絶頂野郎の活動報告


2004/5/1 DE耐 ツインリンクモテギ:☆☆
おきろ!

苦しそうに寝てみるマシン整備は深夜におよび出発時刻は午前1時を過ぎていた。職場の飲み会だったシェンは酔っ払いの雄叫びをあげて音信不通となる。自宅へ迎えに行くも行方不明。会社の駐車場に止めたハイエースで寝込んでいるのをやっとこ発見。叩き起こして自宅へ搬送、荷物と共にトランポに放り込んで茂木を目指して動き出したのは午前3時となりました・・・。滋賀のパーキングで5時半に待ち合わせをしているのにだ。絶対間に合わない。どぼん。

琵琶湖

とっくに夜明けもちろん待ち合わせの時間には間に合わなかった。待ち合わせのお相手はヘルメットのペイントを依頼していた方。デザインはテキトーに依頼していたのだがカッコ良くできてたのでニンマリ。オリジナルってのは嬉しいもんだ。ありがとうございます。夜通し運転してきたカンゴとシオは琵琶湖を眺めながらビールで乾杯。ここから先はカキオさんの運転となる。シェンは荷物と共に寝込んだままだ・・・

山脈

雪山に興奮のシオ長野付近に入ると左右の山々には当たり前のように雪が。あまりの絶景にトランポ内は大騒ぎ。こんな景色が毎日普通に眺められるのが羨ましい。旅気分満点で浮かれすぎたかサービスエリアにデジカメを忘れてしまいドボン。届け出があったようでドタバタと回収成功。よかった。雪がある時間もある。とりあえず雪山の温泉経由で行きますか!!シェンはまだ起きない

露天風呂

志賀高原高天ヶ原志賀高原を抜けて草津へと。そんな経路を思い浮かべながら高原への山道を登っているとボードやスキー板を積んだ車とすれ違う。ん?まだゲレンデは営業しているのか??まったくその通りでゲレンデ一面真っ白!少し滑りましょうと言うシオはボードを持ってきていない事を悔やんでいる。ゴールデンウイークにスキーが出来るなんてねぇ。ゲレンデ横の露天風呂を堪能しながらカンゴとシオはビールで乾杯。温泉で少し気分が良くなったか、ここからはシェンの運転となる。サルとカモシカに遭遇しながら草津温泉へと。強烈な硫黄と噴出す蒸気。道路の両側にそそり立つ雪の壁に季節感は混乱気味。すごいよナガノ!

ツインリンクもてぎ

モンキーR徹夜明けのカンゴとシオはダウン。寝てる間にサーキット近くの道の駅へ到着したようだ。到着時刻は午後11時。到着の乾杯の気力もなくそのまま朝までオヤスミ。朝5時にゲートオープン。手続きやマシンの準備&整備をしながら午後の練習走行を待つ。他のエントラントも多数居て全て4ストマシン。その数も凄いがタイヤとキャブ&マフラーを交換した小改造が大多数。希少マシンの改造が居たりベースマシンが解らない位の大改造マシンも居たり。もちろん我がモンキーRは後者である。燃費対策に持ったきたVM26のキャブがイマイチ。こまった・・・PWK28では燃料が足らない。

コース

どうする燃費PWKでの低燃費走行を余儀なくされる。マシンのポテンシャルを半分も発揮できないだろう。なんとも悔しい展開が予想される。回転数を押さえながらの走行で2分50〜55秒程のペースとなり50分走行10分給油。これでも優勝に絡める計算。ならばコレで頑張るしかない。初めて走るモテギのコースはイジワルな印象。右右、左左な複合が多く1つ目がキツい個所のラインが特に掴みにくい。登りから下るバックストレートの下り勾配は未体験の急勾配。直後の90度コーナーへ飛び込むのが怖いくらいだ。このコースを250のレーサーやビックバイクで攻めるライダーの気が知れない。

もてぎの夜

閑散近くの焼肉屋は満席だった。次なる候補の居酒屋はショボンなメニューに一同沈黙。どうにも選べないのでお任せでお願いした。んが、これが結構美味しい料理を出してくるのだ。それをメニューに書かない理由を聞きたい。食後は近くの温泉施設へ。カンゴとシオは疲れが溜まったか移動中に寝入ってしまった。汗臭いまま朝まで過ごすこととなる。トランポで5人も寝るのにだ。風邪引きの3人が咳き込むトランポ。騒がしい夜が更けていく。

スタート直後

ドライカーボンが117台が3段階に別れてスタート。7時間の長丁場だ。給油の混雑を回避するために変則ピットインの作戦も練った。とりあえずは落ち着いてペースを掴むのが第1ライダーであるカンゴの使命。だがしかし・・・波乱はスタート直後の3コーナーで訪れた。先を急ぐ1台のマシンが行き場を失ってイン側のゼブラに乗り上げた。なにをそんなに急ぐのか。ほら案の定フロントを流してコケてやがる。落ち着けよまったく…って思うカンゴのマシンめがけて滑ってくる転倒車。イン側から数外巻き込んでなお勢いは衰えない。そう、やばいと思った瞬間にモンキーRも宙を舞うことになる。コース上に投げ出されたカンゴはヘルメットを削る音に涙目。グラベルまで滑走したマシンを起こしてみたがクラッチレバーとステップのカーボンパネル損傷。再スタートは不可能だ。そして優勝の夢も消えた。

再スタート

給油風景45分もかかってマシンを修復。大きくロスしていきなり優勝圏外へ。時間をロスした事で燃費に関しては余裕ができた。それは我慢の燃費走行から少し解き放たれたことになる。各自少しだけ回転を上げて走れる事となった。なかなかコースには慣れないが他車に抜かれる事は皆無。給油中にモトチャンプの取材を受けつつ長い長い耐久レースは続く。

世界チャンピオンと

ガス欠だってさDE耐には有名どころのライダーも参加している。この日は坂田選手も走っていた。ちょっとミーハーなシオはペースを上げて坂田選手を猛追する。マシン差があれどなかなか追いつくものではない。んが、坂田選手のマシンはガス欠らしく大幅にペースダウン。シオはバックストレートで交わすことに成功!世界チャンピオンをまくったのだ。凄いね。

6時間半経過して

マシンを押してチェッカー上位進出は出来なかったが速いペースでのレース展開となった。最終ライダーを選択したカンゴは数々の苦労をかみ締めながらチェッカーを受けるつもりでいた。シェンが稼いでくれたガソリンを使ってファステストラップを狙っていた。残り30分、いよいよ最後のラストスパートだ。ストレートを駆け抜けい1コーナーを旋回したマシンは突如フルロック!!炸裂音と共に白煙を上げた。まさに華々しく散る瞬間だった。ケースを突き破ったコンロッド。ドナドナに乗せられピットへ帰還。スペアエンジンもあったが残り時間が少ないので手押しによるチェッカーを受け7時間の激闘を終えた。結果は86番手の24位。

チャレンジ

皆で初の関東遠征。もてぎまで20時間近くかかった。往復7万円の交通費。それでも年1回のお祭りならいいじゃない。行きと帰りで40時間。レースはたった7時間。マシンは壊れたけど。勝てなかったけど。凄い面白かった。来年もきっとチャレンジする。


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