☆絶頂男爵 8 9 13 11 9     50
7 中上 JUKENレーシング 2 11 11 10 13     47
8 イクモト R’S TAMIYAと絶頂満吉 10 13 9 8 R     40
9 伊達  克磨 チームMISOJI 20 - - - -     20
10 兼重 アームズ 6 7 - - -     13
11 SUK3 S.Uスポーツ - - - - 11     11
12 丸山 アームズ - - 6 - -     6
13 鍋奉行!山崎 S.Uスポーツ - - - - 6     6
14 キタガワ 絶頂R☆dely 4 - - - -     4
15 SUラガー@森本 S.Uスポーツ&乾杯ラガー! 3 - - - 0     3
16 脇本 CRAZY BOMBER’S - - - - 2     2
- かどちん KZR R - - - -     0
- 打越 木戸クラブ徳山 R - - - -     0